
「どこでWiMAXを契約するのが良いのか」って悩みますよね。
結論から書くと、UQ WiMAX・家電量販店・auショップは実質費用が高いので絶対ダメで、価格.comは分かりにくいし提携してる販売店が少ないのでおすすめしません。
契約するなら「キャッシュバックか月額割引の特典が付いているプロバイダの公式ページ」です。
WiMAXはどこで契約してもサービスは同じなのに「契約先で料金が約3万円も違う」ので注意しましょう。というわけで、このページではこの3点について詳しく解説しています。
- 契約してはダメな契約先とその理由
- プロバイダ・キャンペーンの選び方
- プロがおすすめの契約先と「失敗しない」申し込み手順
最後まで読んでいただければ、自分がどこで契約したらいいのか納得できる答えが見つかります!
WiMAXの契約はどこがBESTでどこがNG?
WiMAXは大まかに分類すると以下の5つの場所で契約できます。
- UQ WiMAX公式(WEB・店舗)
- プロバイダ(WEB)
- 家電量販店(店舗)
- auショップ(店舗)
- 価格.com(WEB)
いきなり結論から書きますが「2.プロバイダ」がBESTです。
WiMAXのプロバイダは「回線の販売代理店」で、光回線・ADSLのプロバイダの「ネットと接続するための取次サービス」とは意味が違います。
具体的にどのプロバイダがいいかはこちらで詳しく解説しています。
まずはダメな契約先とその理由を見ていきましょう。
選んじゃダメな契約先とその理由
UQモバイル公式・家電量販店・auショップで契約すると「プロバイダで契約するより実質費用で約3万円も高くなる」からダメです。
価格.comは独自の特典でプロバイダ公式キャンペーンよりお得に見えますが「掲載してる情報に偏りがある」ので注意が必要です。
それではひとつずつ詳しく解説します。
UQ WiMAX公式

UQスポット三宮
UQ WiMAXは公式サイトとUQスポットというUQ WiMAXとUQ mobileの専売ショップの店頭で契約できます。
メリットはWiMAXサービス本家はサポートが充実していて安心という点です。
UQ WiMAXのサポート電話は、フリーダイヤルで9時~21時 年中無休で対応してくれます。
しかも繋がりやすいです。私も電話したことがありますが、意外とすぐにオペレーターと繋がって驚きました。
プロバイダのGMOとくとくBBの場合、電話サポートは0570スタートのナビダイヤルなので通話料がかかります。固定電話からなら3分/8.5円ですが携帯電話からだと20秒/10円でとても高いです。
受付時間は技術サーポートの場合10時~19時 年中無休です。
デメリットは料金が高いという点です。
WiMAXサービス本家なので初期費用・月額料金は標準的ですが、キャンペーンがとても弱いです。
2020年11月現在のUQ WiMAXは新規契約特典がありませんが、プロバイダなら25,000円以上の特典が付きます。さらに端末代無料が当たり前なのにUQ WiMAXは15,000円もかかります。
メリット | ・WiMAXサービス本家はサポートが充実していて安心 |
---|---|
デメリット | ・料金が高い(特典が少ない) |
サポートが充実してるのは困ったときに心強いですが、使い始めに利用することはあっても慣れたらまず使いません。それより、安くWiMAXを使えた方が良いですよね?
