WiMAXよりSoftBank Airが良いの!?販売員の話を検証した驚愕の事実

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

最近、家電量販店へ行くとSoftBank Airのセールス攻勢がすごいです。WiMAXを見に行ってもすぐソフトバンクの販売員さんが声を掛けてきます。

  • 「コンセントにさすだけで簡単」
  • 「無制限に使える」
  • 「端末代がかからない」
  • 「スマホも安くなる」

こんな良いことばっかり言われたら、魅力的に感じてしまうの無理はありません。私も同じ経験をして「SoftBank Air 良さそうじゃん」と感じました。

でも販売員さんの言うことを真に受けて契約するのはちょっと待ってください!

実際に調べてみると「通信制限はある」「端末代と契約期間にカラクリがある」など販売員さんの話と逆の事実が判明しました。

ここではそんなSoftBank Airの販売員が語らない事実をとことん掘り下げて解説しています。

SoftBank Airのメリット=弱点だから騙されないで!

ヤマダ電機にWiMAXを見に行ったらジャケットにはデカデカとSoftBankのロゴが入っている販売員さんがすぐ声をかけてきました。

明らかにWiMAX担当の店員さんじゃありません。

案の定、軽いWiMAXの説明のあと「家で使うならソフトバンクエアーの方が…」とSoftBank Airのセールスが始まりました。

私の目的からは外れますが、時間もあったしSoftBank Airの詳しく話を聞いてきました。

販売員がすすめる6つのメリット

販売員さんの話しで出てきたSoftBank Airの特徴・メリットはこの6つでした。

  • 「ソフトバンクが使えるエリアなら使える」
  • 「WiMAXのような3日10GBの制限がない=完全使い放題」
  • 「端末代は月賦だけど丸ごと割引になるから0円」
  • 「スマホをY!mobileにするとスマホ代が500円安くなる」
  • 「格安SIMほど遅くならない(夜に少し遅くなるくらい)」
  • 「今ならキャンペーンでUCギフトカード 10,000円分プレゼント」

これが全部本当で裏がなければすごく魅力的なサービスです。私自身、販売員さんの話を聞きながら「SoftBank Air 良さそうじゃん」と感じていました。

でもここからが肝心です。

検証したら「メリットが全部が弱点だった」と判明

ヤマダ電機の店頭で「良さそうだ」と思ったSoftBank Airについて、帰って調べ始めたらメリットとして教えてくれた点が、言葉通りには受け取れない弱点ポインでした!

本当に驚きました。

販売員さんは契約取るのが仕事ですから、弱点を声高に言うことはないと分かってますが、ここまで実状と違うのはどうかと思います。

どこが違うのかを1点ずつ詳しく解説していきますのでご覧ください。

1.ソフトバンクとAirのエリアは全然違う

販売員さんは「ソフトバンクのエリアで使えますよ」と言ってたのに、ソフトバンクの携帯・スマホのエリアと、SoftBank Airのエリアは全然違うことが分かりました。

SoftBank Airの電波はソフトバンクのグループ企業Wireless City Planning 株式会社(WCP)の電波網を使っていて、ソフトバンクの4G LTE回線とは別です。

この電波はPHSサービスのウィルコムが所有していた2.5GHz帯の電波を継承したもので、ソフトバンクはMVNOとしてSoftBank 4Gの呼び名で利用しています。

このSoftBank 4Gエリアは4G LTEエリアよりかなり狭いです。

SoftBank Airはエリアが狭い

SoftBank Airのエリアは、回線を保有するWireless City Planning社のホームページで確認できます。

ソフトバンクのスマホ・携帯のエリアと比較したらその差は一目瞭然でした。「ソフトバンクのスマホは通じるけどSoftBank Airはダメ」というエリアはかなり多いことが分かりました。

