GMOとくとくBBのWiMAXの解約の「失敗」とは「解約月を間違えて想定外の解約金を請求される」ことです。
解約するサービスにお金なんて払いたくないですよね。
正直言って、GMOとくとくBBの解約手続きは分かりにくいです。手続きするタイミングも注意しないと、自動更新されて解約金を払う羽目になります。
ここではGMOとくとくBBの解約で「失敗」しないための最新の要点を分かりやすくまとめています。
※ネット上には更新されていない古い情報も多いので注意してください。
目次
- GMOとくとくBB WiMAXの解約 3つのポイント
- GMOとくとくBBの解約金について
- GMOとくとくBBの解約月について
- GMOのWiMAX 解約のタイミングについて
- GMO WiMAX 解約に関するよくある疑問
- まとめ
GMOとくとくBB WiMAXの解約 3つのポイント
GMOとくとくBBの解約には「絶対に押さえておかなきゃいけないポイント」が3つあります。
まずは3つのポイントの概要を紹介します。
1つ目が「BBnaviにログインできるようにする」です。BBnaviはWEB上のマイページで、これから更新月や違約金の確認、解約手続きを行います。契約時に届いた会員登録書を探してログインできるようにしましょう。
2つ目は「解約金・更新月を正確に把握する」です。契約期間内の解約だと最大20,900円の解約金が発生します。この解約金が発生しない更新月は1ヶ月しかありませんので、更新月の確認が重要です。更新月を過ぎてしまうと、契約が自動更新されて10,450円の解約金が発生します。
3つ目は「解約手続きは20日までに行う」です。20日を過ぎて手続きしまうと解約が翌月扱いになってしまいます。これが2年・3年契約の更新月だった場合、契約が更新されてしまい解約金が発生してしまいます。
では1点ずつ深掘り解説していきます。
1.BBnaviにログインできるようにする
BBnaviとはGMOとくとくBBの会員ページです。解約手続き・解約月(更新月)・解約金の確認はBBnaviで行いますから、ログインできる状態にしておきましょう。
ログインに必要なのは「会員ID・会員パスワード」ですが、これは自分で設定したものではなく、契約時にGMOに指定されたものですから、よく使うID・パスワードを入力してもログインできません。
ID・パスワードは契約時に郵送で送られてきた会員登録証(下写真)を確認しましょう。
紛失している場合は、「登録証」再発行 依頼フォームから再発行できますが、1週間~10日前後かかり事務手数料で300円必要です。
IDはメールでの問い合わせでも必要な情報ですから、紛失に気付いたらすぐ再発行しましょう。
2.解約金・更新月を正確に把握する
BBnaviにログインできたら解約金・解約月は正確な情報を把握しましょう。
【トップページ ⇒ ご利用中のサービス WiMAX2+ ⇒ 詳細はこちら】で確認できます。
ご契約更新月というのが、解約金なしで解約できる月です。(私の今の契約の場合「契約更新月2022年7月」です。)
解約金はご契約内容を確認する(PDF)をクリックすると、「ご契約内容のご案内」というPDFファイルがダウンロードできて確認できます。
(私の今の契約の場合「端末の発送月とその翌月を1ヶ月目とした1ヶ月目~12ヶ月目 20,900円・13ヶ月目~24ヶ月目 15,400円・25ヶ月目以降、契約更新月以外 10,450円」です。)
解約金・解約月 どちらも「キャンペーン・契約年数・契約した時期」で違うので、二次情報ではなく正確な情報を把握するのが大切です。
【注意】2022年7月以降に契約した方は、違約金が安い
2022年7月から、電気通信事業法が改正された影響で、契約金が2年に短くなり、違約金が1,100円になりました。その代わりに、端末代が無料ではなく、605円✕36回払いになったので、3年未満の解約だと端末代の残債を請求されます。注意しましょう。
当記事は、2022年6月までに契約した方向けに書いています。
3.解約手続きは20日までに行う
GMOとくとくBBの解約手続きは「解約したい月の20日まで」に行わないといけません。
21日以降になると解約日が翌月の2月末日になるので、契約が自動更新されて解約金の支払いが発生します。
ですから、7月末で解約する場合の手続き期間は6月21日~7月20日です。
解約手続きはもっとシンプルに分かりやすくできるはずなんですが、残念ながら現状は上記のように条件がとても多く失敗しやすい状態です。注意しましょう。
- BBnaviにログインできるようにする
- 解約金・解約月を正確に把握する
- 解約手続きは20日までに行う
以上の3つがGMOとくとくBBの解約で「絶対に押さえておかなきゃいけないポイント」です。解約に向けて「何をしなきゃいけないか」をしっかりイメージできたでしょうか?
