mineoのマイそくプランが気になって調べていますね?
当ページでは、↓こういう疑問にお答えします。
- スタンダードの通信速度1.5Mbpsって?
- 実際に使った人の感想が知りたい
- 昼の速度制限はどの程度なんだろう?
この記事で分かること
- mineo マイそく スタンダードプランを実際に使った筆者の感想
- 乗り換える前に知っておくべき マイそくプランの注意点
- マイそくプランをおすすめする人・おすすめしない人
私は2022年6月から12月上旬までmineoのマイそくプラン(スタンダード)をメインのスマホで使っていました。1.5Mbpsは意外と遅さを感じず使えていました。
実際に使った感想を踏まえて、マイそくプランを徹底解説しています。是非参考にしてください。
目次
- 【結論】意外に遅くないが平日昼は使えない
- マイそく(スタンダード)使用者の感想
- スマホならYouTubeは止まらず見られる
- 音楽のサブスクは普通に聴ける
- WEBは画像の表示が少し遅いのが気になる
- SNSは多少遅いけど想定内で気にならない
- 平日昼12時台の遅さは何もできないレベル
- mineo マイそくプラン 3つの注意点
- 【注意点1】通信量が少ない人にはメリットはない
- 【注意点2】昼12時台の遅さは想像以上だからWiFi必須
- 【注意点3】3日で10GB使うと速度制限される
- マイそくをおすすめする人・しない人
- まとめ
【結論】意外に遅くないが平日昼は使えない
マイそく スタンダードの通信速度1.5Mbpsは、思ったほど遅くなくて、動画・音楽・WEB・SNSチェックなどは「少し遅いな」と感じるくらいで、普通に使えます。
下画像は、2022年12月1日午前10時半頃の通信速度です。
下り・上り共にきっちり1.5Mbps前後の速度が出ています。ただ、実際には通信し始めはもっと速い速度が出ている(初速バースト)ので、結果の数値ほど遅さは感じません。
ただ、月-金 昼12時台は速度制限が強力すぎて、スマホがほぼ使い物になりません。昼休みにスマホを使いたい人はWi-Fi必須です。(詳しくは記事後半平日昼にスマホが使えなくて困ることで解説しています。)
ですから、広く誰にでも勧められるプランではありません。「平日昼の速度制限を納得できる方」限定です。
昼休みはスマホが使えないと地味に困ること沢山あるので、よく考えてください。
【今はこっち】マイピタが全コース 6ヶ月間990円/月
今はキャンペーンで、マイピタのデュアルプラン(音声SIM)が、全コース月額990円で最大6ヶ月間使えます。
プランは以下の4種類ありますが、全プランが990円なので容量が大きい方がお得です。
- 1GB 1,298円
- 5GB 1,518円
- 10GB 1,958円
- 20GB 2,178円
10GB・20GBは低速通信使い放題の「パケット放題プラス」が無料で使えるので、マイそくプランを検討してる方も、今はマイピタプランがオススメです。
割引期間の6ヶ月使って、「正規料金に戻るタイミングでマイそくにコース変更する」のが賢い使い方だと思います。コース変更に手数料はかかりません。
平日昼も使うならマイそく+IIJmio eSIM 2ギガプラン
平日の昼もスマホを使うなら、mineoのマイそくと、IIJmioのeSIMを併用するのがおすすめです。
月~金 昼12時台だけ、データ通信をIIJmioのeSIMを使うわけです。平日昼の1時間にスマホを最低限使う程度(QR決済・LINE・SNSチェック など)なら、1ヶ月2GBあれば十分でしょう。
IIJmioは、2ギガプランのデータ通信のみeSIMが440円/月なので、マイそく(スタンダード)と併せて月額1,430円です。(iPhoneXS以降のiPhoneならeSIMに対応しています。)
多少料金は高くなりますが、平日昼にスマホが一切使えないのは、かなりストレスなので、予め弱点を補って使うのがおすすめです。
マイピタ+パケット放題Plusより安い
同じmineoの高速通信付きプラン「マイピタ」と、低速使い放題オプションの「パケット放題Plus」を使うという選択肢もありますが、IIJmioとのセットの方が安いし高速通信量が多いです。