家電量販店

ケーズデンキのWiMAXコーナー
家電量販店でWiMAXが契約できるのは以下の9店です。
- ヤマダ電機
- ベスト電器
- ビックカメラ
- ソフマップ
- コジマ
- ヨドバシカメラ
- エディオン
- ノジマ
- ケーズデンキ
メリットは、「契約したその日に持ち帰って使うことができる」のと「店員に分からないことを聞ける」という点です。
ただ、家電量販店のスマホ・モバイル通信のコーナーには色んなメーカーの販売員がいて、それぞれが「自分が担当する回線を売りたい」と思っています。
中立な立場で話を聞いてくれてるとは思わない方がいいでしょう。WiMAXが欲しいならWiMAXの担当に話を聞かなきゃダメです。
デメリットは料金が高いという点です。
ヤマダ電機・エディオン・ビックカメラ・ヨドバシカメラ・ケーズデンキに行って調べた結果、特典が一番高額なケースで15,000円でした。(最新端末は特典なし)
↑これはヨドバシカメラ マルチメディア札幌のキャンペーンPOPです。ビックカメラ・エディオンもほぼ同じ条件のキャンペーンをしていました。
この特典額15,000円はプロバイダと比べて少なすぎるし、家電量販店の特典は「家電を同時購入した価格からの値引き」で現金キャッシュバックや利用料の割引ではないという点もマイナスです。
プロバイダのキャンペーンだと特典額2万5千円以上が相場ですし、内容は現金キャッシュバックか月額利用料の値引きなのでWiMAX料金の負担軽減に直結します。
メリット | ・契約したその日に持ち帰って使うことができる ・店員に分からないことを聞ける |
---|---|
デメリット | ・料金が高い(特典が少ない) |
色んな量販店に行って調査した感想は、以下のページで詳しく紹介しています。
auショップ
auショップの店頭でもWiMAXの契約ができます。
メリットは家電量販店と同じで、「契約したその日に持ち帰って使うことができる」のと「分からないことをすぐ聞ける」ところです。
ただこれも家電量販店と同じで、auショップのスタッフもWiMAXに詳しくない人もいます。私の印象ではauショップの店員より家電量販店の販売員の方がましな気がします。
デメリットは月額料金が高い・割引がないところです。
月額料金はUQ mobileより400円以上高い4,292円で、キャッシュバックや月額料金の割引は無いです。(ショップ独自でキャンペーンを行っている場合はあります。)
メリット | ・契約したその日に持ち帰って使うことができる ・店員に分からないことを聞ける |
---|---|
デメリット | ・料金が高い |
価格.com
価格.comは独自でWiMAXの契約をしているわけではなく、プロバイダーのキャンペーンに独自特典を追加して送客してる形です。
だから契約は価格.comとではなく、プロバイダーとの契約になります。
メリットは「プロバイダのキャンペーンより少し特典が増えている」ところです。
ただその反面で以下の注意点があります。
- キャッシュバックしかない(月額割引がない)
- 取扱プロバイダーが限定されている(網羅されてない)
- 詳細ページが非常に見にくく分かりづらい
価格.comに掲載されている情報が全てではなくて、取扱プロバイダーも限られてるし月額割引キャンペーンは掲載されていません。
また、初年度の実質費用(実際の支払額-(割引+キャッシュバック)の月平均)とか高額なキャッシュバックの額面だけが目立つように書かれているページは非常に分かりにくいです。
ちなみに↑このスクリーンショットで最上位のプランは、GMOとくとくBBで実質費用1,081円と書かれていて異常に安く感じますが、実は↓こういうことです。
- 3年契約を1年使った場合の実質費用
- ギガ放題ではなく月々7GBまでの通常プラン
- 2年以内に解約すると公式ページより解約金が約5千円高い
- キャッシュバック額・月額料金は公式ページと変わりない
- 違うのは初月無料・事務手数料割引だけ
インパクトのある安い価格だけが目立って、実際の内容が非常に分かりにくいです。
メリット | ・プロバイダーのキャンペーンより少し特典が増えている |
---|---|
デメリット | ・キャッシュバックキャンペーンしか掲載されていない ・掲載されていないプロバイダーもある ・ページが分かりにくい |
私はWiMAXの料金に関するプロなので読み解けますが、予備知識のない人は「実際以上にお得に感じる」作為的なページの作りだと感じます。
WiMAXはプロバイダから契約するのが絶対に安い!
