
当記事では楽天モバイルから乗り換え先におすすめのSIMを4つに厳選して紹介しています。
4つはそれぞれ以下のタイプの人に合うように選びました。
- 通話料を安くしたい人
- 低・中容量使う人(20GBくらい)
- 動画・音楽でガッツリ使う人
- 楽天モバイルの電波・エリアに不満がある人
第4のキャリアとして孤軍奮闘してる楽天モバイルですが、電波・エリアはまだまだ大手3キャリアには及びません。都会でも圏外になることがあります。
他にも「楽天リンクの通話品質」など、楽天モバイルに使いにくさを感じている方は、乗り換え先選びの参考にして下さい。
目次
- 楽天モバイルからの乗り換えにおすすめのSIM4選
- 通話料を抑えるなら【LINEMO(ラインモ)】
- 【ポイント】5分かけ放題が1年無料
- 料金プラン
- 通信速度が速い
- 契約事務手数料無料
- ミニプランが6ヶ月実質無料
- 低・中容量の通信量なら【IIJmio】
- 【ポイント】プランが豊富で通信量の無駄がない&安い
- 料金プラン
- 専用アプリ不要で通話料半額
- 顧客満足度No.1記念キャンペーンがお得
- 通信速度は昼・夜に遅くなる
- 動画・音楽で使うなら【mineo(マイネオ)】
- 【ポイント】低速通信使い放題プラン・オプション
- 料金プラン
- 10GB以上のプランは低速使い放題
- 通話オプションが安くて使いやすい
- 通信速度は昼・夜に遅くなる
- 通信品質にこだわるなら【UQモバイル】
- 【ポイント】サブブランドで通信品質が高い
- 料金プラン
- 自宅セット割で638円/月割引き
- 節約モードで1.0Mbpsが使い放題
- 楽天モバイル auローミング終了で圏外報告多数
- まとめ
楽天モバイルからの乗り換えにおすすめのSIM4選
楽天モバイルからの乗り換えにおすすめのSIMは、ズバリ以下の4つです。
LINEMO | IIJmio | mineo | UQモバイル |
---|---|---|---|
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通話料を抑えたい方 | 低・中容量使う方 | 動画・音楽で使いたい方 | 通信品質にこだわる方 |
5分かけ放題1年無料 6ヶ月間実質無料 |
低・中容量プランが豊富 端末セットが安い |
低速使い放題プラン有 1.5Mbps使い放題 990円 |
通信品質が良い 節約モードが使い放題 |
ミニプラン 3GB 990円/月 |
20GBプラン 1,700円/月(半年) |
マイそくスタンダード 660円/月(半年) |
プランM+5G(15GB) 2,728円/月 |
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それぞれ、楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)の特徴のいずれかをカバーできる条件のサービスです。「いずれか」と書いたのは、全てを代替するサービスはないからです。
ですから、自分が楽天モバイルの「これが大事」と思っている特徴を、代替できるサービスに乗り換えるのが得策です。
楽天モバイルの特徴
- 通話料が無料(RakutenLinkアプリを使用した場合)
- 月間1GBまで利用料無料 ⇒ 2022年6月で終了
- 月間3GBまで利用料1,078円
- 月間20GBまで利用料2,178円
- 月額3,278円で無制限(楽天回線エリア外は最大1Mbps)
楽天モバイルから他社へ乗り換える(MNP転出)方法
楽天モバイルから他社へ乗り換えるとき、「電話番号を引き継ぐ場合」はMNP(携帯電話番号ポータビリティ)をする必要があります。
手順は簡単で、以下の2ステップです。楽天モバイルは、MNP転出に手数料はかかりません。
- 楽天モバイルでMNP予約番号を発行する
- 乗り換え先で↑この予約番号を入力して申し込む
MNP予約番号を発行する方法
楽天モバイルのNMP予約番号は、スマホアプリのmy楽天モバイルで取得できます。
右上のメニューアイコンをタップして、【契約プラン】を選択し、少し下へスクロールして【その他のお手続き】をタップ、【他社へのお乗り換え(MNP)】と進みます。