マイピタ 音声通話SIM(1GB) 1,298円+パケット放題Plus 385円=1,683円/月
2回線あると通信障害対策になる
IIJmioのeSIMはドコモ回線のみなので、mineoのマイそくプランを、Aプラン(au回線)またはSプラン(ソフトバンクプラン)で契約すれば、通信障害対策にもなります。
大手キャリア2社が同時に通信障害になる可能性は相当少ないですからね。
というわけで、ネット通では、マイそく(スタンダード)+IIJmio eSIM(2GB)の併用をおすすめします。マイそくの弱点を補った最強の組み合わせです。
マイそく(スタンダード)使用者の感想
1.スマホならYouTubeは止まらず見られる
マイそく スタンダードの通信速度 1.5Mbpsでも、スマホでYouTubeを見られます。画質は360p・480pのスマホ画質です。
画質が720p以上になると、ロード待ちで頻繁に止まります。試しに4K画質の2160p60を選択してみましたが、止まる以前に再生が始まりませんでした。
スマホ画質なら、ほぼロード待ちで止まることはありません。快適に視聴できます。
パソコンだと再生開始時に数秒止まる
パソコンだと再生開始時や、飛ばして見る時のスタートで3~5秒くらい止まります。
テストした条件は、パソコンをiPhoneのインターネット共有(テザリング)でWiFi接続し、画質は自動で設定された720pです。
画質を360pにすれば、止まる時間は1秒前後でほぼ気にならないレベルになりました。ただ、パソコンで360p画質で見ると、粗さが気になります。
2.音楽のサブスクは普通に聴ける
私はSpotifyを使っていますが、マイそくの1.5Mbpsで普通に聴けています。通信速度が遅くて途切れることはありません。
私はSpotifyの無料プランなので、音質設定は高音質(160kbps)までです。最高音質(320kbps)は検証していません。
3.WEBは画像の表示が少し遅いのが気になる
WEBブラウザでのページ閲覧は、少し画像の表示が遅いのが気になりますが、全然使えるレベルです。
WiFiだと、ページが表示されるのと同時に画像も表示されますが、マイそくだとワンテンポ遅れる感じです。遅れるのは1秒もないです、体感的に0.5秒以下だと思います。
4.SNSは多少遅いけど想定内で気にならない
Twitter・Facebook・InstagramなどのSNSも、表示に多少遅さを感じます。スクロールが早いと、画像の表示が追いつかない感じです。
SNSのタイムラインは、下へのスクロールと並行して画像・動画ファイルをダウンロードするので、スクロールが早すぎると、ダウンロードが間に合わず、表示が少し遅れることになります。
遅いと言っても、想定内の遅さなので気になりません。
5.平日昼12時台の遅さは何もできないレベル
マイそくプランは、月~金の昼12時台に通信速度が32kbpsに制限されます。これは、スタンダート・プレミアムどちらも同じです。
この通信速度は、何もできないレベルなので注意しましょう。
できるのは、メール・チャット(LINE・Messengerなど)を使ったテキストの送受信だけです。しかも、送受信の完了までに少し時間がかかります。
写真・動画はデータ量が多くなるので添付できません。あくまでもテキストのみです。
通信速度 32kbpsで出来ないこと
簡単に言うと、メール・チャットのテキスト送受信以外は出来ないですが、私が試して使えなかったことを紹介します。
- LINEの音声通話(発信できるけど会話できない)
- PayPayなどのQR決済アプリ
- WEBページ・SNSの閲覧
- 動画の視聴
電話番号を使った音声通話はできる
32kbpsの速度制限中でも、電話番号を使った音声通話はできます。LINEではなく、音声通話アプリの発信・着信です。
まだ速度制限に慣れていなかった頃、制限中にLINEの着信があって応答しても、途切れ過ぎて話せる状態じゃなくて慌てました。こちらから発信しても同じです。
mineo マイそくプラン 3つの注意点
【注意点1】通信量が少ない人にはメリットはない
