事務手数料無料で申し込めるeSIM対応サービスは、現在6つあります。
事務手数料などの初期費用が気になっている方は、こちらの一覧表から選んで下さい。
この記事で分かること
- 事務手数料が無料のeSIM対応サービス・プラン・特徴
- eSIMを事務手数料無料で申し込んで使い始める手順
- eSIMを利用する前に知っておくべき注意点
eSIMはMNP(乗り換え)でも早ければ当日中に使い始められます。事務手数料無料のサービスを選べば費用面での負担なく使い始められます。
eSIMの注意点やよくある質問も解説しているので、最後まで記事をご覧ください。
目次
事務手数料が無料のeSIM対応サービス
eSIMを事務手数料無料で申し込めるサービスは以下の6社です。
サービス | 特徴 |
---|---|
ahamo | 標準プランは20GB+5分かけ放題。大盛りオプション 100GB 4,950円もある。 |
LINEMO | プランは20GB or 3GBだが、LINE利用分はカウントフリーで速度制限なし。 |
povo | トッピング制でフレキシブルに使えて基本料無料。 |
楽天モバイル | 通信量無制限で月額3,278円。専用アプリ利用で通話料も無料。 |
irumo | ドコモの小容量ブランド。ドコモ光セット割が使える。 |
Y!mobile | LYPプレミアムが追加料金なしで使えて、各種割引も豊富。 |
irumo・Y!mobileの2つは、オンラインショップからの申し込み限定で事務手数料が無料になります。店頭だと3,850円の事務手数料がかかります。注意しましょう。
楽天モバイルは、店頭申し込みでも事務手数料無料です。
ahamo・LINEMO・povoは、標準で事務手数料無料です。オンライン専用プランなので、店頭申し込みはできません。
各サービスのプランと料金の比較
事務手数料が無料のeSIMのプランと料金を表にまとめました。
表記の料金は割引前なので、各種特典や条件・割引後の料金は各サービスの解説をタップして確認して下さい。
サービス | 特徴 |
---|---|
ahamo 詳しくは >> |
20GB:2,970円 100GB:4,950円 |
LINEMO 詳しくは >> |
3GB:990円 20GB:2,728円 |
povo 詳しくは >> |
24時間データ使い放題:330円 1GB(7日間):390円 3GB(30日間):990円 20GB(30日間):2,700円 60GB(90日間):6,490円 150GB(180日間):12,980円 |
楽天モバイル 詳しくは >> |
~3GB:1,078円 3~20GB:2,178円 20GB~無制限:3,278円 |
irumo 詳しくは >> |
0.5GB:550円 3GB:2,167円 6GB:2,827円 9GB:3,377円 |
Y!mobile 詳しくは >> |
4GB:2,365円 20GB:4,015円 30GB:5,115円 |
20GB+5分かけ放題|ahamo
料金プラン | 20GB:2,970円 100GB:4,950円 |
通話料 | 国内通話:5分無料 超過後22円/30秒 SMS送信:3.3円/通 |
---|---|---|---|
通話オプション | かけ放題:1,100円 | 特徴 | ・標準で5分以内の国内通話無料 ・海外でも20GB利用可能 ・eSIM対応 |
種類(回線) | 格安プラン(ドコモ) | eSIM設定 | ahamo【公式】 |
支払方法 | クレジットカード 口座振替 |
eSIM 再発行手数料 |
0円 |
ahamoはケータイ最大手 ドコモの「格安プラン」です。
ドコモと同じ回線(4G/5G)を使うので、エリア・通信速度はドコモクオリティなので安心です。ここがキャリアから回線を借りてサービスを提供している「格安SIM」と大きく違う点です。
標準プランの通信量は20GBで、5分以内の国内通話は無料で2,970円です。
これに大盛りオプション(+80GB)1,980円を付けると、トータル100GBを月額4,950円で使えます。この金額で100GB使えるのは、格安SIMにもない安さです。
ただし、ギガが余っても翌月に繰り越せません。
20GBはLINEMOの方が少し安いので、ahamoは速い速度で大容量使いたい人におすすめです。
3GB or 20GB|LINEMO
料金プラン | 3GB(ミニプラン):990円 20GB(スマホプラン):2,728円 |
通話料 | 国内通話:22円/30秒 SMS送信:3.3円/通 |
---|---|---|---|
通話オプション | 通話準定額(5分):550円 通話定額:1,650円 |
特徴 | ・LINEのデータ消費量ゼロ ・eSIM対応 |