簡単なアンケートに答えて、【MNP予約番号を発行する】ボタンをタップすると、予約番号(下画像)が発行されます。
モザイクで隠してますが、10桁の番号がMNP予約番号です。この番号を乗り換え先の申し込みページで入力します。
【注意】申し込み時に有効期限が10日以上必要
MNP予約番号の有効期限は発行日を含めて15日間です。私は2021年10月21日に取得したので、11月4日まで有効です。
そして、乗り換え先を申し込む段階で、有効期限が10日以上必要です。10日未満だと、有効期限が切れた後に再度MNP予約番号を取得してから申し込むことになります。
ですから、MNP予約番号は乗り換え先を決めて、申し込む直前に取得するようにしましょう。
MNP予約番号を発行しただけでは、解約されることはありません。乗り換え先で転入手続きが完了した時点で、楽天モバイルが解約されるという流れです。
通話料を抑えるなら【LINEMO(ラインモ)】
楽天モバイルの「通話料が無料」という点を重視していた方におすすめなのが「LINEMO(ラインモ)」です。
1年間「5分以内の国内通話定額オプション(550円/月)」が無料で使えます。LINEMOは契約事務手数料が無料なので、楽天モバイルから乗り換えても手数料の負担がありません。
オンラインからの申し込み専用の通信量3GBのミニプランなら、楽天モバイルの1,078円より安い990円で利用できます。
楽天モバイルのように通話時間無制限ではないので、1回の通話が長い人には向きませんが、オプション料金なしで1年使えるのは、他社にはないメリットです。
筆者は、2022年12月にmineoからLINEMOにMNPして、今現在LINEMOを使っています。
【ポイント】5分かけ放題が1年無料
LINEMOは、5分以内の国内通話が無料になる「通話準定額(550円/月)」が1年間(契約月を1ヶ月目として13ヶ月目まで)無料です。
通話時間・回数ともに無制限になる「通話定額(1,650円/月)」は、550円引きの1,100円/月で1年間使えます。
乗り換える前に、自分の通話時間を確認しましょう。
通話時間が5分を超えることが多い方は、10分かけ放題の通話オプションが1年間440円で使えるmineoがおすすめです。
楽天モバイルの通話時間を確認する方法
楽天モバイルの通話時間は、スマホアプリのmy楽天モバイルで確認できます。
右上のメニューアイコンをタップして、【利用状況】を選択し【通話】タブから、確認したい月を選択します。この写真は私の2021年9月の明細で、合計32分45秒でした。
5分以内の通話がほとんどで、1度だけ8分15秒という通話がありましたので、5分を超過した通話時間は3分15秒です。
5分を超えた通話は、LINEMOの場合「30秒につき22円」です。私がLINEMOに乗り換えた場合、通話料は154円という計算になります。154円で30分以上の通話ができれば、十分安いと思います。
標準通話アプリで使える
LINEMOの「5分かけ放題」は、スマホ標準の通話アプリをそのまま使えます。
楽天モバイルの場合、RakutenLinkアプリの利用が条件でしたし、他の格安SIMも通話料を半額にするには、専用アプリの利用が条件です。
これが盲点で、専用アプリを使い忘れると正規の通話料を請求されてしまいます。特にiPhoneの場合、出られなかった着信を折り返す時にミスしやすいです。
通話品質が良い
LINEMOの通話は、「一般的な電話回線」を使う電話ですから、キャリアの通話と同等の通話品質です。
その点、楽天モバイルの「RakutenLink」を使った通話は、RCSという技術を使ったもので「データ通信回線」を使った電話で、電波が悪いときに通話品質が低下します。
評価は色々ですが、私は「音質がよくない」「聞き取れないほど悪いことがある」と感じています。
最近は、電波を掴んでいるのに「圏外だったよ」と言われる事が多いです。これには非常に困っています。
料金プラン
LINEMOの料金プランは2種類です。
ミニプラン | スマホプラン | |
---|---|---|
通信量 | 3GB | 20GB |
月額料金 | 990円 6ヶ月間PayPayポイントで全額還元 |
2,728円 |
通信量超過後の 制限速度 |
300kbps | 1Mbps |
