
事務手数料無料の格安SIMを探していますね?
当記事では、2023年1月現在「事務手数料が無料」または「キャンペーンで無料になる」格安SIM・格安プランを、その特徴・注意点を含めて詳しく紹介しています。
この記事で分かること
- 【タイプ別】事務手数料無料の格安SIM おすすめ3選
- 事務手数料が無料のサービスの特徴・注意点
- 格安SIM契約時の初期費用の基本・注意点
事務手数料は、ほぼ一律で3,300円です。節約のために格安SIMへ乗換えるのに、この出費は気になりますよね。数は少ないですが無料のサービスを紹介します。
月々の料金プランの比較も大切ですが、わかりやすく「事務手数料無料」のサービスから検討するのもおすすめです。是非参考にしてください。
目次
- 事務手数料無料の格安SIM・プラン おすすめ3選
- 1.小容量ならLINEMO ミニプラン 990円/月
- 2.中容量なら安心のドコモ回線 ahamo 2,970円/月
- 3.家族なら2回線目から月1,188円引きY!mobile
- 事務手数料が無料の格安SIM・格安プラン
- Y!mobile(ワイモバイル)
- 楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VII)
- LINEMO(ラインモ)
- ahamo(アハモ)
- povo(ポヴォ)
- 格安SIMの初期費用・手数料の基本
- まとめ
事務手数料無料の格安SIM・プラン おすすめ3選
まずは、事務手数料が無料の格安SIM・格安プランを3つ厳選して紹介します。参考にして下さい。
1.小容量ならLINEMO ミニプラン 990円/月 8ヶ月実質無料
LINEMO(ラインモ)は、契約事務手数料が0円です。おすすめが通信量3GBのミニプランです。月額990円で1年間「国内通話5分かけ放題」も付いています。
キャンペーンスタート当初は楽天モバイルからの乗り換えユーザーがターゲットでしたが、新規でも楽天モバイル以外※からの乗り換えでも対象になります。(2022年9月30日~2023年1月31日)
※ソフトバンク・ワイモバイル・LINEモバイルは対象外
事務手数料の他に、SIMカード発行料もかかりませんので、契約時にかかる初期費用はゼロです。
月額料金は、他の格安SIMと比べて「安さ」に遜色ないし、通信品質はキャリアの格安プランですから、格安SIM(MVNO)より良いです。(混雑する時間帯や地域によって速度低下する場合もある)
LINEMOは、事務手数料無料で「安さ」「品質」を兼ね備えたサービスです。私も現在 LINEMO ミニプランを使っています。通信速度が速くて快適です。
LINEアプリ使用分はギガフリーなので、通信量を気にせずトーク・通話を楽しめます。
LINEMOの特徴を詳しく知りたい方は、ラインモ(LINEMO)シンプル解説をご覧ください。
2.中容量なら安心のドコモ回線 ahamo 2,970円/月
ahamo(アハモ)は、契約事務手数料が0円です。プランは月20GBまでのプランだけで月額2,970円、標準で国内通話が5分以内無料です。通信量が20GB以内の方におすすめです。
事務手数料の他に、SIM発行料もかかりませんので、契約時にかかる費用はゼロです。
20GBプランが安い格安SIMと比べると、月々300~800円くらい高い(下表)ですが、ドコモの格安プランなので通信品質が格安SIMより良いです。(混雑する時間帯や地域によって速度低下する場合もある)
IIJmio | 楽天モバイル | mineo | nuroモバイル |
---|---|---|---|
2,000円 (ギガプラン20GB) |
2,178円 (通信量 20GBまで) |
2,178円 (20GB デュアルタイプ) |
2,699円 (NEOプラン 20GB) |
ahamoは、月20GBまでという「中容量使う方」におすすめです。モバイル通信で20GBくらい使うなら、通信品質も重要なポイントです。
ahamoより安いサービスを検討したい方は、mineo 評判・NUROモバイル 評判をご覧ください。
3.子供なら12ヶ月1,100円引きY!mobile
Y!mobile(ワイモバイル)は、オンラインストアからの申し込みなら事務手数料が0円です。「ワイモバ親子割」が使える5~18歳の子供さんにおすすめです。
事務手数料の他に、SIM発行料もかかりませんので、契約時にかかる費用はゼロです。
「ワイモバ親子割」は、シンプルM(15GB)・L(25GB)が月額1,100円引きになって、割引後の料金がシンプルM 2,178円/月、シンプルL 3,058円/月です。
さらに、データ増量オプションが1年間無料なので、同じ金額で5GB多く使えます。