ソフトバンクエアー・スマホ エリア比較

中部・関西地方の4G・4G LTEエリアを比較

出典:提供エリア 詳細マップ|Wireless City Planning 株式会社サービスエリア | ソフトバンク

こういうサービスは契約前にエリアチェックするのは必須だし、ソフトバンクエアーは端末を持ち歩くわけでもないので「家がエリア内なら問題ない」とも言えますが、販売員さんの言うことが違ったのは明らかです。

WiMAXの方がエリアが広い

WiMAXとも比較しましたが、明らかにWiMAXの方がエリアが広かったです。

SoftBank Airは大きい街の中心部に限定されていて、少しでも郊外に外れるとエリア外です。WiMAXの方がエリアは広いし、持ち運べるルーターを選べば外でも使えます。

SoftBank AirとWiMAX2+エリア比較

関東地方のSoftBank AirとWiMAX2+のエリアを比較

SoftBank AirとWiMAX2+エリア比較

中部・関西地方のSoftBank AirとWiMAX2+のエリアを比較

出典:WiMAX(ルーター)のサービスエリア │ UQ WiMAX

SoftBank Airは契約住所以外は使えない

SoftBank Airは契約住所以外では使ってはいけません。

契約住所以外でネット接続すると不正利用になり警告メールが届きます。無視して使い続けると最終的には強制解約になります。

端末が大きいので常に持ち歩いて使う人はいませんが、「ネット環境のない友達の家や滞在先でも使いたい」と考える人もいるでしょうが、SoftBank Airはできません。

WiMAXはホームルーターでも使用場所の制限はありません。

2.「速度制限なし」ではなく明記してないだけ

「WiMAXのような3日10GBの制限がない」と言われて『すごく良い』と思ったんですが、実際は利用者が増える夜に制限されていることが分かりました。

公式ページにも以下の速度制限に関する記述がありました。

ベストエフォート形式のため、お客様の通信環境により実際の通信速度は変化します。ご利用の集中する時間帯(夜間など)は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。動画やファイル交換ソフトなどをご利用の場合は速度が低下する場合があります。詳しくはSoftBank Airの速度制限などについてをご確認ください。

具体的に「●日で■GB」という数値で明記せず「混んだら速度制限します」というのがSoftBank Airのスタンスです。

いつどんな速度に制限されても文句言えない?

上記引用のSoftBank Airの速度制限などについてには以下のように書かれています。

通信速度の制限について

これを読み解くと、

LINEやスカイプなどネット回線を使った通話やテレビ電話、動画・画像の閲覧、ファイルのダウンロードは速度制限される対象で、

ネットワークが高負荷になったらエリア・個人向けに速度制限する場合があると書かれています。

でも具体的に速度制限される通信量の数値は書かれていないし、速度制限された場合の通信速度も書かれていません。

通信サービスにとって速度制限はすごく重要なポイントなのに、記述が曖昧すぎると思います。これではいつどんな制限を掛けられても文句を言えません。

WiMAXは「3日10GB」「18時頃~翌2時頃」「概ね1Mbps」

WiMAXは速度制限に関して具体的な数値をしっかり明記しています。

WiMAXは3日間の累計で通信量が10GBを超えた場合に、翌日の18時頃~翌2時頃に概ね1Mbpsの通信速度に制限されます。

全く制限がないのがベストですが現実問題それは無理な話です。だったらWiMAXのように具体的な数値を示さないといけないと私は思います。

3.端末代は0円じゃないし実質4年しばりだった

販売員さんは「端末代が0円」とは言わず「毎月同額の割引があるから実質0円です。」という言い方でした。

ですから端末が無料だとは思っていませんでしたが、この端末代実質0円のシステムがややこしいものでした。

支払期間は36ヶ月なのに契約期間は2年

SoftBank Airの端末は1,620円の36回払い(合計58,320円)と非常に高いです。その毎月の支払い分を月月割で全額割引いてくれるから端末代は実質0円です。