通話オプション | 通話準定額:550円/月・通話定額:1,650円/月 どちらも1年間 550円割引(準定額は無料) |
楽天モバイルの「通信量に応じて料金が変わる」料金形態と異なり、プランごとに1ヶ月に使える通信量が決まっています。1ヶ月ごとでプラン変更が可能です。
スマホプランの価格が気になる方は、次章で紹介するIIJmioをご覧ください。20ギガプランが2,000円です。ただし、通話料は無料になりません。
通信速度が速い
LINEMOは、ソフトバンクの格安ブランドなので、通信速度が速い(キャリア並み)です。エリアももちろん同じです。
楽天モバイルの自社エリアより広いですし、プラチナバンドを保有しているのでビル街・地下・地方でも繋がりやすいです。
楽天モバイルの通信速度・エリアが不満だった方も、LINEMOなら問題ないでしょう。キャリア品質で安心です。私も今現在LINEMOを使っています。
2023年5月3日 夜7時半頃の4G通信の通信速度が↓こちらです。

下り 59.4Mbps・上り 19.3Mbps・Ping 32ms
4Gエリアですし、特別速いわけではありませんが、格安SIMより全然良いです。スマホで何をするにも不満はありません。
契約事務手数料無料
LINEMOは、契約事務手数料が無料です。
他社は事務手数料が3,300円で、中にはSIM発行手数料で400円程度必要なサービスもあります。合計すると3,700円くらいです。
LINEMOは、MNP転出手数料・契約解除料も無料なので、LINEMOからの乗り換えも負担を気にせず行えます。
ミニプランが6ヶ月実質無料
LINEMOは現在、新規契約または他社からの乗り換えで、ミニプランの月額料金と同額の990円相当を、PayPayポイントで6ヶ月間還元してくれます。
還元は2ヶ月遅れですので、2023年5月に使い始めたら、7月20日過ぎに1回目のPayPayポイント990円分がもらえます。以降12月まで6ヶ月間毎月受け取れます。
PayPayポイントは、PayPayが使えるお店・ネットショップで1ポイント=1円で使えますので、ほぼ現金と同等に使えます。
ですから、ミニプランなら6ヶ月間 実質無料、スマホプランなら実質1,738円で使えます。(但し、申し込み時はミニプランじゃないと適用されません。特典付与期間中にスマホプランに変更しても適用されます)
まとめ
特に、1ヶ月の通信量が「3GB以下」なら楽天モバイルより少し安い990円/月で使えます。
事務手数料無料なので、楽天モバイルからの乗り換えに掛かる負担はありません。ソフトバンクの格安ブランドですから、通話・通信品質はキャリア並みで安心です。
通話料に関しては、オプションの無料期間が終わる1年後に、改めて見直しましょう。
LINEMOの特徴を詳しく知りたい方は、ラインモ(LINEMO)シンプル解説をご覧ください。
低・中容量の通信量なら【IIJmio】
楽天モバイルで「通信量を20GB未満で使っていた人」におすすめなのが、「IIJmio」です。株式会社インターネットイニシアティブが運営する格安SIMです。
料金プランが2ギガから20ギガまで、通信量ごとに5つもあるので「通信量の無駄がない」です。しかも「業界最安クラス」の料金設定です。
2023年5月31日まで「ギガ増量!スタートキャンペーン」で、6ヶ月通話定額オプションが安く使えて、初期費用が1,650円引きになります。
楽天モバイルの0円廃止の影響で、IIJmioに乗り換える人も非常に多いです。
2GBから20GBまで通信量に応じて5つもプランがあるので、ギガが無駄になることがありません。端末も安いので、新しいスマホが欲しい人にもおすすめです。
IIJmioの特徴を詳しく知りたい方は、IIJmio シンプル解説をご覧ください。
【ポイント】プランが豊富で通信量の無駄がない&安い
IIJmioは、以下の通り2ギガから20ギガまで、通信量ごとに5つも設定があります。
- 2ギガプラン
- 4ギガプラン
- 8ギガプラン
- 15ギガプラン
- 20ギガプラン
自分の使う通信量に応じて選べるし、余った通信量は翌月まで繰り越しできるので無駄がありません。(楽天モバイルは従量制なので、繰り越しはできない。)
業界最安クラスの料金設定
IIJmioの料金設定は業界最安クラスです。
