
安くて沢山使えるWiFiを探している大学生の、
- 色々調べてるけどコレってのが見つからない…。
- 使い放題のサービスってどうなのかな?
- 早く決めなきゃだけど、分からなすぎる
こういう疑問や不安にお答えします。
この記事で分かること
- 2023年5月現在 大学生におすすめのWiFiサービス 3つ
- おすすめサービスの条件と、契約前に知っておくべき注意点
- 「使い放題・無制限」のサービスを選んじゃいけない理由
いきなり結論から書きますが、ネット通が大学生におすすめするのは以下の3つです。
- ポケットWiFiなら「WiMAX+5G(ワイマックス+5G)」
- 家用のホームルーターなら「ドコモ home 5G」
- 安さで選ぶなら「クラウドSIM型ポケットWiFi」
「えっ?WiMAXとか古くない?」と思うかもしれませんが、WiMAX+5Gは2022年2月から「3日で15GB」の制限値が撤廃されてすごく使いやすくなりました。
ドコモ home 5Gは、ホームルーターなので自宅以外では使えませんが、「エリアが広くて通信速度が速い」と評判ですし、今のところ通信量は「ほぼ無制限」です。
大学生でWi-Fi選びに悩んでいる方は、このページを最後まで読んでもらえれば納得してWi-Fiを契約できます。ぜひ参考にしてください。
目次
- 【結論】大学生におすすめのWi-Fi3選
- 1.ポケットWiFiなら「WiMAX+5G(ワイマックス+5G)」
- 2.家用のホームルーターなら「ドコモ home 5G」
- 3.安さで選ぶなら「クラウドSIM型ポケットWiFi」
- 「使い放題・無制限」のサービスを選んじゃダメな理由
- 大学生のWi-FiにWiMAXをすすめる3つのポイント
- 【ポイント1】持ち歩けるモバイルルータータイプ
- 【ポイント2】短期の通信量制限値がなくなった
- 【ポイント3】月額料金が安い
- まとめ
【結論】大学生におすすめのWi-Fi3選
早くおすすめを知りたい方に、まず結論から紹介します。タイプが異なる3つのサービスですが、下表に要点をまとめましたのでご覧ください。
サービス | ![]() WiMAX+5G |
![]() ドコモ home5G |
![]() クラウドWiFi |
---|---|---|---|
タイプ | ポケットWiFi | ホームルーター (据置型) |
ポケットWiFi |
月額料金 | 4,800円 | 4,950円 | 100GB:3,718円 50GB:2,980円 20GB:2,580円 |
通信量 | 制限値なし (一定期間に大量に通信すると、混雑時間帯に速度制限される場合がある) |
制限値なし (混雑状況や、直近3日間の通信量により速度制限される場合がある) |
契約プランによる |
エリア | au 4G/5Gエリア | ドコモ 4G/5Gエリア | ソフトバンク au・ドコモ |
契約期間 | なし | なし (端末代は36回払い) |
なし |
こんな人におすすめ | 外でも家でもたっぷり使えるWiFiが欲しい | WiFiは家だけで使えれば良い | 安くて沢山使えるWiFiを探している |
キャンペーン特典 | 端末代実質無料 18,000円分のAmazonギフト券プレゼント |
- | |
公式ページ | 公式ページ >> | 公式ページ >> | 公式ページ >> |
イチオシは、2022年2月から短期の制限値がなくなったWiMAX+5Gのモバイルルーターです。
1世代前のWiMAX2+と比べて、標準モードで使える電波が増えて、短期の制限値もなくなったので、全然条件が違うサービスになっています。
1.ポケットWiFiなら【WiMAX+5G(ワイマックス)】
WiMAX+5Gは2021年4月に始まった新しいWiMAXで、2022年2月から「3日で15GB」の一律の通信量制限値が撤廃されて使いやすくなりました。
実際の利用者の口コミが↓こちらです。「1ヶ月380GB使ったけど速度制限されず」と書かれています。
WiMAXのホームルータに変えて一ヶ月、380GB使ったけど速度制限されず。
しばらくはこのままで良いか。備え付けのクソザコLANよりは遥かにマシになった。 pic.twitter.com/0UQJUpecyY
— 雪猫 (@antarctic_snow) March 1, 2023
とは言え、完全な無制限ではありません。混雑回避のために以下の注意書きはあります。
より多くのお客さまにWiMAX +5Gを快適にご利用いただくために、一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。
ポケットWiFi(モバイルルーター)ならどこでも使える
