
WiMAXのルーター選びで悩んでる方の、
- ホームルーターとモバイルルーター両方使いたい…。
- 2台使うとやっぱりかなり高いのかな?
- ルーターの切り替えや設定が面倒じゃないかな…。
こういう疑問にお答えします。
この記事で分かること
- WiMAXのホームルーター・モバイルルーターを併用する方法
- 併用するルーター2種類の選び方&おすすめ
- できるだけ安くWiMAX端末2つを手に入れる方法
私は自宅兼事務所のネット回線にWiMAX(ホームルーター)を使っていて、出歩く時はモバイルルーターを使っています。
2台目の端末を買う出費はありますが、お陰で家でも外でも快適にWiMAXを使えています。
餅は餅屋じゃないですが、WiMAXルーターはそれぞれ得意な環境で使うのがベストです!
最後まで読んでいただければ、安く・簡単にWiMAXのホームルーターとモバイルルーターを併用できるようになります。ぜひ参考にしてください。
目次
ホームルーター・モバイルルーターを併用する方法
ルーターの切り替えはSIMカードを挿し替えるだけ
WiMAXのホームルーターとモバイルルーターはSIMカードを挿し替えるだけで切り替えることができます。
下写真は私が使っているWiMAX+5Gのホームルーター(L11)とモバイルルーター(SCR01)のSIMカード差し込み口です。挿し替えで注意するのは以下の2点だけです。
- ルーターは電源をオフにしてSIMカードを抜き差しする
- SIMカードを正しい方向で差し込む
SIMカードを挿し替えたら、ルーターの電源をオンにするだけでWi-Fiが使えるようになります。
スマホやパソコンにSSIDとパスワードを記憶させておけば、切替えた方のルーターに自動で接続するので何もする必要はありません。
たまに「SIMカードのエラー」がありますが、電源を切ってSIMカードを挿し直せば復活します。SIMカードが小さいので落とさないように注意しましょう。
WiMAX+5GのSIMカードはWiMAX2+端末では使えない
2021年4月にスタートしたWiMAX+5Gですが、5GのSIMカードをWiMAX2+の端末に入れてもエラーで使えませんので注意してください。
下写真は、WiMAX2+のホームルーター Speed Wi-Fi HOME L02に、WiMAX+5GのSIMカードを挿入した際のエラー表示です。
同時に使いたいなら2契約必要
ホームルーターとモバイルルーターを同時に使いたい場合は、2回線の契約が必要です。
WiMAXにも格安SIMのように「1つの回線にSIMカードを追加する契約」があれば便利なんですが、残念ながらWiMAXに追加SIM制度はありません。
なんでWiMAXに追加SIM制度がないの?
上限がない契約でSIMカードを増やすと、使い方次第でトラフィックが激増して回線が混雑してしまいます。
仮に追加SIM制度が実現したとしても、料金がすごく高くなるでしょう。
「ホームルーターとモバイルルーターを同時に使いたい方」は、WiMAXを2つ契約しましょう。端末代0円で実質月額が最安のGMOとくとくBBがおすすめです。
ここからは1つのWiMAX契約でホームルーター・モバイルルーターを併用する具体的な方法を紹介しています。2台同時に使う方法を探していた方は、お探しの情報はありませんので閉じてください。
併用するホーム・モバイルルーターの買い方・選び方
ここでは、できるだけ安くホームルーター・モバイルルーターを手に入れる方法と、ルーターの選び方を紹介します。
1台は新規で0円購入・2台目は中古を買う
2022年5月現在 WiMAXの端末は新規契約で0円で手に入るので、1台目はWiMAXの新規契約で0円で購入しましょう。2台目は中古品を買うのがおすすめです。
私はレビューのためなので、モバイルルーター(SCR01)をUQ WiMAXの新規契約で21,780円で購入して、ホームルーター(L11)はメルカリで買いました。
新品だと21,780円するものが16,400円(送料込み)でした。2021年6月発売のルーターを、その月に買ったのでちょっと高いですが、今はもう少し安いです。
