当記事では、iPhoneからアンプとスピーカーに繋いで、高音質・大音量で音楽を聴く方法を紹介します。
私はオーディオマニアじゃないので、安物の機材しか使っていません。トータルで2万円くらいで再現できます。
「iPhoneの音楽をスピーカーで聴きたい!」と思ってる方は、ぜひ参考にしてください。
安物でも本物のスピーカーで聴くと、音が良いし「音楽を楽しんでる」雰囲気が出るのでおすすめです。
iPhoneに記録している音楽だけでなく、LINE MUSIC・Spotifyなどのサブスクの音楽もスピーカーから高音質で聴けちゃいますよ。我ながら気に入っていますwww
※ここで紹介しているのは有線接続なので、Bluetoothなどワイヤレスの機材を使いたい方は、他のサイトをご覧ください。
当記事は、税込み表示が義務化される2021年4月1日以前に公開した記事です。体験談という性質上、執筆・公開当時の税率・表記のまま掲載しています。何卒ご了承ください。
目次
- iPhoneからスピーカーに出力する2つの方法
- 私のiPhoneオーディオ機材の紹介
- DAC(FX-AUDIO DAC-X6J)
- アンプ(FX-AUDIO FX202A/FX-36A PRO)
- スピーカー(パイオニア S-LM2B-LR)
- プレーヤー(FiiO X3 2nd generation)
- 【まとめ】iPhoneでも高音質で音楽が楽しめる!
iPhoneからスピーカーに出力する2つの方法
iPhoneからスピーカーに出力するには以下の2つの方法があって、私は2つめの方法を使っています。
- イヤホンジャックから音を直接出力する
- デジタルデータを外部機器(DAC・アンプ)に出力する
私が後者を選んだ理由は単純で「音が良さそうだから」です。
イヤホンジャックからの出力を選ばなかった理由
イヤホンジャックからアンプ内蔵のスピーカー(アクティブスピーカー)に直接つないで音を出す方が、機材は少ないし簡単なんですが、それってイヤホンで聴いてる音を大きくしただけなんです。
私は↑これじゃ嫌だったんです。
折角スピーカーを導入して音楽を聴くなら、少しでも良い音(=イヤホンで聴く音じゃない音)で聴きたいと思いませんか?
実際過去にイヤホン端子で繋ぐだけのスピーカーを、いくつも買って使いましたが満足できませんでした。下写真のようなスピーカーです。左から
- サンワサプライ マルチメディアスピーカー(MM-SPS1BK)
- Creative Inspire T10 R3(IN-T10-R3)
- FOSTEX アクティブスピーカー PM0.3(B)
一番左の丸い小さいのは論外ですが、他二つは出力も大きくてそれなりに良い音だと感じました。でも満足できなくてやめました。もうどれも手元に残っていません。
そして今のDAC・アンプを使う方法にたどり着きました。
正直に言うと、音質の差はアクティブスピーカーとすごい差があるわけではありません。機材が安ものですからね。でも素人ながら差は感じます。
分かりにくいのでカメラで例えると、iPhone11 Pro MAXとミラーレス一眼くらいの差はあると私は思ってます。
というわけでこのページでは、iPhoneからDAC・アンプ・スピーカーを使って音楽を聴く方法を紹介します。
私のiPhoneオーディオ機材の紹介
私のiPhoneを使ったオーディオ機材の全体が↓こちらです。
流れはiPhone ⇒ DAC ⇒ アンプ ⇒ スピーカーの4段階です。(パソコン・ディスプレイが目立ちますが、オーディオとは一切接続されていません。)
- iPhone:iPhone8 Plus(今はiPhone12 Pro)
- DAC:FX-AUDIO DAC-X6J
- アンプ:FX-AUDIO FX202A/FX-36A PRO
- スピーカー:パイオニア S-LM2B-LR
ちなみに、iPhoneも含めて全部中古です。それぞれの価格が↓こちら。
- iPhone8 Plus 30,000円(ラクマ)
- DAC 4,750円(メルカリ)
- アンプ 2,900円(メルカリ)
- スピーカー 5,650円+送料 1,030円(ヤフオク)
iPhoneはスマホですからオーディオ分から除いて、合計14,330円です。
厳密に言えば、スピーカーケーブルや各機材の接続用のオーディオケーブルなども買ってるので、トータル2万円くらいになってると思います。(スピーカースタンドは必要ないので除外しました。)
DAC(FX-AUDIO DAC-X6J)
DACは「Digital Analog Converter」の略で、スマホから出力されるデジタル信号を、耳に聴こえるアナログの音声信号に変換する機材です。
価格はピンキリで、高いものは10万、20万円以上の物も沢山あります。私がFX-AUDIO DAC-X6Jを選んだ理由は、「安い」「コンパクト」「チップを交換できる」の3点です。
中は下写真のような簡素な作りで、チップ(オペアンプ)を交換すると、音質の変化が楽しめます。
純正はOPA2134というオペアンプですが、私が購入した中古はMUSE8920に交換済みで、更に自分でMUSE02に交換しました。こういう小細工が楽しめるのも魅力です。
モデルチェンジして、現行モデルはDAC-X6J+です。USB接続で最大24bit/192kHzに対応しました。