下表の通り、プランによってはNUROモバイル・LIBMOの方がわずかに安いですが、格安SIM大手のmineoやOCNモバイルONEと比べるとかなり安いです。
1GB | 2GB | 3GB | 4GB | 5GB | 8GB | 10GB | 15GB | 20GB | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
nuroモバイル | 792 | 990 | 1,485 | 2,699 | |||||
IIJmio | 850 | 990 | 1,500 | 1,800 | 2,000 | ||||
LIBMO | 980 | 1,518 | 1,991 | ||||||
mineo | 1,298 | 1,518 | 1,958 | 2,178 | |||||
LINEMO | 990 | 2,728 | |||||||
楽天モバイル | 0 | 1,078 | 2,178 | ||||||
OCNモバイルONE | 770 | 990 | 1,760 | ||||||
BIGLOBEモバイル | 1,078 | 1,320 | 5,720 |
地味ですが、ギガが足りなくなった時の追加費用も安いです。1GBあたり220円で追加できます。追加容量の相場は1GBあたり550円ですから半額以下です。
料金プラン
IIJmioの現在の主力プランはギガプランで、通信量別に5種類あります。
音声 | SMS | データ | eSIM | |
---|---|---|---|---|
2ギガ | 850円 | 820円 | 740円 | 440円 |
4ギガ | 990円 | 970円 | 900円 | 660円 |
8ギガ | 1,500円 | 1,470円 | 1,400円 | 1,100円 |
15ギガ | 1,800円 | 1,780円 | 1,730円 | 1,430円 |
20ギガ | 2,000円 | 1,980円 | 1,950円 | 1,650円 |
通信量超過後の速度 | 300kbps | |||
通話料 | 11円/30秒 | |||
通話オプション | 通話定額5分+:500円 通話定額10分+:700円 かけ放題+:1,400円 3つとも3ヶ月間410円引き |
通信回線は、ドコモ回線・au回線から選べます。
初期費用は、パッケージ価格 3,300円・SIMカード発行手数料がドコモ回線 433.4円・au回線 446.6円・eSIM 220円です。
2023年5月現在、キャンペーンで初期費用が半額の1,650円になります。
その間も細かくプラン設定がありますので、通信量に合わせて変更しながら無駄なく使えます。通話オプションも5分・10分・無制限の3種類あります。
3GB未満で安定しているなら、6ヶ月実質無料で使えるLINEMOがおすすめです。
専用アプリ不要で通話料半額
IIJmioは、スマホ標準の通話アプリを使っても、通話料が11円/30秒になります。
他の格安SIMは「専用アプリを使う」のが条件で、標準の通話料(22円/30秒)が半額の11円/30秒になるところが多いです。
しかし、格安SIMの専用アプリは使い勝手が悪くて、特にiPhoneだと「着信履歴が使えない」ので評判が悪いです。間違えて標準の通話アプリから発信すると通話料が高くなるなど、「通話料と専用アプリ」は問題の多い点でした。
それがIIJmioのギガプランなら、ドコモ回線・au回線 どちらでも標準通話アプリで通話料が安くなります。これは地味に画期的なことです。
通話オプションを使う人は専用アプリが必要
「通話定額5分+」「通話定額10分+」など通話オプションを使う人は、専用アプリ「みおふぉんダイヤル」を使わないといけません。
今後、標準アプリから発信できるように改善されることを期待しましょう。
顧客満足度No.1記念キャンペーンがお得
IIJmioは、2023年5月31日までギガ増量!スタートキャンペーンで、ギガプランに以下の4つのキャンペーン特典が付いてお得です。
- 通話オプション410円割引✕6ヶ月
- 初期費用が半額の1,650円引き
- MNP転入(乗り換え)でスマホが500円~
乗り換えでネックになる初期費用が少し安くなるし、MNPでの端末代の安さがすごいです。2万円以下でも豊富なラインナップから選べます。
通信速度は昼・夜に遅くなる
