固定電話の必要性を考え「いらない」と判断した理由&体験談

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「固定電話って必要か?」「解約して困ることあるかな?」と思って調べていますね。

私は2019年4月に固定電話を解約しました!

結婚して引っ越してきてから約10年使ってきた電話番号でしたから愛着はありました。

でも愛着だけで維持するのも馬鹿らしいし、冷静に必要性を考えた結果「固定電話はいらない」という決断に至りました。

そんな私の体験談を中心に、固定電話の必要性について詳しく解説しています。

固定電話の必要性に疑問を感じてる方に参考になる内容です。ぜひご覧ください。

目次

  1. 【体験談】固定電話を解約して困った事はあったか
  2. 固定電話が「必要」と考えてしまう4つの理由
  3. 固定電話のデメリット
  4. 固定電話を解約した時の代替案
  5. まとめ




【体験談】固定電話を解約して困った事はあったか

我が家の固定電話機

固定電話の解約を考える時、一番気になるのが、「解約して困ることがあるのか」という点です。

ここを「うちは大丈夫だ」と思えないと、「今あるものを無くす」判断はしにくいです。私もかなり悩みました。

私が解約前に想定した「困りそうなこと」と対応策

私が想定した「困りそうなこと」が以下の4つです。

  • 学校、保育園など子供関係の電話連絡
  • 固定電話しか知らない人からの電話
  • 固定電話の番号で登録した先からの電話
  • 固定電話から掛けてた電話をどうするか

どれも解約前に本気で悩んだことです。

それぞれ私が「どうやって不安をクリアにしたか」を紹介します。

1.学校、保育園など子供関係の電話連絡

学校や保育園には固定電話の番号を伝えていたので、真っ先にこれが頭に浮かびました。

これは、固定電話の解約を年度替わりの4月にすることで、連絡網や名簿の変更を最小限にしました。

やったのは、年度はじめに出す書類に固定電話を書くのをやめて、先生に「今年からは携帯にお願いします」と一言伝えただけです。

この機会に連絡網を見直すと、固定電話の記載がある家庭・ない家庭が半々だったので、固定電話がなくなっても全く問題なかったです。

2.固定電話しか知らない人からの電話

我が家の場合、固定電話に掛かってくるのはほぼ私の実家からだけでした。

過去10年を必死に思い返しましたが、私の実家以外の親戚・友人から固定電話に掛かってきたのは4、5回だったはずです。直近1年ではほぼ確実にゼロでした。

というわけで、私の実家にだけ「家電を解約するから携帯にかけてね」と連絡して終わりです。

他の固定電話しか知らない人に関してはスルーです。

そもそも誰からだったか思い出せないし、今後掛かってくる可能性は非常に低いと勝手に判断しました。

3.固定電話の番号で登録した先からの電話

  • 電気・ガス会社
  • 車の任意保険
  • 医療保険
  • 病院・薬局
  • DVD/CDレンタルの会員登録
  • サプリなどの定期購入
  • ネットショップの登録情報

などで、固定電話の番号を書いて契約したり買い物していました。

こういう所から「電話があったら困るな」と思ったんですが、冷静に考えるとこういう所から固定電話に必要な電話が掛かってきたことありません。

あるとすれば、サプリの使用状況の確認や保険の営業の電話くらいです。

必要な時はこちらから掛けるし、掛かってくることは滅多にないから問題ないと私は判断しました。

ちなみに変更の手続きもしていません。どの契約に固定電話の番号を書いたか覚えていませんからね。(車の任意保険だけは、更新のタイミングだったので変更しました。)

4.固定電話から掛けてた電話をどうするか

これが一番悩みました。ADSLのIP電話は通話料が安いので結構使っていました。

通話時間は1ヶ月70~90分で、通話料は200円~270円程度。実家が遠かったので普通の固定電話で掛けると通話料が激高(平日昼間 80円/3分)だったので重宝していました。