WiMAX+5Gは、ソフトバンクエアーやドコモhome5Gと違い「ポケットWiFi(モバイルルーター)」がラインナップされていますので、持ち歩いて使えます。
WiMAX+5Gから標準モードでWiMAXとau 4G LTE・5Gエリアで使えるようになったので、とても使いやすくなりました。
家や建物内で使う場合は、窓際だと電波が入りやすく、快適な通信速度が出やすいです。auの5Gを掴めれば、爆速で通信できますよ。
月々4,800円で端末0円レンタル&縛りなし
2023年5月現在、大学生におすすめのWiMAX+5GはFreeMAX+5Gです。使用期間の縛りなしで、端末は0円レンタルなので、残債も違約金も気にしなくてOKです。
他のプロバイダだと、端末代 21,780円を3年分割するので実質3年縛りになりますが、FreeMAX+5Gは0円レンタルなので気にする必要ありません。
初期費用は3,300円で、月々の利用料は少し高めな4,800円ですが、最低レンタル期間の1ヶ月を経過すれば、いつでも返送送料の負担のみで解約できます。
1年以上使うなら、端末購入のGMOとくとくBBの方が実質月額が安くなりますが、1年未満の可能性があるならFreeMAX+5Gがおすすめです。
WiMAXを申し込める各社のキャンペーンについては、WiMAX キャンペーン比較で詳しく紹介しています。気になる方はご覧ください。
2.家用のWi-Fiならホームルーターの【ドコモ home 5G】
ドコモ home 5Gは、2021年8月27日に販売開始されて今一番人気のホームルーターです。
据置型のホームルーターなので持ち歩けませんが、「通信量無制限」「ドコモエリア全域で使える」ので家用のWiFiとして契約する人が多いです。
サービス名に「5G」と付いていますが、4Gエリア(ドコモのスマホが使えるエリア)でももちろん使えます。ですから、都市部でも地方でもエリアの心配はありません。
端末代は3年分割ですが、毎月同額が割引されるので実質無料。月額料金は4,950円です。ドコモのスマホを使っていれば、セット割でスマホ代が1,100円安くなります。
オンライン授業や、YouTubeやVODの動画閲覧・オンラインゲームなど、自宅でWi-Fiを使う機会が多い大学生にイチオシです。
代理店のNNコミュニケーションズから申し込めば、開通後最短1ヶ月で15,000円のキャッシュバックもらえます。
3.安さで選ぶなら「クラウドSIM型ポケットWiFi」
安いポケットWiFiサービスを探してるならクラウドWiFiがおすすめです。安い上に、利用期間の縛りがないので、必要な期間だけ使ったら、違約金を気にせず解約できます。
最低利用期間は1ヶ月で、毎月15日までの申請で当月末解約となります。端末はレンタルなので、端末代の残債なども気になりません。
クラウドSIM型のサービスなので、ドコモ・au・ソフトバンクのLTE回線から、1番繋がりやすい回線に自動で接続します。(クラウドWiFiの場合、メインはソフトバンクです。使う回線はクラウドで管理されているので選択できません。)
通信速度は下り最大150Mbpsで、同時接続台数は10台です。
おすすめは一番通信量が多い100GBプランです。(プラン変更も可能ですが、別途事務手数料2,200円かかります。)
ただ、通信速度や安定感は、WiMAX+5G・ドコモhome5Gの方が優れていますので注意してください。コスト重視の方におすすめです。
端末はレンタルなので、壊さないように大事に使いましょう。
ここからは、大学生のWiFi選びの注意点や選び方を詳しく解説しています。より深く知りたい方はご覧ください。
「使い放題・無制限」のサービスを選んじゃダメな理由
少し前まで「使い放題・無制限」でPRしているポケットWiFiサービスが沢山ありました。もし今もあれば絶対におすすめしません。理由はズバリ「無制限じゃない」「速度制限される」からです。
具体的にサービス名を挙げると、以下のサービスです。(新規受付停止中や無制限プランを中止したサービスも含まれています。)
- どんなときもWiFi
- 限界突破WiFi
- ギガゴリWiFi
- THE WiFi
- めっちゃWiFi
- よくばりWiFi
- Mugen WiFi
- ZEUS WiFi
- クラウドWiFi東京
- ギガWiFi
- どこよりもWiFi など
他にもまだたくさんありますが、これらは「クラウドSIM」というシステムを利用したサービスで、使う電波は大手キャリアのスマホ回線です。
料金は3千円台前半で、端末のレンタル代は無料で「スマホ回線が使い放題」という夢のような条件のサービスで、利用者が急増しました。
しかし、人気は長く続きませんでした。
速度制限・速度低下を訴える人が続出!
