
WiMAX気になってるけど「速度制限されまくったら嫌だな」と思って調べていますね。
速度制限される条件は3つありますが、一番気になるのはギガ放題プランの3日10GBの制限だと思います。
このページで以下の3点の疑問が解決できます。
この記事で分かること
- 制限速度ってどれくらいなの?
- 制限中でも本当にユーチューブが普通に見れるの?
- どれくらい使うと制限されるの?
私は2020年9月まで自宅兼事務所でWiMAXのホームルーターL02をネット回線として使っていました。そんな私がが「実際に速度制限を受けた感想」を詳しくレビューしていますので内容は確かです。
このページを最後まで読んでもらえれば、WiMAXの速度制限のすべてが分かります。契約前に絶対知っておいた方がいい内容なので、WiMAXを契約しようか悩んでる方は必見です。
WiMAXの「3日10GB」の速度制限が気になる人は、大手キャリアのLTE回線を大容量使えるポケットWiFiがおすすめです。月100GBまでなら2年縛りなしのクラウドWiFi、月200GBならどこよりもWiFiが安くておすすめです。
目次
【レビュー】3日10GB制限の速度&正直な感想
WiMAXを使う上で一番気になる3日10GBの制限を実際に体験したレビューを紹介します。
突発的に沢山使う日があると、その後数日間速度制限されやすいです。
- プロバイダー:GMOとくとくBB
- プラン:ギガ放題プラン
- 端末:Speed Wi-Fi HOME L02(ホームルーター)
- 接続:Wi-Fi 5GHz
WiMAXの制限速度は本当に1Mbpsなのか!?
制限速度は条件通り本当に1Mbpsでした。(条件はこちらで詳しく解説しています。)
制限がスタートする18時前後のスピードテストの結果がこちら↓
18時前は下り101Mbpsも出ていたのに、18時をまたいですぐ1.09Mbpsになりました。
制限が続く午前2時まで断続的にスピードテストした結果もご覧ください。(ピンク色の背景の行が速度制限中です。)
下り(Mbps) | 上り(Mbps) | PING(ms) | |
---|---|---|---|
17:01 | 99.2 | 2.51 | 85 |
17:55 | 101 | 2.12 | 81 |
18:02 | 1.09 | 1.2 | 77 |
20:52 | 1.07 | 1.27 | 79 |
21:21 | 1.06 | 1.39 | 98 |
1:03 | 1.06 | 1.15 | 77 |
1:56 | 1.04 | 1.28 | 75 |
2:00 | 90.1 | 1.65 | 68 |
18時~翌2時の8時間の間、きっかり1Mbpsで速度制限されていました。条件に偽りはありません。
速度制限されてもYoutubeは見られる?
1Mbpsという通信速度について公式ページでは「YouTube動画の標準画質レベルが視聴可能な速度」と解説していますが、
本当に見れるか気になりますよね?
Youtubeをはじめ、U-NEXT・AbemaTV・Amazon Music・WEBページ閲覧・SNS・メール・LINEでチェックしました。
Youtubeは画質360p・480pが止まらず見れる
Youtubeは360pだけでなく480pも止まらず見られました。
下画像はそれぞれの画質で閲覧中のスクリーンショットです。
↑360pは再生と読み込みの差に余裕がありますが、↓480pはギリギリでした。
ですから、制限速度が1Mbpsよりも遅くなると途中で読み込み待ちで止まる可能性があります。720pでも再生してみましたが、読み込み待ちで頻繁に止まりました。
スマホで見るなら360p・480pの画質で十分なので、速度制限中でもYoutubeを楽しめます。
U-NEXTはスマホで止まらずキレイに見れる
U-NEXTは速度制限されていても、スマホならロード待ちで止まることはなく、普通にきれいな画質で観られます。(画質設定は自動)