月々の通信量が少ない人は、「終日通信速度が遅い」「平日の昼使えない」だけでメリットはありません。具体的な通信量は、スタンダードは4GB以上、プレミアムは20GB以上です。
根拠は、上記の通信量なら「マイそくの月額料金で高速通信できるプランが使えるから」です。
スタンダードは4GB/月以上
通信速度1.5Mbpsのスタンダードプランは、月額990円です。月額990円前後で使える、他社の高速通信付きプランが下表の通りです。
サービス | 通信量 | プラン | 料金 |
---|---|---|---|
HISモバイル | 7GB | 自由自在プラン(7GB) | 990円 |
NUROモバイル | 5GB | VMプラン | 990円 |
IIJmio | 4GB | ギガプラン 4ギガプラン | 990円 |
LIBMO | 3GB | なっとくプラン(3GB) | 980円 |
LINEMO | 3GB | ミニプラン | 990円 |
プレミアムは20GB以上
通信速度3Mbpsのプレミアムプランは、月額2,200円です。月額2,200円前後で使える、他社の高速通信付きプランが下表の通りです。
サービス | 通信量 | プラン | 料金 |
---|---|---|---|
イオンモバイル | 20GB | さいてきプランMORIMORI(20GB) | 1,958円 |
NUROモバイル | 20GB | NEOプラン | 2,699円 |
IIJmio | 20GB | ギガプラン 20ギガプラン | 2,000円 |
楽天モバイル | 3~20GB | Rakuten UN-LIMIT VII | 2,178円 |
HISモバイル | 20GB | 自由自在プラン(20GB) | 2,190円 |
スタンダード・プレミアムそれぞれ、上表の通信量以上使わないと、マイそくプランの金額的なメリットがないわけです。
通信量が少ない人におすすめなのはNUROモバイルです。
マイそくスタンダードを検討している方は、NUROモバイルのVMプランです。
月額990円で1ヶ月あたり5GBですが、3ヶ月ごとに3GBの追加容量をプレゼントしてもらえるので、1ヶ月あたり実質6GB使えます。
1ヶ月実質6GB使えて990円/月は業界最安クラスです。
マイそくプレミアムを検討している方は、NUROモバイルのNEOプランです。
1ヶ月あたり20GBで、月額2,699円ですが13,000円キャッシュバック円がもらえますので、1年間実質1,557円/月です。
専用帯域を使うので速度低下しにくいし、20GBを使い切ったあとも1Mbpsで使えるので、スマホならYouTubeも止まらず見れます。
通信量が20GB前後なら、マイそくプレミアムよりNEOプランです。
【注意点2】昼12時台の遅さは想像以上だからWiFi必須
マイそくの感想にも書きましたが、月-金の昼12時台の速度制限は、想像以上に遅いので注意しましょう。平日の昼にスマホを使いたいならWiFiが必須です。
実際に平日の昼12時台(2022年7月20日(水)12:46)にスピードテストした結果が、下画像です。
下り・上りともに0.01Mbpsという最低値を叩き出しました。スピードテストすらギリギリ完了したレベルです。
mineo公称の制限速度は32kbpsなので、Mbps換算だと0.032Mbpsのはずですが、ここまで遅いと0.03でも0.01でも関係ありません。想像を絶する遅さです。
平日昼にスマホが使えなくて困ること
平日の昼にスマホが使えなくて困るのは、私の場合LINEとスマホ決済です。
LINEが使えなくて困ること
LINEは、音声通話が出来ないのは当然ですが、メッセージのやり取りでもタイムラグがあります。10分、15分くらい遅れることは当たり前です。
具体的には、12時台の後半に、3つ、4つまとめて届くけど、時間を見るとオンタイムではなく12時台前半だったりします。
LINEは、リアルタイムに確認して返信した方が良い状況でも使われるので、困ることもあります。
それと、LINEの音声通話の着信があって応答しても、途切れ途切れで話せません。電話番号を知っていれば折り返せますが、電話番号を知らないと困ります。
スマホ決済が使えなくて困ること
昼12時台にスマホ決済が使えないと、ランチの支払いで困ります。