種類(回線) | 格安プラン (ソフトバンク) |
eSIM設定 | LINEMO【公式】 |
支払方法 | クレジットカード 口座振替 |
eSIM 再発行手数料 |
0円 |
主要キャンペーン | ・6ヶ月間 データ追加購入(550円/1GB)を最大3回まで無料 ・スマホプラン MNPで10,000円相当PayPayポイントプレゼント※ ・通話準定額(国内通話5分以内かけ放題)7ヶ月無料 |
LINEMOは大手キャリア ソフトバンクの「格安プラン」です。ソフトバンクと同じ回線(4G/5G)を使うので、格安SIMのような混雑時の速度低下はありません。
プランは3GB(ミニプラン)・20GB(スマホプラン)の2つで、5分以内の国内通話が無料になる「準通話定額」が7ヶ月間無料で使えます。
サービス名に「LINE」が入ってる通りLINEアプリとの親和性が高く、トーク・音声通話・ビデオ通話などの利用はギガを消費しません。(Live・みんなで見る YouTube閲覧など対象外の機能もあります。)
ギガを使い切っても、LINEアプリの通信速度は落ちません。ミニプランで3GBを使い切っても、普段通りビデオ通話ができます。
LINEMOはLINEをよく使う人・通信量が少なめな人におすすめです。
トッピングで自由に運用|povo
料金プラン | データ使い放題(24時間):330円 データ追加 1GB(7日間):390円 データ追加 3GB(30日間):990円 データ追加 20GB(30日間):2,700円 データ追加 60GB(90日間):6,490円 データ追加 150GB(180日間):12,980円 |
通話料 | 国内通話:22円/30秒 SMS送信:3.3円/通 |
---|---|---|---|
通話オプション | 5分以内通話かけ放題:550円 通話かけ放題:1,650円 |
特徴 | ・基本料 0円 ・必要なトッピングを選んで使う ・eSIM対応 |
種類(回線) | 格安プラン(au) | eSIM設定 | povo2.0【公式】 |
支払方法 | クレジットカード あと払い(ペイディ) |
eSIM 再発行手数料 |
440円 (当面無料) |
povo(ポヴォ)は大手キャリア auの「格安プラン」です。auと同じ回線(4G/5G)を使うので、格安SIMのような混雑時の速度低下はありません。
基本料が0円で、必要に応じてデータ・通話などのトッピングを購入して使うシステムです。
データトッピングをしない場合、通信速度は128kbpsで音声通話ができます。この場合、発信した分だけ通話料(22円/30秒)を支払います。
128kbpsでも、LINEトークのテキストのやり取りは普通にできます。音声通話は若干音質が悪い程度で使用可能です。(トークのスタンプ・画像の送受信はかなり遅い)
ただし、180日間 従量通話料・SMS送信料が660円未満で、有料トッピングの購入がない場合は利用停止になります。完全0円運用はできません。
少なくとも年間440円(SMASH使い放題パック220円を2回)は必要です。
povoはできるだけ安くスマホを運用したい人・トッピング制で使いたい人におすすめです。
無制限 3,278円|楽天モバイル
料金プラン | ~3GB:1,078円 ~20GB:2,178円 20GB~:3,278円 |
通話料 | 国内通話:22円/30秒 (Rakuten Linkアプリ使用で0円) SMS送信:3.3円~/通 |
---|---|---|---|
通話オプション | 15分(標準)通話かけ放題:1,100円 | 特徴 | ・通信量の制限なし ・専用アプリ使用で通話料無料 |
種類 | キャリア(楽天・au) | eSIM設定 | 楽天モバイル【公式】 |
支払方法 | クレジットカード デビットカード 口座振替 |
eSIM 再発行手数料 |
0円 |
主要キャンペーン | ・楽天市場での買い物で ポイント5倍 ・楽天カード利用分がポイント2倍(上限500ポイント) |
楽天モバイルは自社回線でサービスを提供する「キャリア」です。自社回線が繋がらない場所はauのサポート回線を利用します。
楽天回線に繋がれば安定して速いですが、つながりやすい周波数帯(プラチナバンド)がまだ運用されていないので、他のキャリア回線より圏外になりやすいです。
料金は従量制の3段階で、一番高くても月額3,278円で通信量は無制限です。この金額で通信量無制限は、間違いなく業界最安です。(大手キャリアの無制限プランは、割引前で7千円台前半)
自分が使う場所の電波状況が気になる方は、楽天モバイルのeSIMをサブ回線として試してみるのもおすすめです。(iPhoneの場合、XS以降なら1枚の物理SIM+1つのeSIMのデュアルSIM運用ができる。)