まだ心もとない方は「解約金・解約月・解約のタイミング」を掘り下げて解説しているので、続きを読み進めてください。
GMOとくとくBBの解約金について
解約金というのは、契約期間中に解約する場合に支払わなきゃいけない費用です。解約月(更新月)に解約すれば必要ありません。
キャンペーン・契約年数・時期で違う
GMOとくとくBBの解約金は、契約時に選んだキャンペーン・契約年数・契約時期で違うので注意しましょう。
2024年2月現在実施されている「WiMAX+5G キャッシュバックキャンペーン」の解約金は以下通りです。
1~12ヶ月目 | 13~24ヶ月目 | 25ヶ月目以降 | |
---|---|---|---|
キャッシュバック | なし | なし |
2022年11月29日から、GMOとくとくBB WiMAX+5Gの違約金はなくなりました。
2022年11月28日までの契約だと2年契約で違約金1,100円、2022年6月までだと3年契約で下表の通り最大20,900円の違約金がありました。
1~12ヶ月目 | 13~24ヶ月目 | 25ヶ月目以降 更新月以外 |
|
---|---|---|---|
キャッシュバック | 20,900円 | 15,400円 | 10,450円 |
2022年6月にキャッシュバックキャンペーンで契約した方が契約更新月を迎えるのは2025年7月です。現行の「違約金が安い契約」とは違うという点を覚えておきましょう。
(正確な金額はBBnaviでご自分の契約内容をダウンロードして確認して下さい。)
解約金の証明書は発行してもらえないに詳しく書いていますが、GMOとくとくBBは解約金の証明書や請求書の発行は一切行っていません。他サービスの「違約金負担キャンペーン」を利用しようと考えている方は注意しましょう。
GMOとくとくBBの解約月について
GMOとくとくBBを解約金なしで解約できる月は1ヶ月しかありません。(2022年11月29日以降に契約した人は違約金がないので除く)
3年契約だと37ヶ月目、2年契約だと25ヶ月目です。
さらに自動更新もついているので、解約月を逃すと3年または2年契約が更新されてしまいます。
更新されてしまうと、次の解約月まで解約金なしで解約できません。10,450円の解約金が必要ですから、解約月(更新月)は必ず確認しましょう。
(年月が経つと何年何月にWiMAXを契約したかなんて思い出せません、、、。)
解約月はマイページ(BBnavi)で確認できる
↑あえてこのように書いたのは、ネット上に「BBnaviで確認できない」と書いてるページがあったからです。
今はBBnaviで以下の通りバッチリ確認できます。
私は今の契約を2019年6月にしたので、解約月は2022年7月です。
解約月じゃなくてもBBnaviから解約できる
↑そんなの当たり前じゃないか、、、と思われそうですが、少し前まで「解約月しかBBnaviで解約できない」という仕様でした。
というのも、私自身2021年5月でGMOとくとくBBのWiMAX2+をBBnaviから解約しました。解約月は約1年後の2022年7月でしたから間違いありません。
下写真が、解約決定直前の確認画面です。(完了画面はスクショし忘れました。)
GMOのWiMAX 解約のタイミングについて
解約月がベストだが、解約金が下がる時期もアリ
解約金はできれば払いたくないですから「解約月に解約するのがベスト」ですが、WiMAXが必要なくなれば解約しないともっと損です。その場合、解約金が下がる時期がおすすめです。
特にキャッシュバックキャンペーンで契約している方は、キャッシュバック受け取り後に解約金を払って解約しても※実質月額は高くなりません。
実質月額で比較することで、使用期間の長さに関係なく「最安のプロバイダー」を知ることができます。
GMO WiMAX 解約に関するよくある疑問
ここからはGMOとくとくBBの解約について、よく聞かれる疑問にお答えします。
SIMカードの返却は必要か
SIMカードは返却の必要ありません。端末ももちろん返却の必要はありません。
2019年9月に問い合わせて返答をいただいたので間違いありません。
以前は返却が必要で、返却しないと損害金3,000円を請求されましたが、今は返却する必要ないし、もちろん損害金の請求もありません。
解約したら、SIMカードは住んでる地域のルールに則って処分してしまって大丈夫です。
解約後の再契約はできるか
解約後の再契約は可能です。ただ、キャッシュバック特典は1人1回しか受け取れません。
WiMAX以外のGMOとくとくBBのサービス(光回線・ADSL・格安SIMなど)を利用したことある方もキャッシュバックは対象外になるので注意しましょう。申し込みページに以下の記述があります。
- 本キャンペーンはGMOとくとくBBに新規にご入会となる方が対象となります。過去にGMOとくとくBBと契約され、現在退会済みの方は対象外となります。
- キャンペーン期間中に本キャンペーンページよりお申し込みいただいた方のみ対象となり、過去に本キャンペーンの適用を受けた方は対象外となります。
もしキャッシュバックキャンペーンで再契約したいなら、自分以外の家族名義で契約しましょう。
月額割引キャンペーンなら、過去にGMOとくとくBBを利用したことある方でも申し込めます。
機種変更と再契約 どっちがいいの?