ソフトバンクエアー 料金

出典:SoftBank Air パンフレット

次にSoftBank Airの契約期間ですが、契約期間は2年で更新月以外の解約だと9,500円の解除料が必要です。

更新月は課金開始日が属する月を1ヶ月目として24ヶ月目(課金開始日は契約成立日(端末を受け取った日)の翌日を1日目として8日目)
出典:SoftBank Air重要事項詳細

ですから解除料なしで解約しようと考えると2年後の解約なんですが、端末の分割支払いは36回なので2年では支払いが終わっていません。

ですから、解除料はいりませんが12ヶ月分の残債を払わなきゃいけないことになります。

1ヶ月あたり1,620円なので12ヶ月分で19,440円です。

3年目から月額1,080円高くなる

端末の残債 19,440円を払いたくなくて2年契約を更新すると、25ヶ月目からはじめようSoftBank Air割が無くなるので、月額料金が1,080円高くなって月々4,880円になります。

高くなった月額料金で1年間使って端末の分割支払いが終わるタイミングで解約しようと思うと、9,500円の解除料が必要になってしまいます。

SoftBank Airを長く使わせるためによくできたシステムだけど、利用者には複雑で分かりにくいです。

解除料も端末代も払いたくない場合、SoftBank Airを4年間利用することになるわけです。

2年で解約するならレンタルが安い!

販売員さんは教えてくれませんでしたが、端末はレンタルすることもできるとパンフレットに書いてありました。レンタル料は月々490円で初月は無料です。

レンタルなら契約期間の2年でも残債が残りませんので後腐れなく解約できます。

2年で解約すると仮定して、端末を購入する場合・レンタルする場合で料金を計算してみました。

購入 レンタル
基本料 4,880円 4,880円
分割代 1,620円
月月割(端末代割引) ▲1,620円
レンタル料 490円
はじめようSoftBank Air割 ▲1,080円 ▲1,080円
月額料金 3,800円 4,290円
月額料金 2年分 91,200円 102,470円
2年で解約した場合の端末残債 19,440円
合計 110,640円 102,470円

2年で解約するならレンタルの方が8,170円安いという意外な結果になりました。

本当は販売員さんにここまで教えてもらいたかったです。

WiMAXは端末0円で3年契約 分かりやすい

WiMAXの端末代は0円か1円が基本で、解約しても残債を払う必要はありません。

主要販売店のうちBIGLOBE WiMAXだけがSoftBank Airと同じ端末代を分割-割引で実質0円というシステムなので注意しましょう。

契約期間は3年です。最新のホームルーター L02が安い販売店5社の実質費用が以下の通りです。

※実質費用とは初期費用・端末代と契約期間中の利用料の合計からキャンペーンで還元される額を引いた、契約期間中にかかる合計費用です。

条件:ギガ放題・端末 L02【2019年5月時点】
L02 プロバイダー 比較

一番安いGMOとくとくBBの月額割引キャンペーンの利用で122,830円、1ヶ月あたり約3,320円になります。

元々3年契約ですし、端末代の分割もありませんから「2年契約なのに4年使わなきゃ」「2年で解約するならレンタル」という分かりにくさもありません。

WiMAXの最新のキャンペーン情報やお得に使う方法は以下のページで詳しく解説しています。

4.SoftBnk Air1台+Y!mobile1台なら差し引きゼロ

SoftBank Airの説明をひと通り聞いてから、隣接する格安スマホコーナーを物色していたところ、さっきと同じ販売員さんにこう言われました。

「スマホをY!mobileにすると、スマホ代が500円安くなって1,480円/月で使えますよ」

1,480円で通信速度が速いY!mobileで3GB使えて、10分かけ放題も付くのは魅力だと思いました。(2年目からは月額1,000円アップ)

