
WiMAXのルーター選びで迷ってる人の、
- WX06ってどうなんだろう?
- クレードルって効果あるの?
- W06とWX06はどっちが良いのかな…。
こういう疑問にお答えします。
この記事で分かること
- WX06を実際に使っている人のレビュー・感想
- WX06単体とクレードルを使った時の通信速度の違い
- WX06とW06どちらのルーターを選ぶべきか
普段はホームルーターのL02を使っていますが、レビューするためにWX06も買いました。実際に使ってテストしているので、スペックだけの机上の空論とは違います。ぜひ参考にしてください。
ちなみに、ライバル機種のW06・前機種のWX05も買って使った経験があります。
ちょっと長いですが、当記事を読んでもらえれば「WX06を選ぶべきか否か」がハッキリ分かります。ぜひ参考にしてください。
目次
- 今WiMAXを契約するならWX06をすすめる2つの理由
- WX05より使いやすくて安定している
- W06は通信速度は速いが今後が心配
- WX06を使って感じた5つのメリット
- 使った通信量が見やすい
- Wi-Fi接続がQRコードで簡単
- バンドステアリング機能が便利
- バッテリーが長持ちする・交換できる
- クレードルを使うと通信速度が速くなる
- WX06に感じた2つの残念ポイント
- 5G(ファイブジー)に対応していない
- 最大通信速度が速くならなかった
- WX06の通信速度のレビュー
- Speed Wi-Fi NEXT WX06の評判
- まとめ
- WX06を契約するならGMOとくとくBBがおすすめ
今WiMAXを契約するならWX06をすすめる2つの理由
詳しくレビューを書いていたらとても長くなってしまったので、「WX06がぶっちゃけどうなのか」の結論を先に紹介します。
ズバリ「今WiMAXを契約するならWX06がおすすめ」です。理由は2つあります。
理由1.WX05より使いやすくて安定している
まず前機種のWX05との比較ですが、地味ですがWX06の方が使いやすくなっていて、スペックの数値には現れないところですが通信品質が良くなりました。
詳しい内容はレビュー本文に書いていますが、「使いやすくなった」と言える点が以下の3点です。
- バンドステアリング機能
- 使った通信量が見やすい
- Wi-Fi接続がQRコードでできて簡単
「通信品質が良くなった」と感じたのは以下の2点です。
- 実効速度が速くなった
- クレードルを使うと通信速度が速くなる
前機種(WX05)と比較しても、最大通信速度が同じ、バッテリー容量も同じ、本体の形・大きさも同じ、と「変わらない点」ばかりが目につくので、「WX06はマイナーチェンジ感が強い」です。
でも実際にWX06を使うと「しっかり1年分進化しているな」と感じられます。
理由2.W06は通信速度は速いが今後が心配
WX06のライバル機種は、2019年1月発売のW06です。
発売はWX06より1年古いですが、最大通信速度が速くて人気の機種です。私も使っていた時期がありますが、通信速度が速くて動作が安定している良いルーターでした。
もちろん1年落ちになる今購入しても、快適に利用できるでしょう。問題なのはメーカーです。
W06を作っているのはファーウェイは、例年1月に新機種を発売しますが2020年は発売しませんでした。事情かは分かりませんが、2018年のファーウェイ問題の余波なのは間違いないでしょう。
そんな中、ファーウェイの替わりにWシリーズの品番を受け継いだルーターW07が、シャープから発表されました。(発売は2020年3月以降で、法人向けの販売)
シリーズ名をシャープが引き継いだということは、「今後ファーウェイからWiMAXルーターが販売されるとは考えにくい」です。
新機種を発売しないだけならいいんですが、もし「日本のWiMAXからの撤退」を考えているとしたらW06のファームウェアアップデートやメンテナンスも怪しくなります。
今は良くても、W06で3年契約したら2023年まで使わなきゃいけませんからね。
そう考えると、ファーウェイのW06よりNECのWX06の方が良いと思いますよね?