安くてもWiMAX2+の端末は買ってはいけません。先述したように、WiMAX+5GのSIMカードはWiMAX2+端末では使えません。
中古を購入するポイントは中古をメルカリで買う時の注意点で紹介しています。
使用頻度が高い方を新規契約で買う
どちらを新品(新規契約)で買うかですが、使用頻度が高い方を新品で買いましょう。
理由は「1年間メーカー保証が付くから」です。自然な故障なら端末補償オプションに加入しなくても1年間は無償修理してくれます。(盗難・紛失・水没・落下は対象外)
私は自宅兼事務所で仕事に使うことが多いので、ホームルーターを新規契約で買いました。スマホやノートPCと一緒に持ち歩くことが多いならモバイルルーターを新規契約で買いましょう。
中古をメルカリで買う時の注意点
ここは「メルカリを利用したことがない方」「中古を買うことに抵抗がある方」向けに書いています。そうでない方は読み飛ばしていただいて大丈夫です。
中古のWiMAXルーターをメルカリで買う場合の注意点は以下の5点です。
- 他と比べて安すぎる物、「ジャンク品」と書いてある物は避ける
- 出品者の評判をチェックして「悪い」が1つでもある人の物は買わない
- 使用期間・傷の具合・付属品を確認する(写真・紹介文で分からなければ質問する)
- ワンオーナーの物を購入する(紹介文で分からなければ質問する)
- 送料無料で出品されている物から選ぶ
初めて使う時はドキドキすると思いますが、CtoC(個人間)取引で中間マージンがないのでリサイクルショップなどお店で買うよりもかなり安いです。
特にWiMAXルーターのような電子機器は、買い替えサイクルが早いので新しい物がすぐ出品されるし、使用期間の短いものが安く手に入ります。
購入や支払いの手続きも簡単だし、ぜひ利用してみてください。ただ、あくまで転売品なので故障しても「メーカー保証は使えない」と思ってください。
ホーム・モバイルルーターを併用するメリット
併用のメリットは「家での通信品質が良くなる」ことです。なぜなら、ホームルーターの方がアンテナ・Wi-Fiの性能が優れているからです。
モバイルルーターは「持ち歩いて使う」ので、持ち歩けるコンパクトさを重視して作られています。

WiMAX+5Gのモバイルルーター SCR01
さらにコンパクトなボディに収まったバッテリーの限られた容量で、できるだけ長く使えるように省エネ仕様になっています。
それに引き換えホームルーターは、「持ち歩かないし家庭用電源を使う」ので大きさ・消費電力の制約がないです。
「大きければ良い」というものではありませんが、電波を送受信する機器ですからアンテナは小さいより大きい方が、出力が弱いより強い方が良いのは当然です。
特に電波状況のよくない場所だと性能の差がはっきり現れます。
実は我が家はWiMAXのピンポイントエリア判定が「△」の場所で電波状況がよくありません。それでもWiMAXをメインのネット回線として快適に使えているのは、ホームルーター(Speed Wi-Fi HOME 5G L11)のお陰です。
同じ場所に置いても通信速度が違う
WiMAX2+のホームルーター(L02)とモバイルルーター(W06)を同じ場所に置いてスピードテストすると、明らかにホームルーターの方が速くなります。
ルーターのすぐ近くと、直線距離で5、6m離れた壁2枚隔てた部屋でテストしました。以下の表に結果をまとめました。「ルーターによる違い」と「距離による速度の変化」に注目してください。
ホームルーター(L02) | モバイルルーター(W06) | ||||
---|---|---|---|---|---|
下り | 上り | 下り | 上り | ||
1回目 | 近 | 95.6 | 1.34 | 43.7 | 1.29 |
遠 | 70.5 | 1.54 | 10 | 0.29 | |
2回目 | 近 | 98 | 4.3 | 36.3 | 1.51 |
遠 | 85.9 | 1.75 | 13.7 | 0.56 |
4回とも下り・上り両方 ホームルーターの方が速くて、ルーターから離れるとモバイルルーターは通信速度が大きく下がるのに対し、ホームルーターは差が小さいことが分かります。
これでホームルーターの性能の高さが分かりますよね?