IIJmioは格安SIMなので、混雑する時間帯に速度低下を起こします。「昼12時台」が一番大きく低下し、「夕方18~19時」も遅くなりやすいです。
昼12時台は、下り0.5Mbps~2.0Mbps程度まで遅くなります。Ping値と呼ばれる反応速度も低下するので、ネットサーフィンやSNSのチェックも遅くてストレスを感じるレベルです。
格安SIMは、IIJmioに限らず混雑時は必ず遅くなります。それを前提で契約しましょう。
速度低下を受け入れられない方は、ソフトバンク直下の格安ブランドのLINEMOや、auのサブブランドのUQモバイルがおすすめです。格安SIMではないので速度低下の心配はありません。
まとめ
2ギガ~20ギガまで、通信量に応じて5段階もプランがあります。ギガの繰り越しも対応しているので、無駄がありません。
今ならキャンペーンで初期費用が安く、3ヶ月間 通話オプションが410円引きで使えます。
動画・音楽で使うなら【mineo(マイネオ)】
楽天モバイルを「動画・音楽で使っていた方」におすすめなのが、「mineo(マイネオ)」です。
独自の低速通信 使い放題プラン・オプションがあって安いからです。1.5Mbps使い放題のマイそく(スタンダード)は月額990円です。
通信速度が1.5Mbpsあれば、多少遅さを感じますが、「YouTube」「音楽ストリーミング」「Zoom」「SNS」なども普通に使えます。対象サービスに制限はありません。
1.5Mbpsでは遅いという方は、マイそくプレミアムにすれば通信速度が2倍の3Mbpsになります。高速通信+低速使い放題オプションという選択もできます。
mineoの特徴を詳しく知りたい方は、マイネオ(mineo)シンプル解説をご覧ください。
【ポイント】低速通信使い放題プラン・オプション
mineoには、2パターンの低速通信を使い放題にする方法があります。
ひとつは、常に低速通信で使い放題になるマイそくプランです。もうひとつは、他社と同じように月間の高速通信量が決まっていて、低速通信をオプションで1.5Mbpsにするマイピタプランです。
マイそく・マイピタ どちらも、混雑回避のため「3日で10GB」という制限値が設定されていますが、オーバーしないように使っても1日3GB以上(YouTube480p画質で6時間以上)使えます。
低速使い放題 マイそくプラン
マイそくプランは、月ごとの高速通信量がなく、常に低速通信が使い放題という他社にはないプランです。
通信速度はスタンダード(990円/月)が1.5Mbps、プレミアム(2,200/月)が3Mbpsです。(使い放題になる代わりに、月~金の昼12時台は32kbpsまで遅くなります。)
プレミアムの方が余裕がありますが、スタンダードの1.5Mbpsでも、YouTubeのスマホ標準画質(360p)は止まらず観られます。
遅くても「通信量を気にせずたっぷり使いたい」という方におすすめです。高速通信が必要な時は、330円/回で24時間高速通信が使い放題になります。
管理人の「マイそく」スタンダード体験談
私はメインのスマホでマイそく(スタンダード)を使っていました。YouTubeは480p画質で普通に見れるし、WEBやSNSのチェックも数字ほど遅さは感じません。
下画像が、2022年12月1日午前10時半頃に、スピードテストした結果です。

下り 1.62Mbps・上り 1.29Mbps
最終的な結果は下り1.62Mbpsで上りもイマイチですが、最初の数秒は上り・下り共に3~4Mbpsを超える速度が出ます。これを初速バーストと言って、テスト結果以上に快適に使える理由です。
ただし、月~金の昼12時台は、32kbpsまで遅くなるのでLINEの音声通話もできないくらいの遅さです。私はWi-Fiのない場所での昼のスマホ利用は諦めています。
詳しい感想は、別記事のmineoのマイそくの評判・レビューに書いています。
高速通信+低速オプション マイピタプラン
マイピタプランは他社サービスのように1ヶ月あたりの高速通信量が決まっていて、「パケット放題Plus」というオプションを使うことで、通常200kbpsの低速通信が1.5Mbpsになります。
オプション利用料は385円/月ですが、10GBプラン以上は無料で使えます。
動画や音楽は低速で使い、必要なときだけ「高速通信をONにする」という使い方ができます。高速通信量を使い切っても1.5Mbpsで使い続けられます。