事務手数料無料だし、契約期間の縛りもなく、eSIMはオンラインの手続きだけで済むので簡単で負担も少ないです。
ドコモ光セット割|irumo
料金プラン | 0.5GB:550円 3GB:2,167円 6GB:2,827円 9GB:3,377円 |
通話料 | 国内通話:22円/30秒 SMS送信:3.3円/通 |
---|---|---|---|
通話オプション | 5分通話無料オプション:880円 かけ放題オプション:1,980円 |
特徴 | ・ドコモ光・home5Gとセット割が使える ・eSIM対応 |
種類 | 格安プラン(ドコモ) | eSIM設定 | irumo【公式】 |
支払方法 | クレジットカード 口座振替 |
eSIM 再発行手数料 |
0円 |
irumo(イルモ)はドコモの小容量プランです。キャリア(=ドコモ)のプランなので、割引前の料金は非常に高いです。
ただし、スマホ代が月1,100円引きになるドコモ光セット割・home5Gセット割が使えます。
ですから、現在ドコモ光・home5Gのどちらかを使っている人は、irumoを選択肢として検討してもいいでしょう。割引後の基本料は以下の通りです。(0.5GBプランは割引対象外)
- 3GB:1,067円(880円)
- 6GB:1,727円(1,540円)
- 9GB:2,277円(2,090円)
支払いをdカードにすれば、さらに187円引き(上記カッコ内)になります。
割引を全て使えばそれなりに安くなりますが、ahamoのように5分かけ放題は付いていないし、ドコモからの乗り換えでもEメールアドレスが有料(330円/月)になります。
他社と比べて割高なのは間違いないですが、今後もドコモ光・home5Gを使う人で、スマホを小容量プランにしたい人はご検討下さい。
オンラインショップ限定|ワイモバイル
料金プラン | S(4GB):2,365円 M(20GB):4,015円 L(30GB):5,115円 |
通話料 | 国内通話:22円/30秒 SMS送信:3.3円/通 |
---|---|---|---|
通話オプション | 誰とでも定額+:880円 スーパー誰とでも定額+:1,980円 |
特徴 | ・ソフトバンク光・SoftBankAirとセット割が使える ・家族割引サービスがある ・eSIM対応 |
種類 | サブブランド (ソフトバンク) |
eSIM設定 | Y!mobile【公式】 |
支払方法 | クレジットカード 口座振替 |
eSIM 再発行手数料 |
0円 |
主要キャンペーン | ・データ増量オプション 6ヶ月無料 ・5~18歳の子供+家族 シンプル2M・L 13ヶ月 1,100円引き |
Y!mobileは大手キャリア ソフトバンクの「サブブランド」です。ソフトバンクと同じ回線(4G/5G)を使うので、格安SIMのような混雑時の速度低下はありません。
オンラインショップからの申し込みで事務手数料無料になります。(店頭申し込みだと事務手数料 3,850円)
割引前の料金は高いですが、ソフトバンク光・ソフトバンクエアーとのセット割 おうち割光セットが使えます。
ですから、現在ソフトバンク光・ソフトバンクエアーのどちらかを使っている人は、ワイモバイルを選択肢として検討してもいいでしょう。割引後の基本料は以下の通りです。
- シンプル2S 4GB:1,265円(1,078円)
- シンプル2M 20GB:2,365円(2,178円)
- シンプル2L 30GB:3,465円(3,278円)
支払いをPayPayカードにすれば、さらに187円引き(上記カッコ内)になります。
割引なしだと他社と比べて割高なので、今後もソフトバンク光・ソフトバンクエアーを使う人で、本家のソフトバンクから乗り換えたい人はご検討下さい。
ワイモバ親子割【5月31日まで】
ワイモバ親子割はセット割と併用できて、シンプル2M・Lプランが13ヶ月目まで1,100円引きになります。
対象は5~18歳の子供とその家族で、基本料は以下の金額になります。
- シンプル2M 20GB:1,265円(1,078円)
- シンプル2L 30GB:2,365円(2,178円)
「13ヶ月目まで」という期間限定でも、この通信量・金額は非常に安いです。
事務手数料無料でeSIMを申し込む方法
事務手数料無料でeSIMを申し込み、実際に使い始める手順は以下の通りです。
- 自分のスマホがeSIMに対応しているかチェックする
- 必要なものを準備する
- スマートフォンから申し込みする
- 初期設定を行う
ここからは、それぞれの手順を詳しく解説します。
自分のスマホがeSIMに対応しているかチェックする
eSIM対応を確認する方法は「申し込むサービスの動作確認端末をチェックする」「EIDを確認する」の2つあります。