2020年の1月頃から使い放題のクラウドSIMサービスで「通信速度の遅さ」を訴える人が増え始め、2月下旬には使い放題WiFiのパイオニア「どんなときもWiFi」が大規模な通信障害を起こしました。
そして今は、クラウドSIM系サービスの速度低下・速度制限に関するツイートがすごく多いです。
ギガゴリwifiのゴミっぷり#ギガゴリwifi pic.twitter.com/FpNyYzulc4
— yamada (@qetuoqetuojp) May 6, 2020
さすがにthe wifi あり得ない。4月末から1Mbps出なくなってます。ずっと150Kbps。サポート連絡したら、問題ないとの事。アタマおかしいのか。#THEWiFi
— 暇てつがく@Unity勉強なう (@himatetsuyade) May 7, 2020
ZEUS WiFi とうとう( ;∀;) pic.twitter.com/jpiO5zhl2T
— duffy (@goenji10) May 1, 2020
今日から快速になるはずでしたが、、、、、
制限が少し緩んだ程度でした
15M出るときもありましたが、平均して遅いです#無限wifi #mugenwifi pic.twitter.com/EMI5I5wyQj
— 菅 順一@エンサウンド (@ensoundsp) May 1, 2020
よくばりWiFiの上限は300GB。無制限ではない。
— ZAPS (@zapark) May 8, 2020
ネット上の評判に関して言えば、普通に使えてる人はわざわざ「普通に使える」とは書かないので、悪い評判が圧倒的に多くて目立つわけですが、それにしても多いです。
特にCMや広告をたくさん出している「露出の多いサービス」ほど評判が悪いという傾向があります。
2020年5月から新規受付停止で少し改善した
早いサービスは2020年4月前半から新規受付を停止していましたが、5月半ばまでにほとんどのサービスが新規申し込みの受付を停止しました。
利用者増による回線への負担が減ったからか、ネット上の評判も多少改善しています。
とは言え、通信速度の遅さを訴える口コミもあるので、安定していない状態なのが分かります。
現在のTHEWiFi pic.twitter.com/WTXUyZ8eVW
— Ryohei Aoki (@RyoheiAoki2) June 3, 2020
利用者・通信量の増加に回線の増強が追いついていない
クラウドSIM型サービスは、端末に固有のSIMカードが入っていなくて、SIMサーバー上で管理されているSIMカードを、切り替えながら使うシステムです。
ですから、1枚のSIMカードに設定されている上限に縛られずに使えます。
ただ↑これは理論上の話で、SIMサーバーで管理されているSIMカードの通信量に「余裕があれば」というのが前提です。
恐らく、1枚1枚のSIMカードには通信量の上限が設定されているので、利用者の増加に合わせてSIMカードもどんどん増やさないと、高速通信量が減って速度制限される人が増えてしまいます。
元々無限じゃないスマホ回線の帯域を、「使い放題です」と言って販売しているわけですから、無理が生ずるのも当然です。
どんなときもWiFiが無制限プランを終了
2020年8月下旬に、日本で初めて「使い放題・無制限」を謳うクラウドSIM型サービスをスタートさせた「どんなときもWiFi」が、無制限プランの終了を発表しました。
理由を簡潔に書くと、「無制限は無理だった」「事業の採算が取れない」ということです。詳しいことは以下の公式発表の資料を参照してください。
公式資料:無制限プラン終了と代替プランについて
この発表に追随して、他社サービスも軒並み「無制限プラン」の新規受付を終了させました。
不安定な要素が多すぎておすすめできない
沢山あるクラウドSIM系のサービスの全てで速度低下しているわけじゃないし、低下してるサービスでも利用者全員が被害を被ってるわけじゃないと思います。
ですから、契約して普通に快適な通信速度で使える可能性もあります。
ただ、使っているシステム・回線は同じですから、利用者・通信量が増えて回線(SIM)の増強が追いつかない状況になれば、必ず速度低下します。
ですから「このサービスなら安心」なんて言えないし、速度低下が「いつ」「どれくらい使ったら」起きるのかも分からないので、おすすめすることができません。
通信量が決まっているクラウドSIM型サービスが登場
2020年6月から、「使い放題じゃない」通信量が決まっているクラウドSIM型サービスが登場しました。月100GB程度ならこちらがおすすめです。
「使い放題」では安定した通信速度でサービスを提供できないと、やっと分かったんじゃないでしょうか。
契約期間の縛りがなくて安いクラウドWiFiがおすすめです。
料金はクラウドWiFiが3,718円です。使い放題ではありませんが、10GBあたり300円台で使える非常にコスパが良いサービスです。