でもパソコン(23型ワイド液晶ディスプレイ)だと、画質設定を自動にすれば低画質になるので止まることはないですが、画質が粗いのが気になります。
スマホで観た方が気持ちよく観られるでしょう。
AbemaTVは低画質なら止まらず見れる
AbemaTVは低画質なら止まらず見られましたが、画質の粗さが気になりました。
↑これが低画質でスマホ全画面表示で見た時のスクリーンショットです。こうやって切り取ると粗さが気にならないように見えますが、実際に動画で見ていると粗さが気になります。
中画質も試しましたが、頻繁に止まるし、なかなか再生が始まらないのでイライラします。
速度制限中にAbemaTVを見るなら、低画質設定でスマホを縦持ちにした小さい画面で見ることになります。
Amazon Musicは普通に聴ける
音楽ストリーミングサービスのAmazon Musicは普通に聴けました。
音質は自動設定にしていましたが、普段通りの音質で楽しめました。
検索や表示の切り替えのレスポンスも悪くなかったです。
ブラウザは表示の遅さが少し気になる
ブラウザ(Chrome)でWEBページを見るときは、いつもより画像の表示が遅くてレスポンスの悪さが気になりました。ただ「遅さが気になるけど使えるレベル」です。
ブラウザで試したのは以下の5つで、快適に使えた順に上から並べました。
- Yahoo!・GoogleでWEB検索
- このブログの執筆(ワードプレス)
- Amazonで商品を検索
- Youtubeで検索・動画閲覧
- Yahoo!ニュースで気になる記事のチェック
WEB検索は普段より1テンポ遅いくらいです。ブログの執筆は画像のアップとプレビューに少し時間がかかるくらいで、ほとんど普段通りでした。
AmazonとYoutubeの検索は、ページ内に表示される商品画像・サムネイル画像が多いので、表示完了までいつもより3~4秒遅かったです。でも、上から順に表示されるのでそれほど気になりませんでした。
一番気になったのがYahoo!ニュースです。文章はあっさり表示されますが、最上部の画像がなかなか表示されなくて一番「遅さ」を感じました。
速度制限中にブラウザを使ってインターネットするのは、遅さが気になるけど使えるレベルです。
Facebook・Twitterは表示が遅くて少し気になる
Facebook・Twitterのタイムラインのチェックは、画像が表示されるのが遅くて気になりました。
ブラウザでインターネットするよりも「遅さ」を感じましたが、FacebookもTwitterも文章より写真がメインですから、表示が遅いのもやむを得ないでしょう。
速度制限中のSNSのチェックは、表示が遅いけど使えるレベルです。
メール・LINEは普通に使えた
PCのメーラー(Becky!)でメールの送受信は普通に使えました。制限されていない時と受信速度がほとんど変わらなくて驚いたくらいです。
LINEのトークも普段通り使えました。写真も送ってみましたが送信時間に変化はありませんでした。LINE
の無料通話もいつも通り会話できました。
速度制限中でもメール・LINEは普通に使えます。
【まとめ】普段より遅いけど使えるレベル
制限速度の1MbpsでYoutubeをはじめ色々使ってみて、「遅いなりに使えるレベル」だと分かりました。
私の環境では、速度制限されていないと下り60~100Mbpsくらい出ます。それが1Mbpsになるわけですから、当然「遅いな」と感じます。
具体的に言うと、なにをするにもページが表示されるのに2、3秒余計に時間がかかるんです。
ただ、Youtubeは360p・480pで止まらず見られたし、AbemaTVも小さい画面なら見れました。その他も「遅くて使えない」という作業はひとつもありませんでした。
制限速度の「概ね1Mbps」という速度は、よく考えられた速度だと感じました。実際に経験してみると「こんなもんか」と感じるし、遅いなりに意外と使える通信速度です。
こんな方は3日10GBの制限にかかりやすいから要注意!