料金プラン
mineoの料金プランは、マイピタが4種類、マイそくが2種類あります。
音声通話対応 (デュアルタイプ) |
データ通信のみ (シングルタイプ) |
||
---|---|---|---|
マイピタ | 1GB | 1,298円 | 880円 |
5GB | 1,518円 | 1,265円 | |
10GB | 1,958円 | 1,705円 | |
20GB | 2,178円 | 1,925円 | |
通信量超過後の速度 | 200kbps (パケット放題Plus利用時 mineoスイッチONで1.5Mbps) |
||
マイそく | スタンダード (1.5Mbps) |
990円 | |
プレミアム (3.0Mbps) |
2,200円 | ||
ライト (300kbps) |
660円 | ||
通話料 | 22円/30秒 (mineoでんわ利用時 10円/30秒) |
||
通話オプション | ・10分かけ放題:550円 ⇒ キャンペーンで1年間 440円 ・時間無制限かけ放題:1,210円 ⇒ キャンペーンで1年間 990円 ・mineoでんわ:無料 |
初期費用は、契約事務手数料3,300円・SIMカード発行料440円です。
通信回線は、au(Aプラン)・ドコモ(Dプラン)・ソフトバンク(Sプラン)から選べます。(プランは変更できますが、変更事務手数料・SIMカード発行料がかかるので注意しましょう。)
楽天モバイルで、料金が切り替わる通信量が気になって節約してる方は、mineoの低速使い放題の方が、通信量を気にせず使えるようになりますよ。
マイピタ 10GB以上のプランは低速通信が使い放題
マイピタプランの、10GBプラン・20GBプランは低速通信が1.5Mbpsになる「パケット放題Plus」が無料で使えます。
10GBプランが1,958円、20GBプランが2,178円なので、高速通信だけで使うと、他社と比べてそれほど安くありませんが、無料の低速1.5Mbps通信を使えば使うほどコスパが上がります。
1.5Mbpsでも、ネットサーフィンやメール・LINEはもちろん、YouTube・音楽ストリーミング・SNS・Zoom(ビデオ会議)でも使えます。
高速通信する必要がない時は、mineoスイッチをON(低速モード)にして使えば、通信量の消費を抑えられます。
楽天エリア外で使っている人はメリットが大きい
楽天モバイルは、楽天エリア外(パートナー回線使用時)での5GB以上の利用は、通信速度が最大1Mbpsでした。
高速通信できないのに、通信量が3GBを超えると料金が1,078円から2,178円に倍増する仕様でした。
それがmineoなら、同じ2,178円で選択したキャリアのエリア全域で20GBの高速通信ができて、なお且つ低速(1.5Mbps)が使い放題になります。
通話オプションが安くて使いやすい
mineoは2022年3月から、通話オプションが変わって、安くて使いやすくなりました。
料金は「10分かけ放題」550円・「時間無制限かけ放題」1,210円です。
mineoの通話オプションは、専用アプリ不要(スマホ標準の通話アプリ使用)で使えるので、楽天リンクのような格安SIMの通話アプリが使いにくかったiPhoneでも使いやすいです。
キャンペーンで1年間割引
通話オプションは、利用開始の初月は利用料が無料で、翌月から最大11ヶ月間 10分かけ放題が110円、時間無制限かけ放題が220円 割引きされます。
- 10分かけ放題:440円
- 時間無制限かけ放題:990円
通信速度は昼・夜に遅くなる
mineoは格安SIMなので、混雑する時間帯に速度低下を起こします。「昼12時台」が一番大きく低下し、「夕方18~19時」も遅くなりやすいです。
昼12時台は、下り0.5Mbps~2.0Mbps程度まで遅くなります。Ping値と呼ばれる反応速度も低下するので、ネットサーフィンやSNSのチェックも遅くてストレスを感じるレベルです。
格安SIMは、mineoに限らず混雑時に遅くなるもので例外はありません。それを前提で契約しましょう。速度低下を受け入れられない方は、前章で紹介したLINEMOがおすすめです。
LINEMOは、ソフトバンク直下の格安ブランドなので速度低下の心配はありません。