申し込むサービスの動作確認端末をチェックする
申し込みたいサービスの動作確認端末ページでチェックする方法です。
例えばLINEMOだとこちらのページで確認できます。
メーカー・キャリア(購入元)を指定して、自分が使っている機種を選択すれば、eSIM対応か否かわかります。eSIMに対応していれば、下画像のようにeSIM対応と表示されます。
EIDを確認する
EIDとは、eSIMをインストールするチップに振り分けられているIDでEmbedded Identity Documentの略です。
このEIDの有無を調べることで、eSIMに対応しているかどうかがわかります。
iPhoneの場合
設定 ⇒ 一般 ⇒ 情報と進み、少し下にスクロールするとEIDがあれば表示されます。
Androidの場合
設定 ⇒ デバイス情報と進み、少し下にスクロールするとEIDがあれば表示されます。
iPhone・Androidどちらも、EIDが表示されなければ「eSIMに対応していない」ということです。
必要なものを準備する
eSIMの申し込みから開通までに必要なものを準備します。手順を3つに分けて表にまとめました。
MNP(乗り換え) | 申し込み | 開通手続き |
---|---|---|
・MNP予約番号 または ・利用中のサービスの マイページのID・パスワード |
・本人確認書類 ・クレジットカード |
・Wi-Fi ・eSIMを使うスマホ以外の端末 |
MNP予約番号は、MNPワンストップを使えば事前に取得する必要はありません。ただし、MNPワンストップには乗り換える前のサービスページにログインするためのID・パスワードが必要です。
eSIMの開通手続きにはWi-Fi環境と、QRコードを表示させるための自分のスマホ以外の端末(タブレットでも可)があると便利です。
スマートフォンから申し込みする
eSIMの申し込みはスマートフォンから申し込みましょう。登録するメールアドレスもスマホで確認できるアドレスが便利です。
理由は、メール記載のURLをタップして開通手続きを始めるからです。これがパソコンのメールアドレスだと、URLを転送することになるので二度手間になります。
初期設定を行う
申し込みの情報に不備がなければ、後数時間で審査が終わり開通手続きの案内メールが届きます。
私は2023年12月にLINEMOからIIJmioのeSIMにMNPした時、平日9時半に申し込みして、13時50分に開通手続きの案内メールが届きました。
案内メールに開通手続きのマニュアルページのリンクが書かれています。一通り読んでから進めましょう。
当記事で紹介している各サービスのマニュアルはこちらです。
- ahamo:https://ahamo.com/column/column24/index.html
- LINEMO:https://www.linemo.jp/process/esim/
- povo:https://povo.jp/support/guide/esim/
- 楽天モバイル:https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/setting/data-type-esim/
- irumo:https://irumo.docomo.ne.jp/flow/how-to-start-esim/
- ワイモバイル:https://www.ymobile.jp/store/to_beginner/esim_profile/
eSIMに事務手数料無料で申し込む注意点
eSIMを事務手数料無料で申し込む時は、以下の点に注意して下さい。
- 事務手数料が無料のサービスは少ない
- 初期設定にWi-Fi環境が必要
- QRコードを表示させる端末があると便利
- 開通手続きは24時間対応ではない
- 機種変更はeSIMの再発行が必要
ここからは、それぞれの注意点を詳しく解説します。
事務手数料が無料のサービスは少ない
eSIM対応のサービスはどんどん増えていますが、事務手数料無料のサービスは少ないのが現状です。
2024年4月現在のeSIM対応サービスと、そのうち事務手数料無料のサービス(赤字)がこちらです。
- ahamo
- irumo
- povo
- LINEMO
- 楽天モバイル
- Y!mobile
- UQ mobile
- HISモバイル
- mineo
- IIJmio
- BIC SIM
- NUROモバイル
- 日本通信SIM
- J:COMモバイル
- リンクスメイト
mineoやIIJmioなど安くて人気の格安SIMもeSIMに対応していますが、事務手数料無料ではありません。
初期設定にWi-Fi環境が必要