でもパンフレットを見ると、スマホの割引を受けるとはじめようSoftBank Air割の通常1,080円が580円になってしまうことが分かりました。

SoftBank Air割の変化

スマホ代が500円安くなって、SoftBank Airの月額料金が500円上がるので差し引きゼロです。

この点は店頭で気づいたので販売員さんに指摘しました。すると苦笑いしながら

「そうなんです、1台だと変わらないんです。でも容量の大きいプランで4、5台あるとAir分がペイできちゃうんです。」

と答えてくれました。

『おいおい、我が家にそんなにスマホあるって言ったか?』とは口に出さず、こちらも苦笑いで返しました。

5.SoftBank Airは通信速度の評判が超悪い

通信速度に関して販売員さんは「速いです」とは言いませんでした。

  • 「どれくらいの速度が出るんですか?」
  • 「WiMAXと比べてどうですか?」
  • 「格安SIMみたいに遅くなりますか?」

アプローチを変えて色々聞いてみましたが、具体的に●Mbpsとか「速い」というワードは口にしませんでした。

通信速度に関して販売員さんが言ったのはこういう表現でした。

  • 「格安SIMほど遅くなりませんよ」
  • 「夜は少し遅くなります」
  • 「周りで使う人が多いと遅くなりやすい」
  • 「ゲームとかネットでテレビ観ないなら大丈夫」

だから私は「普通に使える速度なんだろう」と思っていたんですが、帰ってネットの評判・口コミを調べたらSoftBank Airの評判の悪さに驚きました。

通信速度の口コミ・評判

Twitterには過激でセンシティブな内容の口コミが多くて、引用するツイートを精査しましたが通信速度に関して怒ってる方が非常に多いです。

公平じゃないので良い口コミも引用しましたが、私が調べた印象では8:2くらいの割合で悪い口コミが多かったです。

出典:Twitter検索 ソフトバンクエアーSoftBank Air

遅い・繋がらないという悪い口コミ

速い・使えるという良い口コミ

通信速度の口コミから分かること

ネットの口コミは良い評判より悪い評判の方が圧倒的に書き込まれやすいので、現実は「ソフトバンクエアーにして良かった」と感じてる人もいるはずです。

ただ、その点を踏まえてもソフトバンクエアーのネット上の評価は悪すぎます。

販売員さんが実際の数値や「速い」という言葉を口にしなかった理由も想像できます。

6.ネットからの契約の方が特典がかなり多い

「なにかヤマダ電機で契約する特典とかありますか?」と聞いたら「今なら10,000円分の商品券プレゼントできます。」と教えてくれました。

『ヤマダ電機でしか使えないものかな』と思ったらUCギフトカードでした。

これに関してはSoftBank Air自体の弱点ではないですが、ネットを見たらもっと高額のキャッシュバックしてくれる販売店がありました。

SoftBank Air(ソフトバンクエアー) 正規代理店 株式会社NEXT(ネクスト)

キャッシュバックを行っているのは、SoftBank Air正規代理店の株式会社NEXTです。

最短で課金開始月の2ヶ月後にキャッシュバックを受け取れます。2019年5月時点のキャッシュバック額は35,000円です。

条件は株式会社NEXTの公式ページをご覧ください。

オプションの加入条件は無いし、端末をレンタルする場合でもクレジットカード決済ならキャッシュバックが貰えます。

【結論】販売員の話は「話半分」で聞かなきゃ危ない

ここまで、ヤマダ電機の販売員さんが教えてくれた6つのメリットが「全部弱点だった」ことを書いてきましたが、いかがでしたか?

それでもSoftBank Airを契約しようと思いますか?

私は自分で調べて「エリアが狭い」「実は通信制限がある」「端末が実質0円でもリスクがデカい」「通信速度の評判が悪い」ということが分かったのでダメだと思いました。

そして改めて『販売員さんの話はあてにならない』と痛感しました。

販売員さんは契約を取るのが仕事なので、弱点を声高に言う必要はないとは思いますが、上っ面のメリットだけを伝えてセールスするのはどうかと思います。

もう少し現実に近い話しをしてもらいたいです。