まとめ
自分の使い方次第で、マイそく・マイピタ プランを選び、低速通信で料金を節約しましょう。1.5MbpsならYouTubeのスマホ画質(360p・480p)は止まらず見られます。
ドコモ・au・ソフトバンク好きなキャリアのSIMを選べて、エリア全域で使えます。
通信品質にこだわるなら【UQモバイル】
楽天モバイルからの乗り換えで「通信品質にこだわりたい人」におすすめなのが、「UQモバイル」です。auのサブブランドなので通信速度が安定して速く、エリアが広いです。
割引プラン(自宅セット割)を使えれば、5GB 990円・20GB 2,090円で使えます。(1年間無料の増量オプションIIを利用した場合)
楽天モバイルの電波の悪さ(電波が弱い・圏外になる)が気になっている人は、au並の通信品質で安いUQモバイルがおすすめです。
UQモバイルの特徴を詳しく知りたい方は、UQモバイル シンプル解説をご覧ください。
【ポイント】サブブランドで通信品質が高い
UQモバイルは、auのサブブランドなので通信品質が高いです。そしてエリアが広く、繋がりやすいです。
楽天モバイルは電波状態が良好なら速い通信速度が出ます。しかし、プラチナバンドを保有していないので、地下・建物内は電波が行き届かず「電波が弱い」「圏外になる」ことが多いです。
山間部や離島は、そもそもアンテナが整備されていないことも多いです。
その点UQモバイルは、auと同じなのでプラチナバンドが使えるし、日本中ほとんどの場所がカバーされています。電波強度・エリアの心配はありません。
格安SIMのように、混雑する時間帯に極端な速度低下することはありません。格安SIMと比較して通信速度を評価する口コミが多いです。
UQモバイル平日昼でも爆速#UQモバイル pic.twitter.com/6Q89xDbkMz
— haha コンタクトレス決済推進 (@info_haha) February 24, 2022
格安SIMの通信品質に不安がある方は、少し料金は高いですがUQモバイルの方が安心です。
料金プラン
UQモバイルの料金プランは、通信量別に3種類あります。
くりこしプランS+5G | くりこしプランM+5G | くりこしプランL+5G | |
---|---|---|---|
通信量 | 3GB | 15GB | 25GB |
月額料金 | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
通信量超過後の 制限速度 |
300kbps | 1Mbps | 1Mbps |
通話オプション | 通話パック(60分/月) 550円/月 10分かけ放題:770円/月 国内通話かけ放題:1,870円/月 |
回線はauのみです。一般的な格安SIMとは違う「auのサブブランド」なので、通信品質が良いので安心です。
今申し込めば、最短即日で、最大10,000円相当 auPAY残高へ還元などお得なキャンペーンを実施しています。
自宅セット割で638円/月割引き
くりこしプランM+5Gの場合、自宅セット割で638円/月 割引きされて、月額2,090円になります。
自宅セット割は、「でんきコース」と「インターネットコース」があります。
でんきコース
「でんきコース」は、くりこしプラン+5Gとauでんきに加入することで割引が適用されるコースです。
電力会社をauでんきに切り替えるだけなので、非常に簡単です。
インターネットコース
「インターネットコース」は、くりこしプラン+5Gと対象の光回線・ケーブルテレビやWiMAX+5Gを利用することで割引きが適用されるコースです。
光回線とケーブルテレビに関しては、ネット回線+固定電話の加入が必須なので、ネット回線+固定電話の費用が発生してしまいます。(WiMAX+5Gは電話契約の必要がない)
現時点で、対象サービス・条件をクリアしているなら良いですが、割引のために固定電話を引く必要はないと思うので、よく検討して下さい。
節約モードで1.0Mbpsが使い放題
UQモバイルは、節約モードで使うとギガ(高速通信量)が消費されません。↓このような口コミが沢山あります。
最近UQモバイルに変えたけど、データ消費しない節約モードでYouTube普通に見れるの今知った。
神じゃんUQ!!!
Wi-Fi気にせずストチューブ見れるじゃん!!