色々検討した結果、私は格安SIMの通話オプションで対応することにしました。

格安SIMの通話料はアプリを使えば10円/30秒ですが、私が使っている格安SIMのBIGLOBEモバイルは時間制の通話オプションがあるのでこれを使っています。

  • 通話パック60(最大60分):600円
  • 通話パック90(最大90分):830円

200円台だった通話料が600円か830円になるので3、4倍高くなりますが、固定電話には基本料金 1,600円が掛かっていますから、通話にかかるコストはトータルで1/2~1/3になりました。

BIGLOBEモバイルの通話アプリ BIGLOBEでんわについては以下のページで詳しく解説しています。とても使い勝手の良い通話アプリです。

私が考えた「困りそうなこと」と実際の対応策は以下の通りです。

  • 学校、保育園など子供関係の電話連絡:固定電話の解約を年度替わりの4月にした
  • 固定電話しか知らない人からの電話:頻度の多い人だけに伝えて他はスルー
  • 固定電話の番号で登録した先からの電話:掛かってくることは滅多にないからスルー
  • 固定電話から掛けてた電話をどうするか:格安SIMの通話オプションを利用

「スルーした」というのが解決になってるか分かりませんが、私は「掛かってくるか分からない人のために固定電話を維持してられない」という考えで解約しました。

固定電話を解約して4ヶ月の感想

固定電話を解約して4ヶ月経ちましたが、困った事は一切ありませんでした。

強いて言えば「実家に掛ける電話が少し減った」くらいです。

今まで70~90分くらい掛けていたところを、通話オプションで使える通話時間の60分を超えないようにするようになりました。我ながらケチ臭いですね。

学校・保育園からの連絡はスマホに掛かってくるし、保護者同士の連絡はLINEのトークが主で通話することもない。(LINE IDしか知らない人も多い)

「固定電話が繋がらなくて困った」という話しは聞こえてきません。(固定電話の番号しか知らない人は連絡のしようがないですが…。)

とにかく、なに一つ困ることはありませんでした。そして、電話機が置かれていたスペースがスッキリして良かったです。ほぼ触ることがなかった親機はホコリのたまり場になっていましたから。

もし今後「固定電話がなくて困ったこと」が出てくればここに追記します。




固定電話が「必要」と考えてしまう4つの理由

1人1台のスマホ・携帯電話が当たり前の時代ですから、固定電話なんて無くなってもおかしくないのになくなりません。

その背景にある「固定電話は必要だ」と考えてしまう4つの理由を解説します。

「固定電話=信用」という昔からの考え

昔よりは少ないですが、今でも「固定電話はあって当たり前」という考えは残っています。

特に事業用の電話はまだこの考えが強いです。

大昔の電話債券や、電話加入権(施設負担金)が必須で高価だった時代なら、電話=信用という考えも分かりますが、2005年から施設負担金は36,000円まで安くなったし、今は新しく引く時も施設負担金を払わないのが一般的です。

それなのにまだ固定電話で信用を計るなんてナンセンスだと思います。

でも実際に、事業者が融資を受けるとき「固定電話の有無」も信用を計る1つのポイントだそうです。

ただ家庭では、固定電話を使わない世帯が急激に増えています。これは総務省発表の統計データからも分かります。平成22年から平成30年の8年で85.8%から64.5%に20%以上も減少しています。

まだ「固定電話=信用」という考えは残っていますが、一般家庭から固定電話離れが進んでいます。

災害や停電時にも使えるという勘違い

「固定電話は停電でも使える」というのは勘違いで、全部の固定電話が使えるわけじゃないです。

使えるのは「アナログ回線+AC電源不要の電話機」だけです。光電話は使えないし、アナログ回線でもコンセントとつながっている電話機は停電になったら使えません。

我が家で使っていた電話機(シャープ UX-D18CL)も、説明書を見たら停電時は使えない電話機でした。

シャープUX-D18CL 取扱説明書

「停電しても固定電話があると安心」と思っているなら、回線・電話機が対応しているか確認しましょう。(コンセントからプラグを抜いて通話できるか確認するのが簡単)