「W06の最大通信速度が速い」と言っても理論値の話ですし、WX06で実際にテストしたら必要十分な速度が出ましたので、通信速度の面でもWX06で問題ないです。
結論
ですから、2021年3月現在 WiMAXのモバイルルーターを選ぶなら、Speed Wi-Fi NEXT WX06で間違いありません。
次項から↑この結論に至った詳しいレビューを書いています。どうぞ参考にしてください。
WX06を使って感じた5つのメリット
1.使った通信量が見やすい
WX06は液晶ディスプレイ 初期画面に表示される通信量のグラフが見やすいです。
時計の背景に直近3日間の通信量が表示されて、その下にLTE(ハイスピードプラスエリアモード)の1ヶ月の通信量が表示されています。

WX06のホーム画面の通信量グラフ
(上写真を撮った時は、LTEを使っていないので下段のグラフがゼロ表示です。)
WiMAXが速度制限されるのは、主に「3日間で10GB使った時」「LTEを1ヶ月で7GB使った時」の2パターンなので、WX06なら一目で両方チェックできて使い過ぎを予防できます。
前機種(WX05)はグラフが1つでしたし、表示が小さかったので通信量を直感的に把握できませんでした。とても地味ですがユーザーのことを考えている機能だと思います。
2.Wi-Fi接続がQRコードで簡単
WX06はQRコードをスマホ・タブレットのカメラにかざすだけでWi-Fi接続できます。iPhone・iPad・Androidスマホで試しましたが、全部使えました。

WX06のQRコード接続をiPadで試した時の写真
カメラがQRコードを認識すると、上部に「ネットワーク”SPWN_N36_●●●●●●”に接続」と表示されるので、そこをタップするだけでWi-Fi接続できます。
パスワードを手動で入力したり、アプリをインストールする必要もありません。「Wi-Fi QRコード」はとても便利です。
紛らわしいですがもう1つ「らくらくQR」というQRコードを使ったWi-Fi接続の方法があります。
これはNEC WiMAX2+ Toolというスマホアプリで使う機能なので、カメラで読むだけでは使えません。間違えないようにしましょう。

WX06のかんたん無線のメニュー画面
「らくらくQR」じゃなくて「Wi-Fi QRコード」という方を使いましょう。
3.バンドステアリング機能が便利

バンドステアリング機能のON/OFF設定画面
Wi-Fiには2.4GHzと5GHz 2種類の周波数があって、それぞれ得意・不得意があります。その特徴を活かして、使う場所によって自動で変更してくれるのが「バンドステアリング機能」です。
バンドステアリング機能のお陰で、ルーターから離れても安定してつながるようになりました。
WiMAXのWi-Fiルーターで搭載されるのはWX06が初です。
なぜバンドステアリングで接続が安定するのか
まずはWi-Fiの2つの周波数の特徴を理解しましょう。表にまとめたのでご覧ください。
2.4GHz | 5GHz | |
---|---|---|
通信速度 | ![]() 5GHzより遅い |
![]() 速い |
届く距離 | ![]() 遠くまで届く |
![]() 2.4GHzほど遠くまで届かない |
障害物 | ![]() 迂回するから影響を受けにくい |
![]() 影響を受けて遅くなる |
電波干渉 | ![]() 影響を受けて遅くなる |
![]() 他で使われていないから影響を受けにくい |
分かりやすく言うと「通信速度が速い5GHz」と「遠くまで届く2.4GHz」という感じです。
ですから、バンドステアリングをONにしておくと、「ルーターの近くにいる時は5GHzで接続して、離れると2.4GHzに切り替わる」というわけです。だから接続が安定するんです。
疑り深い私は、本当に自動で切替わるのかテストしました。

同じ部屋だと5GHzで離れると2.4GHzになる
ルーターと同じ部屋だと5GHzで、離れた玄関まで行くと2.4GHzにつながりました。