ありがとうありがとうありがとう。— およ (@z_dn_00) May 21, 2022
ただ、通信量が少ない「くりこしプランS+5G」だと、低速モードの通信速度が300kbpsになるので動画の視聴は厳しいです。
節約モードを使うなら通信速度が1Mbpsの「くりこしプランM」「くりこしプランL」です。
用途・アプリの制限なし
UQモバイルの節約モードは、用途・アプリの制限がありません。
ですからYouTubeに限らず、AmazonPrime Videoや他のVODサービスでも使えます。
ただ、高速通信ではないので、スマホでの視聴に限られます。タブレットやパソコンのディスプレイ・テレビで使う画質設定だと、ロード待ちで止まるので見ていられません。
まとめ
自宅セット割を使えば、月15GB使える「くりこしプランM+5G」が2,090円/月です。動画・音楽を節約モードで使えば、ギガは消費されません。
1Mbpsの低速通信なので、視聴できるのはスマホ画質までです。大画面で視聴したい方は、大容量プランを選びましょう。
楽天モバイル auローミング終了で圏外報告多数
楽天モバイルは、2021年10月以降 全国39都道府県の一部地域で、パートナー回線(au)のローミングを順次終了させると発表しました。
これ以降、「圏外になった」「スマホが使えない」という口コミが少なくありません。
楽天モバイル、5Gより圏外対策を優先してくれ
行動範囲5Gになって来てるけど、地下とかビル奥とかの圏外を無くす方に注力して欲しいよ、、、、— しん@もも (@shinM0M0) January 3, 2023
楽天モバイルに替えてみたけど実家や店舗内で結構圏外になるな…
— labocho (@labocho) January 3, 2023
実家楽天モバイル圏外だし、どうしてくれんねん。
なにが全国カバー率98%だよ。まだ50%OFFくらいだよ。— Xiaomi3 (@Xiaomi_3) January 1, 2023
楽天モバイル、たまに23区で圏外発動するの勘弁してほしいな…
月千円だからなんとか我慢できるが…— ひだけん(Hidaken)🤡 (@kiha2228) January 1, 2023
イオンモール川口前川
1Fと2Fの大半が楽天モバイル圏外でした。 pic.twitter.com/Hbv7EDLGI9
— JJ1OSR/サイタマAT029 (@JJ1OSR) December 25, 2022
楽天モバイルは、他の3キャリアが保有している「繋がりやすい周波数」のプラチナバンドを持っていません。ですから、地方だけでなく都会でも地下や建物内で圏外になりやすいです。
我が家は2022年1月中旬から楽天回線エリアになりました
私は楽天モバイルを固定電話の替わりに自宅で使い始めた頃、パートナー回線エリアでしたが、2022年1月中旬から楽天回線エリアになりました。
楽天回線エリアになって、通話品質が安定しました。
パートナー回線エリアのときは、発信中にWi-Fiに切り替わりました。Wi-Fiがトラブって切れていると、通話品質が悪すぎて話せるレベルじゃありませんでした。
ですから、自宅が楽天回線エリアになってくれて良かったです。
ただ、0円プラン廃止を機にpovo2.0にMNPしました。自宅用のスマホはLINE専用にして、通話は夫婦個人のスマホを使うようにしています。
私はLINEMOを使っています。
私は2022年12月に、mineoからLINEMOにMNPしました。理由は単純に「ミニプランの実質無料のキャンペーンが魅力的だったから」です。
ですから使っているプランは通信量3GBのミニプランで、2023年2月から基本料相当の990円分のPayPayポイントが月末にもらっています(下画像参照)。
PayPayは使えるお店が多いし、還元額は少ないですが実質無料でスマホが使えるのは嬉しいですよね。
まとめ
当記事では、楽天モバイルのauローミング終了で「圏外になってしまった人」・0円終了で「乗り換え先を探している人」におすすめのSIMを4つ紹介しました。
楽天モバイルから乗り換えにおすすめのSIM
- 通話料を無料にしたいなら ⇒ LINEMO(ラインモ)
- 低・中容量使うなら ⇒ IIJmio
- 動画・音楽で使うなら ⇒ mineo(マイネオ)
- 通信品質にこだわるなら ⇒ UQモバイル
通信速度・エリア面で安心なのは、キャリア(ソフトバンク)の格安ブランドのLINEMO(ラインモ)か、auのサブブランドのUQモバイルです。他の2社は格安SIMなので、昼や夕方の混雑時に速度低下します。
ただ、格安SIMは「そういうモノ」と、理解した上で利用すれば、各社の特色を有効活用できます。
mineo(マイネオ)の「パケット放題Plus」、UQモバイルの「節約モード」は通信量節約の強い味方になります。
当記事を、「楽天モバイルから乗り換えるSIM選び」の参考にして下さい。