大学生のWi-FiにWiMAXをすすめる3つのポイント
まずは大学生のWi-FiにWiMAX+5Gをすすめる3つのポイントを紹介します。
- 【ポイント1】モバイルルーターなら持ち歩ける
- 【ポイント2】短期の通信量制限値がなくなった
- 【ポイント3】月額料金が安い
この3点を抑えていないと「外出先で使えない」「通信量が足りない」「Wi-Fi代が負担になる」なんてことになって後悔します。ひとつずつ詳しく紹介します。
【ポイント1】モバイルルーターなら持ち歩ける
通信速度・通信量で考えれば「部屋に光回線」がベストですが、大学生は「家にいない時多くないですか?」って話です。
だから持ち歩ける「モバイルルータータイプのWiFi」がおすすめなんです。WiMAXだと下画像のような端末です。

WiMAX+5Gのモバイルルーター SCR01
これを持ち歩けば、外出先でもWiMAXのエリア内でWi-Fiが使えます。
WiMAXの電波プラスau 4G LTEが使える
WiMAX+5Gは、WiMAXの電波とau 4G LTEの一部の周波数帯、そしてau 5Gの電波の3種類が標準モードで使えます。
5Gはまだまだエリアが狭いので常用は難しいですが、au 4G LTEが使えるようになって、WiMAXの電波しか使えなかったWiMAX2+の頃よりエリアが広がりました。
私も実際に使っていますが、屋外だけでなく、地下やビルの中でも使えたし、郊外でも圏外になりにくくなりました。(ZEUS WiMAXならプラチナバンドも無料で使えるので、auのスマホエリア全域で使えます)
ですから、今WiMAXを契約するならWiMAX2+ではなく、絶対にWiMAX+5Gです。
【ポイント2】短期の通信量制限値がなくなった
WiMAX+5Gのギガ放題プランは、2022年2月から短期の通信量制限値がなくなりました。
1月までは「3日で15GB」という短期の通信量制限値が設定されていましたが、これがなくなったわけです。しかし、完全な使い放題というわけではありません。以下の注意書きがあります。
より多くのお客さまにWiMAX +5Gを快適にご利用いただくために、一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。
具体的な通信量が示されなくなりましたが、普通に考えて改正前より制限が厳しくなるとは思えません。実際にテストした方のツイートからもわかります。
【#WiMAX、速度制限撤廃を確認!】
3日前に60GB使ったWiMAX、本来であれば混雑時間帯で速度制限にかかりますが、たしかに速度制限にかかっていません!
(あと東京都中央区で速度を計測してますが、とても速い…!)※あくまで今回のケースであって、必ず制限がかからないというわけではありません pic.twitter.com/cQkiQWTNLU
— mybest(マイベスト) ガジェットチーム (@mybest_gadget) February 7, 2022
まだ制限値が撤廃されて間もないので、断定的なことは言えませんが、「3日で15GB」より沢山使えるようになったようです。
【ポイント3】月額料金が安い
WiMAXの月額料金は、契約するプロバイダー(代理店)・キャンペーンによって差がありますが、端末代の分割払いも含めて月額4,200~4,700円くらいです。
初期費用は3,300円の事務手数料のみで、端末代はどのプロバイダも21,780円です。
これは大手キャリアの大容量プランより確実に安いです。
キャリアの大容量プランを、割引きなしで1人で契約すると↓こんな額になります。
- ドコモ:ギガホプレミア 7,205円(60GB)
- au:使い放題MAX 4G 7,238円(無制限)
- ソフトバンク:メリハリ無制限 7,238円(無制限)
スマホを常にポケットWiFiに接続していれば、スマホのパケットプランを下げて節約できるし、これを機会にキャリアから格安SIMに乗り換えるのもアリです。
WiMAXの料金やおすすめのプロバイダーなどは以下のページをご覧ください。
まとめ
この記事では、大学生におすすめのWiFiとしてWiMAXとクラウドSIM型のWiFiをおすすめしてきました。
逆に「おすすめしないサービス」として使い放題のクラウドSIM型サービスを紹介しました。内容を振り返ると
この記事で紹介したこと
- 「使い放題」でPRしているクラウドSIM型サービスはおすすめしない
- 理由は利用者の評判が悪く、現実には使い放題ではないから
- WiMAXは使い放題ではないが、条件が良いので大学生におすすめ
クラウドSIM系のサービスが、本当に使い放題ならガンガンおすすめするんですが、現実は「速度低下」を訴える利用者が多いです。
その点WiMAXは、速度制限の条件が明確なのでおすすめできます。Wi-Fi選びの参考にしてください。