eSIMの初期設定には、Wi-Fiが必要なので、自宅・職場・公共施設などのネット環境がある場所で行いましょう。
eSIMプロファイルをダウンロードするだけで通信量は少ないので、家族・友だちのスマホのテザリングを利用しても大丈夫です。
QRコードを表示させる端末があると便利
eSIMの開通手続きは、eSIMを利用するスマホの他に、ネットに接続している端末があると便利です。
後者の端末で開通の事務手続きを行いQRコードを表示させて、そのQRコードを実際にeSIMを利用するスマホで読み込んで設定を完了させるという流れです。
別端末がなくても初期設定は可能
QRコードを読み取らなくても初期設定は可能なので、「別端末がない」という理由でeSIMを諦める必要はありません。
QRコードの内容を手動で入力したり、アプリ利用で簡単に開通手続きができるサービスもあります。
開通手続きは24時間対応ではない
eSIMの開通手続きは、24時間対応ではありません。
今使っている電話番号で乗り換える(MNP)の場合は、切り替え手続きがあるので9時~21時までが一般的です。
しかし21時ギリギリだと切り替えが間に合わず、翌日の9時以降になる場合があるので、遅くとも20時までには手続きしましょう。
(新しく電話番号を取得する新規契約の場合は、深夜でも開通手続きできるサービスもあります。)
機種変更はeSIMの再発行が必要
eSIMは簡単に機種変更はできません。サービス側に申請してeSIMを再発行してもらわなきゃいけません。
一般的なSIMカードだと、古いスマホからSIMカードを抜いて新しいスマホに挿し、APN(アクセスポイント)設定するだけで使えるようになります。
eSIMの場合、スマホに内蔵されているチップ(モジュール)に必要な情報を書き込んで、電話やネットを使えるようにしているので、簡単に抜き挿しできません。
iPhoneはeSIMクイック転送ができる
iPhoneでOSがiOS17以上の場合、eSIMクイック転送機能が使えるので、端末同士だけの操作で機種変更できます。
具体的な手順は、利用するサービスのマニュアルを確認して下さい。
eSIMに関するよくある質問
初期設定は難しいですか?
一般的なSIMカードより少し手順が多いですが、難しいと言うほどではありません。
ただ、スマートフォンの操作に慣れていない方や、設定変更したりするのに苦手意識がある方は、eSIMではなく一般的なSIMカードを選択した方が無難だと思います。
eSIMとSIMカードは、開通後の使用感の違いは全くありません。メリットは「SIMカードが届くのを待たなくていい」だけです。
ですから、日程に余裕があり4、5日でも待てるならSIMカードでの契約をおすすめします。
eSIMとSIMカードどっちにした方がいい?
開通までの日程に余裕があるなら、一般的なSIMカードがおすすめです。
初期設定がeSIMより少し簡単なのもありますが、機種変更も簡単なので、SIMカードなら気軽にスマホを替えられます。
ただ、将来的にはeSIMが主流になると思います。SIMカードだと、それ自体のコスト(材料・発行にかかる費用など)だけでなく、出荷・配送にもコストがかかります。
現在はそのコスト負担がなく、eSIMと同列でSIMカードも選択できるので、SIMカードがおすすめです。
eSIMだと事務手数料が安いの?
eSIMだから事務手数料が安いというわけではありません。
当記事で紹介している事務手数料が無料のeSIMは、一般的なSIMカードを選択しても事務手数料が無料です。
他のeSIM対応サービスでも、事務手数料は一般的なSIMカードと同じです。
事務手数料無料のeSIM【まとめ】
事務手数料無料で申し込めるeSIMは以下の6社です。
サービス | 特徴 |
---|---|
ahamo | 標準プランは20GB+5分かけ放題。大盛りオプション 100GB 4,950円もある。 |
LINEMO | プランは20GB or 3GBだが、LINE利用分はカウントフリーで速度制限なし。 |
povo | トッピング制でフレキシブルに使えて基本料無料。 |
楽天モバイル | 通信量無制限で月額3,278円。専用アプリ利用で通話料も無料。 |
irumo | ドコモの小容量ブランド。ドコモ光セット割が使える。 |
Y!mobile | LYPプレミアムが追加料金なしで使えて、各種割引も豊富。 |
初期費用を抑えて、できるだけ早く使い始めたい方はこちらから選んで下さい。
SIMカードがあっても良い方・開通まで時間的余裕がある方は、事務手数料無料の格安SIMでeSIM以外のサービスも紹介していますので参考にして下さい。
いずれにせよ、事務手数料が無料だと初期費用をかなり抑えられます。自分にあったプランを見つけて、お得にスマホを利用して下さい。