動画をタブレット・デスクトップPC・テレビで見る人
動画や映画・アニメをスマホ以外で見る人は速度制限されやすいです。
スマホなら画質は360p・480pでも問題ないですが、タブレットだと720p以上で見ないと画質の粗さが気になります。デスクトップPCやテレビで見るなら1080pが最低ラインです。
720p・1080p画質で1時間Youtubeを見ると、720pで約700MB、1080pで約1GBも消費します。
Amazonプライム・NETFLIX・U-NEXT・Huluなどのビデオオンデマンドは、1080pのHD画質で視聴すると1時間あたり2~3GB消費します。
この消費量を3日10GB内で収めようと思うと、1日あたりYoutubeとVODそれぞれ約1時間が限度です。
↑これは動画だけにWiMAXを使った場合の話ですから、動画以外でWiMAXを使えばそれだけ見られる時間数が減ります。
そして速度制限がかかると、大画面サイズの動画はダウンロードが追いつかなくてろくに見られません。
「夜は大きい画面で映画・アニメを見るのが楽しみだ」という方は3日10GB制限に引っかかりやすいので注意しましょう。
1日1本映画を観た場合の通信量
2020年のお正月にU-NEXTで1日1本アニメ映画をテレビで観た時の通信量が↑こちらです。
実際に観たのは以下のアニメ映画です。正月なので仕事でネットは使っていないし、テレビを見ていてYoutubeもほとんど見なかったので、8~9割はU-NEXTでの消費量と想像できます。
- 1月1日:リトルプリンス
- 1月2日:ガンバと仲間たち
- 1月3日:ワールドエンド!フィニーとノアの箱舟
- 1月4日:アイスエイジ3
- 1月5日:アイスエイジ2
そして1月5日・6日の夜に速度制限を受けました。
計算すると2日~4日、3日~5日の通信量の合計が、それぞれ11GB・10.7GBで10GBをオーバーしていますね。
音楽聴き放題を高音質で聴く
音楽の聴き放題サービス(サブスクリプション)を高音質で聴くと、意外と通信量がかさみます。
私はGoogle Play Musicを初期設定のままで、1日3、4時間聴いた時に「3日10GB」の速度制限に引っかかりました。
「初期設定のままで」というのがポイントで、初期設定ではWi-Fi接続時は「常に高品質」になっているんです。WiMAXもWi-Fi接続になるので高品質で再生してしまいます。
高品質だと3、4時間の再生で1.2~1.5GBくらい消費してしまいますので、他の用途でもWiMAXを使いますから、速度制限されやすくなります。
この設定を「中」にしてからは、同じくらい聞いても通信量は500MBくらいで収まって速度制限されなくなりました。
どうしても高音質で聴きたい方は、WiMAXはおすすめしません。
家用のWiFiとして家族で使う
WiMAXのホームルーターを家用のWiFiとして家族で使う場合も速度制限されやすいです。
1人でWiMAXを使うなら、使い方を注意すれば3日10GBの制限はクリアできますが、2人・3人で使うとなると難しいです。
特に、スマホを持ってる中高生の子供がいる家庭は注意しましょう。
彼らにとってスマホで動画を見ることは日常ですから、1人で3日10GBをオーバーするくらい動画を見る子も珍しくありません。
そんな極端な使い方をしない子でも、家族3人で3日10GBをシェアしたら1人あたり1日1GBです。各々が好きな動画サイトで動画を見始めれば、画質にもよりますが1時間~1時間半程度で1GB消費します。
「家用のWiFiとして家族で使う」という方は、1人ずつの使える量が少なくなるので、特に動画の画質・見る時間に注意が必要です。
スマホ以外のオンラインゲームで使う
ここで言うオンラインゲームはスマホゲームではなく、パソコンやPS4・Nintendo Switchなどのことです。
電波状況が良ければ問題なくプレイできるし、プレイの通信量はそれほど多くはありません。
問題はダウンロード購入・アップデートのデータ量の多さです。
ダウンロード購入は、Nintendo Switchは多くて5~6GBですが、PS4だと1本20~30GBは普通です。アップデートも内容によりますが数GB消費することが多いです。
速度制限されてない又は制限されない時間なら、ダウンロード・アップデートはできますが、翌日以降の夜は確実に速度制限されてプレイできないことになります。
そもそもダウンロードに時間がかかる数十GBクラスのファイルは、通信速度が安定しないモバイル回線のWiMAXには不向きです。
「(スマホ以外の)オンラインゲームをしたい」という方は、大容量のダウンロードで速度制限されやすいです。頻繁に制限されるとストレスなので光回線が無難だと思います。光回線のおすすめランキングを参考にしてください。
↑ここまで紹介してきた使い方ではなく、WiMAXを自分用のWi-Fiとして契約して、スマホ用のネット回線として使う人は、3日10GBの速度制限を頻繁に受けることはないと思います。
次項から紹介する3日10GBの制限以外の条件も納得できるようなら、WiMAXをおすすめできます。
WiMAXの通信量節約にエンタメフリーOPが最適
2020年4月下旬からBIGLOBEモバイルのエンタメフリーオプションを使い始めました。これがWiMAXの通信量節約にとても役立ちます。
エンタメフリーオプションは、Youtubeや各種音楽ストリーミングサービスでの使用分が「カウントフリーになる」格安SIMのオプションです。
カウントフリーになるサービスを、WiMAXではなく格安SIMで通信すればそれだけWiMAXの通信量が減ります。私の場合1日あたり0.8~1.5GBくらい節約できています。
私はこれで3日10GBの速度制限に引っかかることが減りました。この機会にスマホを格安SIMのBIGLOBEモバイルに変えるのもいかがですか?