通信量3GBのシンプルSは、ワイモバ親子割の対象外なので、先に紹介したLINEMOのミニプランを使いましょう。ワイモバは通信量の多い子供さん向けです。
親も乗り換えると、別の家族割サービスで2回線目以降が1,188円引きになるのでさらにお得(2回線目~シンプルM 12ヶ月間 990円/月)です。
事務手数料が無料の格安SIM・格安プラン
ここでは、事務手数料が無料の格安SIM・格安プランやキャンペーンを紹介します。紛らわしいので、「事務手数料相当の特典がつく」というのは省いています。
2023年1月現在 5つのサービスが事務手数料無料でした。もっと沢山あると思って調べたんですが、「意外と少ない」というのが現実です。参考にして下さい。
Y!mobile(ワイモバイル)
Y!mobile(ワイモバイル)は、オンラインストアで契約すれば事務手数料が無料です。ワイモバイルショップなど、店頭で契約すると事務手数料が3,300円かかるので注意しましょう。
Y!mobileは「5~18歳の子供さん」「家族で乗り換えて節約したい方」におすすめです。理由は「家族割引サービス」「ワイモバ親子割」がすごくお得だからです。
Y!mobileを子供・家族での利用におすすめする理由
ワイモバ親子割は、親子と付いていますが5~18歳の子供さん1人でも適用される割引で、シンプルM・Lプランが1年間 月額1,100円安くなります。
家族割引サービスは、主回線を除き2回線目以降9回線まで、月額1,188円安くなります。こちらはシンプルSプランも対象です。
この2つの割引は併用できるので、最大2,288円も安くなります。
ですから、通信量15GB※のシンプルMプランが月額990円で使えるようになります。※(1年無料のデータ増量オプションで20GB使える。)
家族割引なしでの利用は割高
Y!mobileは、1人で家族割引なしで使うのは割高なのでおすすめしません。
例えば、通信量3GBのシンプルSは、割引なしだと月額 2,178円です。
これがソフトバンクの格安プランLINEMOだと、同じ通信量3GBで国内通話5分かけ放題(1年間)が付いて990円です。通信量15GBのシンプルMプランも同様です。LINEMOやahamoの方が安いです。
キャンペーンで貰えるキャッシュバック・PayPayポイント目的で、利用料が割高なのを承知で使うならアリですが、長く使うつもりならおすすめしません。
まとめ
Y!mobileは、オンラインストアでの契約なら事務手数料無料ですが、料金設定が高めなので割引が使えない人には割高です。
子供さんや家族と複数回線で乗り換えるなら、「ワイモバ親子割」「家族割引サービス」で月々の割引額が大きくなるし、事務手数料無料のメリットも増えるのですごくお得な格安SIMです。
楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VII)
楽天モバイルは、標準で初期費用の契約事務手数料が無料です。その他にも契約時にかかる手数料はありませんので、費用を気にせず乗り換えられます。
しかし楽天モバイルは、エリア・電話機能に不安があるのでおすすめしません。理由は以下で詳しく解説しています。
楽天モバイルはエリアに不安あり
楽天モバイルは、楽天回線とパートナー回線(au回線)を使用します。楽天回線エリアでは使い放題ですが、パートナー回線エリアでは「5GBまで」しか高速通信できません。
5GB超過後は最大1Mbpsに制限されます。ですから「楽天回線エリアで使う」のが前提じゃないと、低速通信で高い料金を払う羽目になります。
#楽天モバイル #圏外
今みなとみらいいるけど、楽天圏外でまじゴミ
社長が金持ちでも、企業は関係ないのかな— ふくあか (@FCZp46iswSeyYHc) January 3, 2023
楽天は、他のキャリアが保有する繋がりやすい周波数帯(プラチナバンド)がありません。ですから、楽天回線エリア内でも障害物の多い場所(地下・屋内・ビルの影など)で圏外になりやすいです。
着信しない不具合は減ったようです
楽天モバイルは、かつて電話が着信しない不具合がありました。
私も2021年9月~11月に楽天モバイルをiPhoneで使っていましたが、何度か「電話がつながらない」と言われて乗り換えました。
ただ2023年1月現在、楽天モバイルの着信に関する不具合の口コミはかなり減りましたので、心配なさそうです。
まとめ
楽天モバイルは、使い始めると分かる「使いにくさ」が少なくないです。しかも、電波・エリアという、スマホを使う上で最重要点に不安があります。
「100%楽天回線が繋がる場所で使う」なら、使い放題・通話料無料というメリットだけを活かせますが、メインのスマホ回線としてどうかと思います。