WiMAXは家の中は電波が弱くなりやすい
WiMAXの電波は「通信速度は速いけど障害物に弱い」という特性があるので、家の中は電波が弱くなりやすいです。
だからホームルーターのアンテナ・Wi-Fi性能の高さが活きてくるんです。
新規契約するならGMOとくとくBBがおすすめ
2022年5月現在「WiMAX+5Gを最安で使える」キャンペーンは、GMOとくとくBBです。
下表の通り実質月額※で比較すると、GMOとくとくBBが3,927円で業界最安です。
順位 | サービス名 | キャンペーン | キャッシュバック | 実質月額 | 端末代 | 実質費用 | 利用期間 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | GMOとくとくBB | 月額割引+CB | ▲14,000 | 3,927 | 0 | 149,207 | 3年 |
2位 | DTI | 月額割引 | ▲21,780 | 4,223 | 21,780 | 160,490 | 3年 |
3位 | BIGLOBE | 月額割引+CB | ▲15,000 | 4,432 | 21,912 | 110,796 | 2年 |
4位 | Broad WiMAX | 月額割引 | 4,433 | 21,780 | 168,454 | 3年 | |
5位 | カシモWiMAX | 月額割引 | 4,462 | 0 | 169,543 | 3年 | |
6位 | Vision WiMAX | 月額割引+CB | ▲5,000 | 4,601 | 0 | 174,850 | 3年 |
※実質月額とは、月額料金・端末代・事務手数料・解約金・残債など使用期間中にかかる全ての費用の合計から、キャンペーンの還元額を引いた実質費用を使用月数で割って算出した金額です。 |
GMOとくとくBB+5Gプランのメリット・デメリット
GMOとくとくBBの5Gプランは、実質月額が安いのが最大のメリットですが、他にも申し込む前に知っておくべきメリット・デメリットがあります。以下ご覧ください。
メリット
- 実質月額が最安の3,927円/月
- 1年後に14,000円のキャッシュバックが受け取れる
- 端末代が0円
- 3年契約だけど2年で解約しても安い
- プラチナバンドが使えるプラスエリアモードが無料
デメリット
- 契約期間が長い(3年)
- 違約金が高い(最大20,900円)
- 2つのオプションプランへの加入が必須※
端末代0円で実質月額が安いのは魅力ですが、契約期間が長く、3年以内に解約すると違約金が高いです。しかし、2021年9月半ばから料金・違約金の設定が変わり使いやすくなりました。
※加入必須のオプションは、利用料が2ヶ月無料なのでサービス開始後に解約手続きすれば、課金されることはありません。
GMOとくとくBBは『2年で解約』でも意外と安い
GMOとくとくBBのWiMAX+5Gプランは、2021年9月15日にリニューアルして違約金が安くなりました。
リニューアル前 | リニューアル後 |
---|---|
・12ヶ月以内:28,050円 ・13~24ヶ月以内:21,450円 ・25ヶ月目以降:14,300円 ・更新月以降:10,450円 |
・12ヶ月以内:20,900円 ・13~24ヶ月以内:15,400円 ・25ヶ月目以降:10,450円 ・更新月以降:10,450円 |
全体的に下がっていますが、ポイントは「25ヶ月目以降」の違約金が10,450円になるタイミングです。
この時に月額料金が550円上がるので、ここで解約すると10,450円は払わなきゃいけませんが、14,000円のキャッシュバックを受け取れて、実質月額が4,113円になります。
この額は1年契約のBIGLOBE WiMAXより安いです。
2年で解約しても、3年契約のメリット「端末代無料」「プラスエリアモード無料」を活用できて、1年早く見直せるのがポイントです。
10,450円の負担はありますが、「3年はちょっと長いな」「端末代を払いたくない」「プラスエリアモードも使いたい」という方におすすめの使い方です。(1年での解約は実質月額が高くなるので注意)
違約金を払いたくないならBIGLOBE WiMAXがおすすめ
違約金を払いたくない方は、1年契約で違約金が安い BIGLOBE WiMAXがおすすめです。
2022年4月1日から月額料金の値引き額がアップしました。
端末代で21,912円(913円×24回)かかりますが、サービス開始翌月に受け取れる15,000円キャッシュバックと、2年間月額料金737円引きの特典で実質月額は4,432円まで安くなります。
最安のGMOとくとくBBとの差は505円です。契約期間の1年以内で解約しても、違約金は1,100円なのでほぼノーリスクです。(端末代の残債の支払いあり)
実質月額はGMOとくとくBBより少し高いですが、1年以降なら解約しても違約金の支払いはありません。解約時に高額な違約金を払いたくない方はBIGLOBEがおすすめです。
まとめ
WiMAXのホームルーター・モバイルルーターの併用は、SIMカードを挿し替えるだけでとても簡単です。
私もやってますが、家ではホームルーターを使った方が断然通信品質が良いです。
2台目の端末を買う費用は掛かりますが、外でも家でも快適にWiMAXが使えるようになります!
1台は新規契約はGMOとくとくBBで端末0円購入して、2台目はメルカリがおすすめです。