【追記】速度制限が気になるならやっぱり光回線
実は私、2020年10月に光回線を使い始めました。光コラボのビッグローブ光です。通信速度の速さはもちろんですが、「通信量を一切気にしなくていい」のが素晴らしいです。
WiMAXを2019年6月から、自宅兼事務所のメインのネット回線として使ってきました。
当初は通信速度も通信量も足りていたんですが、子供が成長するのに伴い、ネットで動画を観るようになって速度制限される頻度が増えてしまいました。
速度制限されるのは夜だけだし、我慢すればよかったわけですが、2020年5月にWiMAXのキャッシュバックも受け取ったし、思い切って乗り換えました。(レビューのためにWiMAXは継続しています。)
当たり前ですが、固定回線なので通信速度が安定して速いし、「通信量を気にしなくていい」のが素晴らしいです。
要注意!WiMAXで速度制限されてしまう3つの条件
まずWiMAXで速度制限される3つの条件について解説させてください。
- ギガ放題プランで3日間で10GB使用した場合
- 通常プランで月間7GB使用した場合
- LTE利用時に7GB使用した場合
それぞれ制限速度や注意点が違うので、ひとつずつ詳しく解説します。
ギガ放題プランで3日間で10GB使用した場合
ギガ放題プランは月間の通信量の上限はありませんが、3日間で10GB使用すると翌日の夜に速度制限されます。
イメージしにくいと思うので、1週間 WiMAXを使ったモデルケースで解説します。1日ごとの通信量が下表の数値になったと仮定します。
1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 | 5日目 | 6日目 | 7日目 |
---|---|---|---|---|---|---|
2.78GB | 4.1GB | 3.9GB | 1.7GB | 2.8GB | 3.2GB | 2.7GB |
こ場合、3日間の合計が10GBを超えるのは3日目(下グラフ参照)で、速度制限されるのは10GBを超えた翌日の夜なので、4日目の夜に速度制限されるわけです。
速度制限される期間と速度は以下の通りです。
制限される期間 | 制限速度 |
---|---|
3日10GB超えた翌日の18時頃~翌2時頃 | 概ね1Mbps |
この速度制限がWiMAXを使う上で一番重要なので、WiMAXの3日10GB制限を深掘り解説でもっと詳しく解説しています。
通常プランで月間7GB使用した場合
通常プランは「月間の通信量が7GBまで」なので、月間7GB使用すると速度制限されます。
速度制限される期間と速度は以下の通りです。
制限される期間 | 制限速度 |
---|---|
月末まで | 128kbps |
通信速度128kbpsは、スマホで「パケ死」した状態と同じ通信速度です。
LINEのトークやテキスト主体のメールの送受信ははできますが、SNSのチェック・投稿、WEBブラウジング、動画閲覧、オンラインゲームは遅すぎて使えません。
ギガ放題プランの3日10GBの速度制限と比較すると、通常プランの制限はかなり厳しいです。
LTE利用時に7GB使用した場合
上記2つは「プランに関係した制限」でしたが、これは「通信モードに関係した制限」です。
WiMAXの端末は、WiMAX回線だけを使う「ハイスピードモード」とWiMAXとau 4G LTE回線を併用する「ハイスピードプラスエリアモード」があります。

W05 通信モード設定画面
この制限は、後者のハイスピードプラスエリアモードで月間7GB使うと適用される速度制限です。
速度制限される期間と速度は以下の通りです。
制限される期間 | 制限速度 |
---|---|
月末まで | WiMAX・LTEどちらも128kbps |
注意点は太字の「WiMAX・LTEどちらも」という点です。
速度制限が発動するのは、LTEを使うハイスピードプラスエリアモードを7GB使った時なんですが、WiMAX回線だけを使うハイスピードモードも一緒に速度制限されてしまうんです。
しかも「月末まで128kbps」という非常に厳しい条件で、月末までパケ死状態が続きます。
ですから、LTE回線を使う場合は「絶対に7GBを超えない」ように注意しなくてはいけません。

W06 通信モード自動切替
ただ、最近の端末には通信モードの自動切替機能が付いていて、設定したデータ通信量になると自動でハイスピードモードに切り替えてくれます。
LTE回線は、WiMAXよりも地下や田舎でも繋がりやすいので便利な通信モードですが、速度制限が厳しいので緊急時だけ使うようにしましょう。
WiMAXを契約する前にはサービスエリアで、自分が使う場所がWiMAX2+のエリア内であることを確認しましょう。
WiMAXの「3日10GB制限」を深掘り解説
WiMAXの3つの速度制限のうち、一番重要な3日10GB制限について詳しく解説します。
この速度制限を正確に理解していないと、使い始めてから「使い放題じゃなかったのか!」と怒る羽目になります。
まずは回線元 UQ WiMAX 公式ページの3日10GB制限の解説を確認しましょう。
要約すると、直近3日間の通信量が10GBを超えると、翌日の夜(18時頃~翌2時頃)に概ね1Mbpsに速度制限されるというものです。
通信量・時間・速度の条件をひとつずつ詳しく解説します。
【通信量】3日間で10GBってどれくらい?