WX06以外のモバイルルーターは2.4GHz・5GHzどちらかの周波数しか使えませんので、5GHzを使っていてルーターから離れて接続が切れたら、「ルーターを取りに行く」か「つながる場所まで戻ってスマホアプリで2.4GHzに切替える」のどちらかの対応が必要でした。
または、「通信速度が遅いのを承知で2.4GHzを使う」というのも選択肢の一つでした。
それがWX06なら2.4GHz・5GHz両方の周波数を併用できて、自動で切り替えてくれます。
バンドステアリング機能が使えるのは、2.4GHz・5GHz両方に対応したWi-Fi機器(スマホ・タブレット・パソコン・ゲーム機など)で、且つIEEE 802.11vに対応している必要があります。iPhoneだと5c/5s以降の機種が対応しています。
4.バッテリーが長持ちする・交換できる
WX06のバッテリー容量は3,200mAhで、朝フル充電で持ち出して夜8時、9時に帰るまで充電なしで使えます。
それは新品状態ですから当然の結果なんですが、WX06は「バッテリーが取り外せて交換できる」のが良いところです。

WX06の取り外し可能なバッテリー
モバイルルーターは使い続けるうちに、バッテリーが消耗して長持ちしなくなります。新品の時は丸1日余裕で使たものが、そのうちギリギリになり、いずれ夕方には電池切れするようになります。
そうなった時でも、WX06なら新品のバッテリーに交換できます。Amazonで純正が2,480円、↓互換バッテリーなら1,980円で買えます。(UQアクセサリーショップだと、送料込みで約4,000円します。)
ライバル機種のW06はバッテリーが取り外せないので、モバイルバッテリーを持ち歩いて追加充電するしかありません。長い目で見ると「バッテリーを交換できる」のもWX06のメリットです。
ロングライフ充電は使えない
WX06にはバッテリーの劣化を防止する「ロングライフ充電」という機能がありますが、70%で充電を止めるだけなのでおすすめしません。

ロングライフ充電の設定画面
70%というのが微妙な設定で、1日外出すると少し足りなくなる容量です。「ロングライフ充電=途中で充電を止める」と知ったとき、「そんなの機能と言えるか?」と笑ってしまいました。
WX06は交換バッテリーが安いので、ガッチリ充電して使って「ダメになったら換える方が良い」と私は思います。
5.クレードルを使うと通信速度が速くなる
WX06には、補助アンテナが付いた充電台(クレードル)が別途販売されていて、これを使うと通信速度が速くなります。

側面に立っている透明のパーツが補助アンテナ
私がテストした結果ですが、下り・上り共に20~30%速くなります。
(テストの数値はWX06の通信速度のレビューを参照してください。)
この結果には正直驚きました。というのも、前機種(WX05)でもクレードルを買ってテストしたんですが、全く効果を感じなかったんです。
だから「WX06のクレードルもどうせダメだろ」と思ってたら、予想外に効果があって驚きました。
クレードルを使うと電波受信レベルが向上する
WX06単体とWX06+クレードルでは、電波受信レベルが明らかに変わります。クレードルを使うと、WiMAXの電波をたくさん受信できるから、結果的に通信速度が速くなるんだと思います。
我が家の同じ場所で撮影した写真が↓こちらです。

上 クレードルなし・下 クレードル有り
クレードルを使うと電波受信レベルが3~5も上がりました。
ここまでハッキリとした差は、前機種(WX05)とクレードルを使った時には感じませんでしたので、クレードルの性能が良くなっているんだと思います。
WX06は補助アンテナが増強された
WX05とWX06のクレードルの違いは、補助アンテナの大きさです。下写真の通り見比べたら一目瞭然です。

補助アンテナの大きさの違い WX05(左)WX06(右)
メーカーが言うには「WiMAX2+のアンテナが増えて、WX06単体より通信速度が56%向上する」そうです。
WiMAX 2+アンテナを4本に拡張、電波が弱い場所での通信速度がクレードル無しの時と比べ約56%※6向上!