停電から普及して電話線・基地局などのインフラが無事なら、固定電話は携帯・スマホよりも繋がりやすいです。災害時の携帯・スマホは安否確認の通話が集中してつながりにくくなりますからね。

固定電話で連絡を取り合う相手がいる

これが一番身近で切実なポイントだと思います。

間柄にもよりますが、相手に「固定電話をやめることにしたから」ってなかなか言いにくいですよね。

私は自分の実家だけでしたが、少し言いにくかったです。

というのも、固定電話を解約する理由は「電話代の節約」以外ありませんから、「たかが電話料金くらい」「お金に困ってるのか」とか思われたら嫌だなと思ってしまいました。

小さな見栄ですね。

直接相手に言いにくい時は、固定電話解約後に新しい連絡先をアナウンスしてもらうこともできます。期間は3ヶ月程度です。(私はセールス目的の相手に携帯番号がバレるのが嫌だったから使いませんでした。)

これに関しては、固定電話で連絡を取り合う相手の数・間柄で違いますから、「解約するかしないか」「新しい連絡先をどう伝えるか」よく考えてください。

ただ次項で書いていますが、固定電話は基本料・通話料が高いです。他の電話に替えることで大きく節約できるかもしれません。

「解約すると困るかも」という不安

今まで当たり前にあったものを手放すというのは不安に感じるものです。

たとえ使ってなくても「今後もしかして使うかも」と思うと処分できない進まない断捨離と同じです。この考えではいつまで経っても家は片付きません。

こういう時は、半年先・1年先を目途に「どれくらい使うか」をチェックすると良いです。

チェックしながら、固定電話を使わない方向に以下の行動を起こしましょう。

  • 固定電話に掛かってきた人に携帯番号を伝える
  • 書類の電話番号欄に固定電話を書くのを止める
  • ネットショップやサービスの登録情報は次回利用するときに変更する
  • 保険などの契約は年次の更新や契約内容の確認書類が届いた時に見直す