「3日で10GB」を具体的にイメージするために、一般的なネットの利用法ごとに通信量の目安をまとめました。
右の2列は「10GBあたりの時間・回数」と、それを1/3した「1日あたりの目安」です。
目安 | 10GBあたり | 1日あたり | |
---|---|---|---|
WEBページ閲覧 | 1ページあたり300KB | 約3万5千ページ | 約1万2千ページ |
LINE(トーク) | 1回約2KB | 約524万回 | 約174万回 |
LINE(通話) | 無料通話10分3MB | 約569時間 | 約189時間 |
タイムライン閲覧5分あたり50MB | 約17時間 | 約5.6時間 | |
タイムライン閲覧5分あたり20MB | 約42.6時間 | 約14.2時間 | |
Youtube(360p) | 5分あたり27MB(1時間あたり約324MB) | 約31.6時間 | 約10.5時間 |
Youtube(720p) | 5分あたり87MB(1時間あたり約1GB) | 約9.8時間 | 約3.2時間 |
Amazonプライム (中画質) |
1時間あたり約0.6GB | 16.6時間 | 5.5時間 |
Amazonプライム (高画質) |
1時間あたり約1.8GB | 5.5時間 | 1.8時間 |
WEBページの閲覧やLINE(トーク・通話)は意外と通信量が少ないことが分かります。
インスタ・Twitterのタイムラインチェックは、たった5分でも20~50MBも消費します。
動画は画質を抑えれば通信量は少ないですが、720pクラスの高画質で見てしまうと1時間あたり1~1.8GBも消費します。
インスタと動画の画質に注意!
インスタグラム
インスタは写真の画質が良いので通信量が多い要注意アプリです。
目安が5分 50MBなので、1日に何度もチェックして累計1時間になると約600MBも消費します。「そんなに見てない~」と思うかもしれませんが、ルーティンになっていて気づかないだけで結構見てます。
閲覧の速さによって1時間あたりの通信量は700~800MB以上に増えることもあるし、自分で投稿すればアップロード分増えるし、「いいね」が気になって立ち上げる回数も増えてしまいます。
写真だけでなく、動画・ストーリー・ライブを見るとさらに消費量が増えて、インスタだけで1日1GB超えるのも普通です。
インスタのチェックししぎは注意しましょう。
Youtube
最近のスマホは大きくて解像度も高いので、画質が自動設定のままだと720pになることもあります。
WiMAXは通信速度が速いですし、WiMAXとスマホの接続はWi-Fi接続なので「高画質でも大丈夫」と判断されてしまうからです。
Youtubeを720pで1時間見ると約1GBも消費してしまいます。
WiMAXでYoutube見る時は、画質を480pか360pに変更しましょう。360pで見れば通信量は720pの約1/3 1時間 324MBしか消費しません。
注意して使えば3日10GBをオーバーしなくなる
なにも注意せずに使えば、インスタとYoutubeだけでも1日2GBを消費してしまいます。
もちろんスマホはインスタとYoutube以外にも使います。例えば、
- インスタ以外のSNSのチェック・投稿
- Youtube以外のサイトで動画閲覧
- 音楽のストリーミングサービス
- スマホゲーム
- WEBでの調べもの・買い物
- LINE・Messenger・メール
これらをプラスしたら、1日3GB超えても不思議じゃありません。
ですから、インスタのチェック回数を減らして、動画はスマホ画質で見ることを意識しましょう。通信量の多いアプリを注意して使えば、3日10GBをオーバーしなくなります。
特に使い始めは3日10GBをオーバーして速度制限されることがあります。私もそうでした。
何度か速度制限されると「何をするとオーバーするのか」が分かるようになるので、速度制限される回数が減ります。
次項で解説しますが、3日10GBの速度制限は翌朝には解除されますし、制限速度も遅いけどそれなりに使えるレベルです。
【時間】夜だけで昼間は速度制限なし
3日10GBで速度制限される時間は、10GBを超えた翌日の18時頃~翌2時頃の約8時間だけです。