※6 製造元の測定環境での一例です。効果の程度はお客さまの利用環境により異なります。実際の効果を保証するものではございません。
出典:【公式】GMOとくとくBB | Speed Wi-Fi NEXT WX06スペック詳細
https://gmobb.jp/wimax/device/wx06/
56%は言い過ぎだと思いますが、20~30%の向上は感じました。
前機種(WX05)は「クレードルを使っても効果はない」と断言していましたが、WX06は通信速度が速くなるので、モバイルルーターを家でも使いたい人におすすめできます。
クレードルのレビューは以下のページで詳しく書いています。ぜひご覧ください。
WX06に感じた2つの残念ポイント
残念1.5G(ファイブジー)に対応していない
WX06は5G(ファイブジー)に対応していません。個人的に期待していたので残念でした。
5G(ファイブジー)とは、2020年春からサービス開始されると言われている高速・低遅延の通信回線で、今主流のLTE回線と比較して1,000倍の大容量と、10Gbpsという想像もできない速さを実現するネット回線です。
「残念でした。」とは書きましたが、WiMAXの本家 UQコミュニケーションズは、まだ5G(ファイブジー)サービスに参入するとは言ってませんので、「期待し過ぎ」なのかもしれません。
さらに言うと、今のWiMAXの端末価格(2万円)で、5G(ファイブジー)対応のルーターを欲しがってる方が間違っているのかもしれません。次の端末(WX07)に期待しましょう。
残念2.最大通信速度が速くならなかった
WX06に一番期待していたのが「通信速度の高速化」です。
でもスペックを見ると、前機種(WX05)と同じ最大通信速度で完全に期待はずれでした。ライバル機種のW06と一番違うのが下りの通信速度でしたから、できれば上回って欲しかったです。
商品名 | Speed Wi-Fi NEXT WX06 | Speed Wi-Fi NEXT W06 |
---|---|---|
外観 | ![]() |
![]() |
通信速度 | ハイスピード 下り440Mbps 上り75Mbps ハイスピードプラスエリア 下り440Mbps 上り75Mbps |
ハイスピード 下り558Mbps 上り30Mbps ハイスピードプラスエリア 下り1.2Gbps(USBケーブル接続時) 上り75Mbps |
出典:Speed Wi-Fi NEXT W06スペック詳細|Speed Wi-Fi NEXT WX06スペック詳細 |
でも、実効速度は速くなった
最大通信速度は速くなっていませんが、実際に使って感じる通信速度(実効速度)は速くなったと思います。
↓これがこの記事を書いている時(2020年2月20日15時頃)のWX06+クレードルの通信速度です。

下り11.9Mbps・上り1.05Mbps・Ping90ms
「なんだこの遅さ」と思いますよね。下り11.9Mbpsですからね(^_^;)
でもこの場所はピンポイントエリア判定で「△」判定の「電波状況が悪い場所」だと聞いたらいかがでしょう?私の自宅兼事務所です。
ちなみに前機種(WX05)は、遅すぎて使えるレベルではありませんでした。
この通信速度でも、ノートパソコン1台・スマホ2台(iPhoneSE・ZenFone5)・タブレット1台(iPad mini)をつないで使えています。
パソコンのディスプレイでU-NEXTのアニメを観ても遅延はないし、Youtubeは720p(HD)画質でもダウンロード待ちで停まることはありません。(ゲームはやらないので不明)
数値に現れない感想はなかなか伝えにくいですが、実際に使った印象は「(WX05より)かなり良い」です。最大通信速度が速くならなかったのは残念ですが、性能が良くなっているのは感じました。
WX06の通信速度のレビュー
WX06の通信速度についてレビューします。↓これは2020年11月12日(木)の午前9時~12時に、WX06単体でスピードテストした結果です。
2020年11月12日 | 下り(Mbps) | 上り(Mbps) | Ping(ms) |
---|---|---|---|
12:55 | 24.4 | 3.6 | 64 |
12:43 | 10.6 | 1.73 | 63 |
12:20 | 24.2 | 5.44 | 53 |
11:08 | 12.6 | 2.81 | 62 |
10:08 | 21.4 | 1.19 | 62 |