現行の新品だと↑これくらいの価格ですが、旧製品のDAC-X6Jはヤフオクやメルカリに結構中古が出ているので、「中古で別に良い」という人はおすすめです。
ACアダプターが別売りなので、新品で買う方は注意してください。中古だとセットになってる出品もあります。
iPhoneとの接続はUSBケーブル
iPhoneとの接続はUSBケーブルを使っています。ただ、USB TypeB ⇔ Lightningなんて都合の良いUSBケーブルはありません。
ですから、昔使っていたプリンターのUSBケーブル(USB TypeB ⇔ TypeA)に、USB TypeA(メス)⇔ Lightningという変換ケーブルを使って接続しています。
変換ケーブルの購入は ⇒ 【Amazon】Lightning 変換 USB A 商品一覧
本当はオーディオ用の高価なケーブルやアダプターを使うべきなんでしょうが、私はそこまで細かくこだわっていません。
アンプ(FX-AUDIO FX202A/FX-36A PRO)
アンプはDACから出力された音を、増幅させてスピーカーに届ける機材です。
これを選んだ理由は「安い」「コンパクト」はDACと同じで、「評判が良い」の3点です。Amazonのレビューで、多くの人が「値段以上だ」と評価しています。
私はこれしか使ったことがないので比較できませんが、良い音だと思います。DACと同じメーカーで、サイズも似ていたので収まりもバッチリです。
DACとはピンケーブル・スピーカーとはスピーカーケーブル
DACとアンプの接続は、端子がピン形状のRCAオーディオケーブル(下写真)で接続しています。
アンプとスピーカーは、スピーカーケーブル(下写真)で接続しています。
端部にバナナプラグという端子が付いたスピーカーケーブルを買うと、抜き差しが簡単みたいですが、私はプラグが付いていない物を買ったので直接繋いでいます。交換しないので不便しません。
スピーカー(パイオニア S-LM2B-LR)
スピーカーは、言わずもがなですが最終的に音が出る箱です。私はパイオニア S-LM2B-LRを選びました。
スピーカーは値段もですが、ブランド・サイズ・形・素材など選択肢が多すぎて、素人には何を選んだらいいかサッパリわかりません。これを選んだ理由は「安い」「サイズ」「材質」です。
私の場合、コンパクトじゃないとデスクに置けないし、スピーカースタンドのサイズがあったので、かなり絞り込めました。あとは、木目が見える材質が良かったので、これに決めました。
ヤフオクでほぼ無傷の中古が5,650円だったので安く買えたと思います。定価は20,381円もするもののようです。
音質も充分満足しています。低音もしっかり出るし、中高音ものびやかに鳴ります。必要十分すぎる音質です。
【まとめ】iPhoneでも高音質で音楽が楽しめる!
ここまで紹介したDAC ⇒ アンプ ⇒ スピーカーのセットに、iPhoneを接続して音楽を楽しんでいます。
iPhoneのロックを解除してLightningケーブルを挿すだけで、自動でDACを認識してDACに出力してくれます。(稀にiPhoneのスピーカーから音が鳴ることがありますが、Lightningの抜き差しで直ります。)
iPhoneのスピーカーから聴くより絶対に音が良いし、DACやアンプの効果で解像度や定位感をしっかり感じられます。iPhoneがしっかり高音質なオーディオとして機能してくれます。
左右分離タイプのスピーカーで音楽を聴くと、それだけでワンランク上に感じます。もっと良い機材を使えば音質も向上するんでしょうが、私は今の音で満足してます。
iPhoneに保存してる音楽ファイルだけでなく、LINE MUSIC・Spotifyなどのサブスクの音楽も聴けますよ。
DACから直接ヘッドフォン・イヤホンでも聴ける
私のiPhoneはイヤホンジャックがないiPhone8 Plusなので、手持ちのヘッドホン・イヤホンを直挿しできませんが、DACにイヤホンジャックがあるのでDAC経由で使っています。
DACを通すので音質も上がるし、有線ヘッドホン・イヤホンが使えるし一挙両得です。
ただDACのイヤホンジャックは、普通の細いタイプじゃない太い6.3mm標準ジャックなので変換プラグが必要です。私が買った物は500円くらいです。
手間だけど楽しいiPhoneオーディオ
ここまで長々と書いてきましたが、iPhoneにアンプ・スピーカーを繋いで音楽を聴く方法でした。
こうして振り返ってみると、メインの機材以外にも細かいものを色々買って「浪費してる」と反省しました。
iPhoneの音楽をスピーカーで聴くだけなら、Bluetoothのスピーカーを1個買えば済む話しなんですが、中古の安い物とは言えこんなに機材を揃えているんですからね。
これは「音楽は有線で繋いで聴きたい」という昭和生まれの古めかしいこだわりでしょうね。共感できる方は参考にしてくださいwww
今ならBluetoothスピーカーが間違いなく王道です
この記事を公開したのが2020年8月ですが、4年以上経った2024年10月現在もこのシステムを使っていますし、全く不満はありません。
ただ、4年以上経ってiPhone周りのガジェットが格段に進歩してるし、性能が良くて価格も下がっています。5千円以下で防水のBluetoothスピーカーが買える時代ですからね。
音質云々言って、DACだアンプだスピーカーだと言ってても、費用対効果は微妙だと思います。なんだかなーw