ここまで読んでもらえれば、UQ WiMAX・家電量販店・auショップ・価格.com経由でWiMAXを契約しちゃいけないと分かってもらえたと思います。
「UQ WiMAXだから速い」「家電量販店しかないプランがある」なんてこともありません。
だから特典が多い・料金が安い販売店で契約するのが鉄則です。
そういう意味で、人件費や中間マージンが少ないプロバイダーが一番料金を安くできるし、実際安いので、「WiMAXはプロバイダとネットから直接契約するのがBEST」と言えます。
「後悔しない」WiMAXのプロバイダ・キャンペーン選び
WiMAXのプロバイダとひと口に言っても沢山あって、それぞれが契約年数やキャンペーンで差別化を図っています。
ひとつずつ網羅的にチェックするのもいいですが、全容を理解するのも大変ですし時間がかかってしまいます。
ですからここでは、プロバイダ選びの要点になる「契約年数」と「キャンペーンの種類」について理解していただいた上で、私がプロ目線で選んだ3つの販売店を紹介します。
「WiMAXの契約をどこでするべきか」の肝になるポイントなのでじっくり読み進めてください。
1.2年契約 or 3年契約
次に2年契約か3年契約かを決めましょう。
それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。
3年契約
- ハイスピードプラスエリアモードのオプション料金(1,005円/月)が無料
- 取り扱うプロバイダの数が多い
- 選べる端末の数が多い
- 契約年数が長くなる
2年契約
- ハイスピードプラスエリアモードを使うとオプション料金(1,005円/月)が必要
- 取り扱うプロバイダが少ない
- 選べる端末が限られる
- 契約年数が短い
2020年11月現在 主流なのは3年契約です。
2019年10月から解約違約金が安い新料金プランがスタートしていますが、まだ3年契約を取扱うプロバイダの方が多いです。新料金プランだと違約金は安くても端末代が15,000~20,000円必要なので、実質費用がかなり高くなります。
ですからプロバイダの選択肢も契約できる端末も豊富なのは3年契約です。
「3年も契約するのはどうしても嫌だから絶対2年!」と決めてる方以外は3年契約を選んで間違いないです。
3年契約でも「絶対3年間使い続けなきゃいけない」というわけではありません。違約金を払うことになりますが、1年・2年で解約することもできます。
2.キャッシュバック or 月額割引
WiMAXのキャンペーンにはキャッシュバックと月額割引 2つあります。
キャッシュバックと月額割引「自分はどっちにするか」も大事なポイントです。
それぞれの特徴・注意点は以下の通りです。
キャッシュバック
- キャッシュバック額は選ぶ端末・契約期間で違う
- もらえる金額は約3万円
- 月額料金はUQ WiMAX公式と同じくらい
- 受け取れるのは契約後すぐではなく約1年後
- 手続きを忘れると受け取れない場合もある
月額割引
- 月額料金がUQ WiMAX公式より500~1,000円安い
- キャッシュバックより特典総額がやや少ない
- 特典を受け取れそびれることがない
2020年11月現在 キャッシュバック額はプロバイダーによって差があって3千~3万1千円です。
以前は5万円近い時期があって、キャッシュバックキャンペーンの方が特典額が明らかに大きかったですが、最近はほぼ差がありません。
「特典をまとめて受取りたい方」はキャッシュバック、「月額料金が安い方がいい方」は月額割引という選び方で間違いありません。
契約するならGMOとくとくBBがおすすめ
2020年11月現在「最新端末を最安で使える」プロバイダーはGMOとくとくBBのキャッシュバックキャンペーンです。
主要プロバイダーの実質費用・実質月額※の比較表をご覧ください。実質月額が安いプロバイダーベスト5が↓こちらです。
順位 | サービス名 | キャンペーン | 月額料金合計 | キャッシュバック | 実質費用 | 実質月額 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | GMO | キャッシュバック | 160,032 | ▲31,500 | 131,532 | 3,461 | 3年 |