9:23 | 83.8 | 5.42 | 65 |
出先で移動しながらテストしているので、電波状況による差が大きいですが、下り10Mbps以上の快適に使える通信速度が出ています。
W06と格安SIMの通信速度比較
前項の昼12時台の3回は、格安SIMのBIGLOBEモバイル(タイプD)も同時刻にテストしました。
格安SIMは、下りの通信速度が1Mbpsを下回るまで速度低下していますが、WiMAXは昼12時台も安定して快適な通信速度が出ていることが分かります。
本体のみ・本体+クレードルの通信速度比較
前項に書いた通り私の自宅は電波レベルが悪すぎるので、WX06とクレードルを持ち出して、いろんな電波レベルの場所で通信速度を測定しました。(6回目のテスト場所が自宅です。)
WX06(単体)とWX06(クレードルセット)で、ハッキリと速度に違いが現れたのでご覧ください。
WX06(単体) | WX06(クレードルセット) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
下り | 上り | 電波レベル | 下り | 上り | 電波レベル | |
1回目 | 94.9 | 4.44 | 12 | 82.4 | 4.12 | 12 |
2回目 | 39.4 | 3.93 | 12 | 77.1 | 4.34 | 12 |
3回目 | 36.9 | 1.15 | 6 | 44.8 | 2.55 | 9 |
4回目 | 28.5 | 1.96 | 7 | 32.2 | 2.47 | 9 |
5回目 | 21.1 | 2.29 | 9 | 43.1 | 1.96 | 10 |
6回目 | 1.59 | 0.1 | 1 | 15.5 | 1.19 | 4 |
平均 | 37.0 | 2.31 | - | 49.2 | 2.77 | - |
※電波レベルは、本体の電波インジケーターの目盛りを目視で確認した数値 |
1回目だけクレードルセットの方が数値が悪かったですが、他はクレードルを使った方が速かったです。
1回目に関していえば、WX06単体でも電波レベル12のMAX状態で、下りの通信速度が94.9Mbpsも出ていました。こんな場所でクレードルを使う必要はありません。
他5回は電波レベルが1~3上がって、それに比例して通信速度も上がりました。平均値で計算して下りが約30%アップ・上りが約20%アップしました。
スピードテストして分かったこと
流石に電波レベル1では使い物になりませんが、電波レベルが4以上あれば普通に使える通信速度が出て、YoutubeやVODも遅延なく観られます。
Speed Wi-Fi NEXT WX06の評判
ここではネット上のWX06の良い評判・悪い評判を紹介します。
良い評判
WiMAX2+はクレードル使ったらpingと上り速度がかなり改善しました☺️ WX06使用。 pic.twitter.com/a70vdZhCaB
— とーふ(tōfu)@相互フォロー (@tofuqp) July 1, 2020
WX06をクレードルセットで利用されている方ですね。クレードルを使うと通信品質が改善するのは私も感じました。
WX06をおすすめしない理由を見たらカタログスペックの最速値が低いことを上げていたのだけど、LTEとか使わない限りそんな速度上がらないからバッテリーの持ちや交換しやすさの面で断然WX06の方がよくない…?
— きなこ (@neor_mi) February 3, 2020
確かにカタログスペックだけじゃ信憑性ないですよね。実際に使ってみなきゃ分からないことは多いです。
WiMAXの新型モバイルWi-Fiルーター:WX06が届いたので速度テストをしてみました。
WX05 WX06
1回目 11Mbps 19Mbps
2回目 18Mbps 28Mbps
3回目 13Mbps 26Mbps
4回目 19Mbps 19Mbps
5回目 12Mbps 36Mbps※https://t.co/iwUg3AYvf3を利用。いずれも専用クレードル使用。 pic.twitter.com/uKXAJ9XXGX
— 近藤 顕彦【 ⋈ 】ミクさん大好き (@akihikokondosk) February 1, 2020
5回のテストでWX06の4勝1分けですね。この方は追加で「両機はスペック上は最大速度440Mbpsで差がありませんが、実用上は明確な性能差がありました。」と書かれています。
本日、wimax wx06が到着ー。
案外、wx05より早くて遠くまで飛ぶ?