つまり、それ以外の16時間は普段通りの通信速度で使えるというわけです。
この「夜だけ速度制限する」制限を採用しているのは、WiMAXの他Y!mobileのポケットWiFiだけで、他のサービスは「月末まで終日速度制限される」のが当たり前です。
スマホは、契約のパケット量を超えたら月末まで終日速度制限されて、いわゆる「パケ死」状態になります。(※ソフトバンクのウルトラギガモンスター+を除く)
ドコモ・ソフトバンクのポケットWiFiも、契約量を超えたら月末まで終日128kbpsに速度制限されます。
ソフトバンクエアーは、具体的な閾値・制限速度を公表せず「混んだら制限する」「利用状況で判断する」というスタンスで、いつどういう制限されるか分からない状態です。
他のサービスと比較すると、WiMAXの3日10GBの制限時間は「とてもゆるい」と言えます。
【速度】遅いけど動画も見られる1Mbps
3日10GBで制限される速度は概ね1Mbpsです。
この通信速度について回線元 UQ WiMAXは「Youtube動画の標準画質レベルが視聴可能な速度」と案内しています。
実際に3日10GBの制限を受けた時にスピードテストした結果が↓こちらです。
下り1.05Mbpsで、案内通り概ね1Mbpsに制限されています。
ちなみに制限される前の通信速度が↓こちらです。
下りが72Mbpsから1.05Mbpsですから、ハッキリと速度制限されていることが分かります。
速度制限された状態で、Youtubeを360p・480pの画質で何本か見ましたが、360pは一度も停まることなく最後まで見られました。
480pだと冒頭で1、2回停まる動画がありましたが、さほどストレスなく見られました。
「Youtube動画の標準画質レベルが視聴可能な速度」は本当です。
3日10GB制限の制限速度 1Mbpsは、「遅さは感じるけど遅いなりに使えるレベル」です。
WiMAXの3日10GB制限【まとめ】
通信量・時間・速度の要点をまとめると↓こうなります。
- 通信量:通信量の多いアプリを注意して使えば、オーバーしなくなる
- 時間:制限は夜だけで朝~夕方は制限なし。他のサービスよりゆるい
- 速度:1Mbpsは遅さは感じるけど遅いなりに使えるレベル
他のポケットWiFiやスマホの速度制限と比べると条件はとてもゆるいです。
3日10GBをオーバーしても、次の日の夜まで猶予があるし、制限速度はスマホ画質ならYoutubeを普通に見られるレベル。そして翌朝には解除されています。
契約前や、実際に制限されるまでは気になると思いますが、体験すると「こんなもんか」と思えるし、制限されながら使い方を改善していけば、ある程度コントロールできるようになります。
ただ、「毎晩速度制限される」となると話は別です。そういう方は「WiMAXに向かない人」ですから、WiMAXではなく光回線かクラウドSIM型のポケットWiFiをおすすめします。
聞き馴染みがないかもしれませんが、最近急激に利用者を増やしているのがクラウドSIM型ポケットWi-Fiです。
3キャリアの電波が使えて、通信量が無制限使い放題で、月額料金が安いのが特徴です。気になる方は以下のページをご覧ください。ただ、「使い放題」を謳うサービスはダメです。
まとめ
WiMAXの速度制限は3種類あって、一番大事なのはギガ放題プランの3日間で10GB使用した場合の速度制限です。これをクリアできるかがWiMAXでとても重要です。
3日間で10GBという量は、1人で使うなら使い方を少し気を付ければオーバーしないで使えます。
たとえオーバーして速度制限されても、制限される時間・速度は他のサービスよりかなりゆるいです。
ただ、以下の使い方をする人は頻繁に速度制限されると考えられるのでWiMAXはおすすめしません。光回線をおすすめします。
- 動画をタブレット・デスクトップPC・テレビで見る
- 家用のWiFiとして家族で使う
- (スマホ以外の)オンラインゲームで使う
逆に動画はスマホで見る、WiMAXは自分用、ゲームはスマホだけという方は、WiMAXの速度制限は気にならないレベルですから、WiMAXが安く快適に使えるネット回線の最有力候補になります。