こうすることで、半年・1年後には「解約すると困るかも」という不安がなくなるはずです。

固定電話のデメリット

基本料・通話料が高い

NTTの固定電話(アナログ回線・住宅用)の基本料・通話料は以下の通りです。

基本料金 通話料
1,700円 一般加入電話宛て:8.5円~80円/3分
携帯電話宛て:16円~17.5円/1分

まず基本料金が高いです。一切通話しなくても毎月1,700円(20,400円/年)もかかっています。

通話料は一般加入電話宛ては掛ける相手の距離によって違って、同じ区域内だと3分8.5円で安いですが、100km超の一番遠い場所だと3分80円もします。

15分通話した場合、区域内だと42.5円なのに100km超のエリアだと400円もします。

区域内というのはザックリ言うと同じ市外局番の中です。例えば東京03・大阪06・名古屋052は、それぞれ3分8.5円で通話できるエリアです。

通話料が高いからと言って固定電話を使わなければ基本料が丸ごと無駄です。

同じ区域内なら通話料が安いわけですが、基本料の1,700円が高すぎます。

光回線を使う光電話だと基本料が500円なので差額が1,200円もあります。8.5円/3分の通話料で換算すると最大423分(約7時間)も話せます。

というように、アナログの固定電話以外に今は色んな選択肢があるので、基本料・通話料の高さは明らかにデメリットです。

光電話は例外

光回線(ネット回線)と一緒に契約できる光電話は、固定電話でも基本料・通話料が安いです。

光回線と一緒にというのが前提ですが、基本料・通話料は以下の通り安いです。

基本料金 通話料
500円 一般加入電話宛て:8円/3分
携帯電話宛て:16円~18円/1分
条件:NTT東日本 ひかり電話の場合

アナログ回線だと1,700円する基本料が500円です。通話料は一般加入電話宛てが全国一律3分8円です。

その他の候補については固定電話を解約した時の代替案で解説しています。

営業の電話がかかってくる

何度も受けたことがあると思いますが、固定電話への営業の電話の多さはひどいです。

  • ネット回線
  • 不動産投資
  • 医療保険
  • 化粧品
  • サプリメント
  • 不用品の買い取り

など、挙げ始めたらキリがないほどいろんな業者から営業の電話がかかります。

私の実家は営業の電話が多すぎて、ナンバーディスプレイをオプションで付けていますが、これが月額400円もするんです。

基本料1,700円に400円ですから、電話しなくても毎月2,100円もかかっています。

営業の電話も煩わしいですが、それを振り分けるために有料オプションを付けなきゃいけないなんて、酷いデメリットです。

詐欺にあうリスクもある

固定電話への一本の電話から詐欺被害にあっている高齢者がとても多いです。

警察庁の調査で、オレオレ詐欺で犯人グループが最初に接触してきた手段は97.5%が固定電話ということが分かっています。

出典:オレオレ詐欺被害者等調査の概要について|警察庁Webサイト

97.5%って凄い数字ですよね。これだけ極端な数字だと「固定電話にオレオレ詐欺のリスクがある」と言っても過言じゃありません。

実際に以下のような記事もありました。

対策が追いつかない特殊詐欺被害に対して、警察当局が強力な防止効果を見込みつつ、推奨できない“特効薬”がある。高齢者家庭の通信手段を固定電話から携帯電話のみに切り替えてもらうという方法だ。神奈川県警の担当者は「犯人は固定電話にしかかけない。被害は確実に減る」と自信を示すが、別の担当者は「民間通信企業の業務や営利に関わることを(警察が)すすめるわけにはいかない」と複雑な心情をにじませている。

出典:脱・固定電話が特殊詐欺の特効薬?「すすめるわけには…」神奈川県警ジレンマ(1/4ページ) – 産経ニュース

最近はオレオレ詐欺以外にも、架空請求詐欺・融資保証金詐欺・還付金詐欺など特殊詐欺の手口は増え続けているし、詐欺だけでなくアポ電強盗・アポ電殺人なども電話から始まる事件です。

固定電話が悪いわけではありませんが、詐欺被害のキッカケになりやすいというのはデメリットだと思います。

固定電話を解約した時の代替案

最後に、固定電話を解約した時の電話の代替案を紹介します。

ひとつは先ほど書いた光電話です。固定電話より基本料・通話料が安いです。

個人の携帯番号を使う

これが一番手間がなくてシンプルです。

大手キャリアの場合、通話料は20円/30秒が標準ですが、5分かけ放題にしている人が多いので5分以内の通話なら負担は増えません。

「5分超える通話も多い」という方はプラス1,000円で時間無制限のかけ放題にできます。20円/30秒で1,000円分となると25分ですから、5分を超過する時間が25分以上になる方は完全かけ放題にしましょう。

1,000円プラスになっても、固定電話の基本料1,700円より700円も安いです。

IP電話アプリを使う

スマホのIP電話アプリで050スタートの番号を作って、固定電話として運用するのがこの方法です。

050 plus050通話アプリ LaLa CallG-Call050などが代表的なサービスです。

自分のスマホに入れて、自分の携帯番号と別にもう一つ番号を持つこともできるし、格安SIMのデータSIMを使って使うこともできます。

自分の携帯番号を登録情報に使いたくない人におすすめです。

まとめ

アナログ回線の固定電話は、基本料・通話料が高いので「いらない」と私は思います。

ただ、「信用」「愛着」や「(解約すると困るかもという)不安」など料金だけで判断できない要因があるのも固定電話の複雑さです。

実際に私も、解約に至るまで色々考えました。でも固定電話を解約して節約できたし、困った事はひとつもありませんでした。

固定電話の必要性に悩んでいる方の参考になれば幸いです。