これ、私的には当たり機種?かと思う… pic.twitter.com/YeKGe3IFHY— 托鉢郎 〜天網恢恢疎にして漏らさず〜 (@takuhaturou) February 1, 2020
この方もWX06を好意的に評価しています。WX05から進化していると感じたのは私だけじゃないようです。
悪い評判
モバイルwifiをwx06に変えたけど、めっちゃ不安定。
毎日突然落ちて再起動したり、電源は入ってるけど繋がらなかったりする。。。
今日もMeetup中に落ちてびびったわー。(発表中じゃなかったからまだよかったけど、、)#wx06— yamaneko (@yamaneko_usg3) June 29, 2020
「動作が不安定」という感想です。大事な時に使えないようではいけませんね。ファームウェアの確認で改善しない場合、販売店で修理・交換対応してもらった方がいいでしょう。
WX06でWi-Fi接続するとき、一部のPC環境でWi-Fiを認識しない現象がおきてるみたいです。
SSIDも表示されず、PCだけWi-Fi接続できない状態です。
スマホやタブレットは認識するのにPCだけがなぜ駄目なのか不思議です。皆さん気をつけましょう— スピノザ (@Supinoza9889) June 30, 2020
私はPCでも普通にWiFi接続できましたが、これはいけませんね。メーカー保証の期間内なら修理・交換対応してもらった方が良いかもしれません。
wimax wx06が来て2日目。地下は使えないって情報見てたけどほんとに使えないんだなー。
おそらく8日以内の初期解約になるな。#wimax— くまこ (@Rieko0611) March 3, 2020
地下で使えないのはWX06のせいではなく、WiMAXの電波の特性なので止むを得ません。地下で頻繁に使いたい方はWiMAXはおすすめしません。
まとめ
ここまでWX06を実際に使って感じたメリット・デメリットを詳しくレビューしてきましたが、どう感じましたか?
私は一言で表すと「完成度が高い良い端末だ」と感じています。
実際に手にする前のスペックしか知らない段階では、「目新しさがない」「最大通信速度は上がらない」「5Gに対応していない」と、ないことばかりが目について酷評していましたが、
実際に使ってみて180度変わりました。これまで歴代のWXシリーズを使ってきましたが、完成度が一番高いと思います。
クレードルの通信速度の向上効果もハッキリ感じられるので、モバイルルーターを家のネット回線としても活用したい方にもおすすめできます。
というわけで、2021年3月現在 WiMAXのモバイルルーターを選ぶなら、Speed Wi-Fi NEXT WX06で間違いありません。
WX06を契約するならGMOとくとくBBがおすすめ
2021年3月現在「WX06を最安で使える」キャンペーンはGMOとくとくBBのキャッシュバックキャンペーンです。
下表の通り「WX06の契約で実質費用・実質月額※が安いプロバイダー」で1位です。
順位 | サービス名 | キャンペーン | 月額料金合計 | キャッシュバック | 実質費用 | 実質月額 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | GMO | キャッシュバック | 160,032 | ▲30,000 | 133,032 | 3,501 | 3年 |
2位 | GMO | 月額割引 | 136,757 | ▲6,000 | 133,757 | 3,520 | 3年 |
3位 | DTI | 月額割引 | 134,190 | 137,190 | 3,610 | 3年 | |
4位 | カシモWiMAX | 月額割引 | 134,950 | 137,950 | 3,630 | 3年 | |
5位 | Broad WiMAX | 月額割引 | 135,363 | 138,913 | 3,656 | 3年 | |
※実質月額とは、月額料金・端末代・事務手数料・解約金・残債など使用期間中にかかる全ての費用の合計から、キャンペーンの還元額を引いた実質費用を使用月数で割って算出した金額です。 |
1位の実質月額3,501円は、キャンペーン特典がない回線元のUQ WiMAXを利用した場合と、約1,000円違います。月々1,000円の差は大きいですよね。
GMOとくとくBBのキャッシュバックキャンペーンは、以下の3つの条件が揃っているので「一番条件が良い」として紹介しています。
- 1年後に最大33,000円のキャッシュバックがもらえる
- 3年間の実質費用・実質月額が業界最安
- 端末代が0円(UQ WiMAXは15,000円)
W06 | WX06 | HOME02 | |
---|---|---|---|
本体のみ | 30,000円 | 33,000円 | |
クレードル付き | - | 26,000円 | - |
キャッシュバックが受け取れるのは1年後で、ネット上には「受け取れないからダメ」なんて評してるサイトもありますが、私はキッチリ受け取ったので大丈夫!