32kbpsに速度制限されていると、下画像のようにバーコードが正常に表示されません。
制限される前(11時台)に、使いたい決済アプリを一度立ち上げておくとバーコードが表示されます。しかし、その状態で決済できるかは不明です。試したことありません。
確実な対応は、お店のWiFiにつなぐか、一緒にいる人のスマホにテザリングで接続するかです。
他にも、車でSpotifyを聴いてると12時台になると切れたり、WEBやSNS、お天気アプリをチェック出来なかったり、細々といろいろ不便なこともあります。
自分のスマホの使い方をよく考えて、使えなくて困ることがないか洗い出しましょう。
昼もスマホを最低限使いたいのであれば、冒頭で紹介したマイそく+IIJmio eSIM 2ギガプランの併用がおすすめです。月々合計1,430円でマイそくの速度制限をカバーできます。
【注意点3】3日で10GB使うと速度制限される
マイそくプランは、3日間の通信量が10GBを超えると速度制限されます。プラン説明の注意書きに下画像のように書いてあります。
・直近3日間で10GB以上のご利用があった場合、通信速度を最大32kbpsに制限する場合がございます。
(24時間使い放題ご利用時の通信量はカウント対象外です)
出典:https://mineo.jp/special/mysoku/
直近3日というのは、今日・昨日・一昨日の3日間で、制限されるのは翌日の1日間で、通信速度は32kbpsです。この速度は、平日昼の何も出来ない速度と同じなので、要注意です。
前日までの通信量は、mineoアプリで確認できます(上画像)。前日までの2日間の通信量を確認して、その日使える通信量を考えて使いましょう。
速度制限された時の対処法
3日10GBの速度制限を受けた時は、マイそくプランのオプション「24時間データ使い放題」を使いましょう。330円/回で、24時間 高速通信が使い放題になります。
高速通信ですから、マイそくプランの通信速度 1.5Mbpsや3Mbpsではなく、mineoの通常の通信速度になります。月-金の12時台でも、速度制限はありません。
mineoアプリのトップページ(上画像)から、ワンタップで適用できます。
マイそくをおすすめする人・しない人
マイそくをおすすめする人
- 通信速度より料金の安さが大事
- 通信速度は遅めでも使えれば気にならない
- スタンダードは4GB/月、プレミアムは20GB/月以上使う
- 月-金 昼12時台はスマホが使えなくても問題ない
- 動画は主にスマホで見る
マイそくをおすすめするのは上に当てはまる方です。
通信速度よりも安さ重視で、あるギガを沢山使う。そして大事なのが「平日の昼にスマホを使うか」です。「使わない」と決めるか、使えるWiFiがある人にはおすすめできます。
マイそくをおすすめしない人
- 初めて格安SIMを使う人
- 通信速度が遅いのは耐えられない
- 月々の通信量が少ない人(スタンダード 4GB/月・プレミアム 20GB/月以下)
- 月-金 昼12時台にもスマホを普通に使いたい
- 動画は高画質で見たい
マイそくをおすすめしないのは上に当てはまる方です。
初めて格安SIMを使う人は、大手キャリアの速さに慣れているのでおすすめしません。通信速度が遅いとイライラする人もです。マイそくは「そこそこ使える」速度ですが、決して速くはありません。
まとめ
当記事では、mineoのマイそくプランについて、スタンダードプランを実際に使った感想・レビューを踏まえて、注意点やおすすめする人・しない人を解説しました。まとめると、
- 通信速度1.5Mbpsでも、多少遅さは感じるけど日常使いはほぼ問題ない。
- 月-金 昼12時台は、スマホが使いものにならないレベルに遅くなる
- 料金は安いし、特徴のあるプランだけど、誰にでもおすすめできるわけじゃない
通信速度1.5Mbpsは、思ってるほど遅くないし色々普通に使えます。でも、平日昼の32kbpsの速度制限がすごいので、誰にでも勧められるわけじゃありません。
おすすめできるのは、スタンダードで4GB/月、プレミアムは20GB/月以上使う人で、平日昼の速度制限を許容できる方だけです。よーく考えてから乗り換えましょう。