機種変更より再契約した方が絶対にお得です。
2年契約の方は20ヶ月以上、3年契約だと32ヶ月以上使うと、機種代金無料で機種変更できます。
この時期が近づくと「無料で機種変更できますよ」という営業メール・電話がよく掛かってくると思いますが、絶対に利用してはいけません。
名目は機種変更ですが、再契約に近い内容だからです。
- 機種変更した月から3年または2年契約が始まる。
- 事務手数料3,000円が必要
- 月額料金が高い(ギガ放題 4,263円・通常プラン 3,609円)
端末が古くなっていても解約月まで4ヶ月を耐えて使って解約 ⇒ 再契約すれば、端末代は無料で、なお且つキャッシュバックか月額料金割引のキャンペーン特典を受けられます。
ですから機種変更ではなく再契約を利用しましょう。
解約金の証明書は発行してもらえない
GMOとくとくBBは解約金を支払っても、支払い証明書や解約金の明細が分かる請求書などは発行してもらえません。以下のQ&Aページにもハッキリと書いてあります。
GMOとくとくBBでは、違約金証明の発行は行っておりません。
解約後の解約違約金(契約解除料)請求については、ご登録いただいておりますお支払い方法にてご請求させていただきます。クレジットカードをご登録いただいている場合、クレジットカード会社の明細でのご確認をお願いいたします。
出典:違約金証明を発行したい|GMOとくとくBB
https://help.gmobb.jp/app/answers/detail/a_id/020233
私も実際にメールで問い合わせて確認しましたが、解約金の証明に関しては一切対応してもらえないそうです。
解約後にマイページで請求書のスクショも無理
解約翌月の1日時点で、マイページのBBnaviにログインできなくなるので、毎月10日頃に発行される請求書を確認することもできません。
「GMOが発行してくれなくても、請求書くらい見れるだろう」と思って、メールで問い合わせましたが、以下の回答をもらいました。
『BBナビにつきましては解約した翌月1日よりログインできない仕様となりますので、画面上での確認もできない状態となります。』
他サービスに乗り換えられるのが嫌なのは分かりますが、顧客サポートという観点から疑問に感じる対応です。解約金の支払い実績は、クレジットカードの明細しか残らないのが現状です。
SoftBank あんしん乗り換えキャンペーンなど、違約金を負担してくれるキャンペーンは「クレジットカードの明細はダメ」という条件が多いです。注意しましょう。
解約手続きの後いつまで使えるのか
解約月の月末まで使えます。
GMOとくとくBBは解約日の指定はできないので、解約日は必ず解約月の月末になります。
GMOとくとくBBの解約月についてで解説していますが、解約金なしで解約できる月は1ヶ月しかありません。そして、手続きは解約月の20日までに済ませないと解約日が翌月末日になってしまいます。
解約したい月が決まったら、早めに手続きを済ませましょう。
解約月の料金は日割りになるのか
解約月は月末まで使えるので料金は日割りになりません。
月額割引キャンペーンの場合、現行だと割引があるのは24ヶ月目までなので、25ヶ月目以降は割引なしの月額料金 4,263円 満額支払うことになります。解約月も同様です。
2020年4月までに契約した方は、36ヶ月目まで割引された月額料金の3,480円で、解約月から4,263円になります。
解約後にクレジットカードの明細を見て「あれ?最後の月だけ少し高くない?」と思うかもしれませんが、そういうもんです。
まとめ
GMOとくとくBBの解約は「解約月・解約金の確認」「20日までに解約手続きする」のが大切です。
それにはGMOとくとくBBのマイページ BBnaviにログインできなきゃいけません。
会員登録証を探してID・パスワードをチェックしましょう。
解約月がまだ先でも、準備しておくと解約月になった時に慌てなくて済みます。
解約手続きの時期にスマホのカレンダーに予定を作って、通知やリマインダーメールが届くように設定しておくのも有効ですよ。