私は2020年5月27日に受取りました。↓こちらの振込明細をご覧ください。
ポイントは以下の3点です。これさえ押さえておけば受け取れないことはありません。
- 契約時に「受取り手続きのメールが届く時期」にスマホに通知が届くように設定する
- メールが届く「GMOのWEBメール」のログイン情報を分かるようにしておく
- メールが届いたら速やかに口座登録手続きをする
不安な方は更に詳しく解説しているGMOとくとくBBのキャッシュバックを確実に受取る方法のページをご覧ください。
GMOとくとくBBの申し込み手順と注意点
ここからはGMOとくとくBBを申し込む手順と「失敗や損をしないための注意点」を解説します。
- 手順1.エリアを確認する
- 手順2.公式ページから申し込む
- 手順3.端末はWX06
- 手順4.契約プランは「ギガ放題」
- 手順5.クレードルの有無を選ぶ
- 手順6.オプションサービスを選ぶ
- 注意点.申し込み完了ページを保存しておく
ここを見ながら申し込めば間違いありません。ぜひ参考にしてください。
手順1.エリアを確認する
まず自分がWiMAXを使いたい場所が通信エリア内かをサービスエリアマップでチェックしましょう。
自宅や職場など頻繁に使う場所は、必ずピンポイントエリア判定も確認しましょう。①で建物種別を選んで、②で住所を入力するだけです。
ピンポイントエリア判定で「○」と判定されれば大丈夫です。
GMOとくとくBBは申し込み住所がエリア判定で「○」なのに、「通信速度が遅い」など通信品質に満足できない場合は、違約金なしで20日以内のキャンセルが可能です。
手順2.公式ページから申し込む
申し込みは必ず公式ページから行いましょう。
公式ページ:キャッシュバックキャンペーン
上記以外の申込みページからだと、キャッシュバック額が少なかったり、解約違約金の条件が違う場合もありますので注意しましょう。
手順3.端末はWX06
次に端末を選びます。ホームルーターのSpeed Wi-Fi NEXT WX06です。
2021年3月現在 WX06が最新のモバイルルーターです。私も実際に購入して使いましたが、通信速度が速いし、機能が豊富で使いやすい完成度の高い端末です。
手順4.契約プランは「ギガ放題」
契約プランは「ギガ放題プラン」を選びましょう。
ギガ放題プランでも端末発送月+2ヶ月間は通常プランと同じ料金で利用できるので契約時はギガ放題を選択しましょう。
最長3ヶ月思いっきり使ってみて、7GBで足りるなら通常プランに変更すればいいです。
手順5.クレードルの有無を選ぶ
WX06は補助アンテナ付のクレードルを同時購入することができます。キャッシュバックが少し減るだけで実費負担はありません。
WX06単体で使うよりも、電波受信レベルが良くなって通信速度も20~30%速くなるので、WX06を家のネット回線としても使いたい方は、クレードルの同時購入をおすすめします。
手順6.オプションサービスを選ぶ
最後にオプションサービスを選びます。
「端末補償サービス」「Wi-Fiスポットサービス」の2つは加入必須なので、必要なくても加入しなきゃいけません。最大2ヶ月無料なので端末発送月の翌月に解約すれば費用は発生しません。
必要なければ端末発送月の翌月に解約するのを忘れないようにしましょう。
(オプションには「1ヶ月の最低利用期間」が設定されていて端末発送月内は解約できません。)
スマホ安心パック(980円/月)は必須じゃないので、サービス内容を確認して必要なければ「不要」を選びましょう。スマホ向けのオプションなので、WiMAXで加入する内容じゃないと私は思います。
あとは、「個人情報・支払い情報などを入力」「入力内容を確認」で申し込み完了です。
注意点.申し込み完了ページを保存しておく
申し込みが完了すると、完了ページに会員情報(ID・パスワード・メールアドレス・接続情報)が表示されます。
ここに表示されている情報で、会員ページ・WEBメールにログインすることができます。
通信量の確認・オプションの解約や毎月100ポイントもらえるGMOポイントを月々の支払いに使うなど、会員ページのBBnaviは、すぐにログインできる状態にしておくべきです。
スマホだとかなり長いページになりますが、スクショで記録して分かるようにしておきましょう。
後日、会員情報が記載された書類が郵送で届きますが、スマホに保存されていた方が見返しやすいです。
長文をご覧いただきありがとうございました。WiMAXのモバイルルーターWX06は完成度の高い端末です。快適なインターネットライフを楽しんでください。