LINEMO(ラインモ)
LINEMOは、標準で初期費用の契約事務手数料が無料です。その他にも契約時にかかる手数料はありませんので、費用を気にせず乗り換えられます。
LINEMOは、通信量3GBのミニプランがおすすめです。月額990円で使えて1年間 国内通話5分かけ放題も付いています。小容量プランではイチオシです。
LINEMO ミニプランは小容量で最強コスパ
LINEMOのミニプラン(990円/月)は、小容量プランでコスパ最強です。下表は、3GBプランがある他社の料金設定です。
NUROモバイル | LIBMO | OCNモバイルONE | 楽天モバイル |
---|---|---|---|
792円 (VSプラン) |
980円 (なっとくプラン 3GB) |
990円 (3GB/月コース) |
1,078円 (通信量3GBまで) |
NUROモバイル・LIBMOが、LINEMOより少し安いですが、LINEMOには以下の特典・サービスがあります。
- 事務手数料無料
- ミニプランの申し込みで8ヶ月実質無料(基本料相当のPayPayポイント還元)
- 1年間 国内通話5分かけ放題 無料
- LINEギガフリー(LINEアプリ使用分はデータ消費ゼロ)
- LINE MUSIC 6ヶ月無料
しかも、LINEMOはキャリアの格安プランですから、通信品質は格安SIM(MVNO)より良いです。(混雑する時間帯や地域によって速度低下する場合もある)
総合的に考えて、明らかにLINEMOの方がコスパが良いです。間違いありません。
まとめ
LINEMOは通信量3GBのミニプランのコスパが最強です。「小容量で安いプランを探している」ならLINEMOで間違いありません。
ahamo(アハモ)
ahamoは、標準で初期費用の契約事務手数料が無料です。その他にも契約時にかかる手数料はありませんので、費用を気にせず乗り換えられます。
ahamoは、「20GBくらい使う方」で「通信品質も大事」という方におすすめです。格安SIMより少し高いですが、ドコモ品質の通信回線は安定しています。
最安ではないが格安SIMより通信品質が良い
ahamoは、通信量20GBのプランが2,970円です。この金額は最安ではありません。格安SIMのLIBMOなら1,991円、イオンモバイルは2,178円です。
月々約1,000円高いですが、格安SIMよりも通信品質が良いです。↓こんな口コミもあります。
ahamoは通信速度めっちゃ速いから良かってんけどなぁ。。。
マイネオと比べると全然違う!
けどマイネオのパケ放つけて5GBにしたら通信速度は遅いけど値段は安いし使い放題やからなぁ
速度は我慢しよ。。。出来るかな。。。— 香 (@natadcoxo) February 24, 2022
格安SIMは大手キャリアから回線を借りて、借りた中でやりくりして運用していますが、ahamoはドコモ本家の格安プランですから、遅くなりにくいです。(ドコモ回線全体が混雑している時は遅くなります。)
だから、格安SIMの通信速度が不安な「通信品質も大事」という方におすすめです。
まとめ
ahamoは、キャリア品質の通信回線を安く使えるのが特徴です。20GBくらい使う人なら、通信品質が安定していないとストレスがたまるので、ahamoがおすすめです。
povo2.0(ポヴォ)
povoは、標準で初期費用の契約事務手数料が無料です。その他にも契約時にかかる手数料はありませんので、費用を気にせず乗り換えられます。
povoは、月々使う通信量が一定じゃない方におすすめです。24時間使い放題や、90日で60GBなど、他社にはない仕切りのプランを組み合わせて使えます。
通信・通話をトッピングして自分流に使う
povoは、データ通信・通話・コンテンツ それぞれのメニューをトッピングして使う珍しいサービスです。基本料は0円で、トッピングした分と通話料だけ払うシステムです。
データ通信 | 通話 | コンテンツ | データ使い放題(24時間):330円 データ追加 1GB(7日間):390円 データ追加 3GB(30日間):990円 データ追加 20GB(30日間):2,700円 データ追加 60GB(90日間):6,490円 データ追加 150GB(180日間):12,980円 |
5分以内かけ放題:550円/月 通話かけ放題:1,650円/月 |
DAZON使い放題 (7日間):760円/回 smash.使い放題 (24時間):220円/回 |
---|
「データ通信しない」「通話はほぼ受けるのみ」という方は、トッピングを購入せず使うことも可能です。ただ、ずっと無料運用できるわけではありません。
3ヶ月で660円分通話するか、180日以内に有料トッピングを購入する必要があります。
最後の有料トッピングの有効期限の翌日(有料トッピングのご購入がない場合、povo2.0のSIMを有効化した日の翌日)から180日の間、有料トッピングのご購入がない場合、順次利用停止させていただきます。
※期間内の従量通話料とSMS送信料の合計額が660円(税込)を超えている場合を除きます。
逆に通信量が多い人だと、150GB(180日間)12,980円を半年かけて使えば、1ヶ月あたり25GBを2,163円/月で使えます。この単価は格安SIM最安のサービス並に安いです。
まとめ
povo2.0は、月額制ではない特殊な料金設定のサービスです。ですから、使い方次第ですごく安くスマホを運用できます。しかも、auの格安プランですから、通信品質は格安SIM(MVNO)より良いです。
格安SIMの初期費用・手数料の基本
ここでは、格安SIMの初期費用・手数料について解説します。必要なのは以下の4つです。
- 契約事務手数料
- SIMカード発行料
- 端末代金(端末セットで契約する場合)
- 元の契約でかかる費用(MNPで契約する場合)
手数料が無料じゃない格安SIMだと、契約時にどれくらいかかるのかが分かります。参考にして下さい。
契約事務手数料
契約事務手数料は、文字通り「契約時の事務手続きにかかる費用」として、ほとんどのサービスで契約時に請求されます。金額は3,300円です。
キャリアの格安プラン(LINEMO・ahamo・povo)など、一部のサービスは標準で無料ですが、他のサービスはキャンペーンでもない限り無料にはなりません。
SIMカード発行料
SIMカード発行料は「SIMカードの発行にかかる手数料」で、設定があるサービス・ないサービスがあります。金額は440円程度です。
SIMカード発行料の他、以下の名称のサービスもあります。
- SIMカード準備料
- SIMカード発行手数料
- SIMカード手配料 など
SIMカード発行料の「設定がない」サービスは、大手キャリアの格安プラン(LINEMO・ahamo・povo)と、サブブランド(UQモバイル・Y!mobile)です。
端末代金(端末セットで契約する場合)
端末セットで契約する場合のみですが、端末代金がかかります。
ブランド・機種・支払い方法によって、初回の負担額は大きく変わります。Androidスマホの低価格モデルなら、10,000円前後で購入できます。
端末代が安いのはIIJmioです。事務手数料・SIMカード発行手数料はかかりますが、それを差し引きしても安いです。
詳しくはIIJmio 評判で解説しています。気になる方は参考にして下さい。
MNPは元の契約でかかる費用に注意
新規契約ではなく、電話番号をそのままに乗り換えるMNP(Mobile Number Portability)で契約する場合、元の契約を解約するのにかかる費用に注意しましょう。
特に「違約金」と「端末代の残債」を確認しましょう。
違約金・契約解除料など
大手キャリアの場合2年、格安SIMの1年(音声通話SIMの場合)の契約期間が設定されている場合が多いです。その契約期間内に解約(MNP転出)すると、違約金を請求されます。
金額は1,100円~20,000円程度です。契約条件によって金額の差が大きいので必ず確認しましょう。
できれば、契約期間の更新月(解約しても違約金が発生しない月)に解約するのがベストです。
ただMNPの場合、「新しい契約でスマホを使い始めた時」が、元の契約を解約する時です。MNP予約番号を取得した時ではありません。
新しいサービスを申し込んでから、使い始めるのには数日かかるので、その期間も踏まえて申し込み時期を決めましょう。
月をまたいでしまうと、契約が自動更新されて違約金が発生するケースもあります。
端末代の残債
元の契約で、端末代を分割払いしていて、支払いが終わっていない場合は、解約時に残りを支払うことになります。
キャリアの場合、そのまま分割払いを続けることもできますが、格安SIMの場合は一括で請求されることが多いです。
端末代の毎月の支払いに割引を受けていた場合、解約する時点で割引が切れるので「残債の支払いが多くなる」場合があります。この点も確認しましょう。
まとめ
当記事では、格安SIMで事務手数料が無料になるサービスを詳しく紹介してきました。新しいサービスに乗り換えるのに「初期費用が安い」と有り難いですよね。
おすすめは以下の3社です。
ネット通おすすめ 事務手数料無料の格安SIM
逆に要注意なのは「楽天モバイル」です。エリアやiPhoneの電話機能など、スマホを使う上で致命的な注意点があります。「安さ」や「キャンペーン」だけで選ばないようにしましょう。
事務手数料無料でお得に乗り換えたい方は、ぜひ参考にして下さい。