2位 | GMO | 月額割引 | 136,757 | ▲3,000 | 136,757 | 3,599 | 3年 |
3位 | DTI | 月額割引 | 134,190 | 137,190 | 3,610 | 3年 | |
4位 | Broad WiMAX | 月額割引 | 135,363 | 138,913 | 3,656 | 3年 | |
5位 | カシモWiMAX | 月額割引 | 138,127 | 141,127 | 3,714 | 3年 | |
※実質月額とは、月額料金・端末代・事務手数料・解約金・残債など使用期間中にかかる全ての費用の合計から、キャンペーンの還元額を引いた実質費用を使用月数で割って算出した金額です。 |
実質月額で比較すると、最も安いのがGMOとくとくBBのキャッシュバックキャンペーンという結果になりました。
1位の実質月額3,461円は、キャンペーン特典がない回線元のUQ WiMAXを利用した場合と、約1,000円違います。月々1,000円の差は大きいですよね。
GMOとくとくBBのキャッシュバックキャンペーンは、以下の3つの条件が揃っているので「一番条件が良い」として紹介しています。
- 1年後に最大31,000円のキャッシュバックがもらえる
- 3年間の実質費用・実質月額が業界最安
- 端末代が0円(UQ WiMAXは15,000円)
W06 | WX06 | L02 | HOME02 | |
---|---|---|---|---|
本体のみ | 30,000円 | 31,000円 | ||
クレードル付き | - | 26,000円 | - | - |
キャッシュバックが受け取れるのは1年後で、ネット上には「受け取れないからダメ」なんて評してるサイトもありますが、私はキッチリ受け取ったので大丈夫!
私は2020年5月27日に受取りました。↓こちらの振込明細をご覧ください。
ポイントは以下の3点です。これさえ押さえておけば受け取れないことはありません。
- 契約時に「受取り手続きのメールが届く時期」にスマホに通知が届くように設定する
- メールが届く「GMOのWEBメール」のログイン情報を分かるようにしておく
- メールが届いたら速やかに口座登録手続きをする
不安な方は更に詳しく解説しているGMOとくとくBBのキャッシュバックを確実に受取る方法のページをご覧ください。
GMOとくとくBBの申し込み手順と注意点
ここからはGMOとくとくBBを申し込む手順と「失敗や損をしないための注意点」を解説します。
- 手順1.エリアを確認する
- 手順2.公式ページから申し込む
- 手順3.端末はWX06 or HOME02
- 手順4.契約プランは「ギガ放題」
- 手順5.クレードルの有無を選ぶ
- 手順6.オプションサービスを選ぶ
- 注意点.申し込み完了ページを保存しておく
ここを見ながら申し込めば間違いありません。ぜひ参考にしてください。
手順1.エリアを確認する
まず自分がWiMAXを使いたい場所が通信エリア内かをサービスエリアマップでチェックしましょう。
自宅や職場など頻繁に使う場所は、必ずピンポイントエリア判定も確認しましょう。①で建物種別を選んで、②で住所を入力するだけです。
ピンポイントエリア判定で「○」と判定されれば大丈夫です。
GMOとくとくBBは申し込み住所がエリア判定で「○」なのに、「通信速度が遅い」など通信品質に満足できない場合は、違約金なしで20日以内のキャンセルが可能です。
手順2.公式ページから申し込む
申し込みは必ず公式ページから行いましょう。
公式ページ:キャッシュバックキャンペーン
上記以外の申込みページからだと、キャッシュバック額が少なかったり、解約違約金の条件が違う場合もありますので注意しましょう。
手順3.端末はWX06 or HOME02
次に端末を選びます。持ち歩くタイプのモバイルルーターならSpeed Wi-Fi NEXT WX06です。
2020年11月現在 WX06が最新のモバイルルーターです。私も実際に購入して使いましたが、通信速度が速いし、機能が豊富で使いやすい完成度の高い端末です。
「WiMAXを持ち歩いて使いたい」という方はWX06で間違いないです。
「WiMAXは家用のネット回線」「持ち歩く事はない」という方はホームルーターのHOME02です。
手順4.契約プランは「ギガ放題」
契約プランは「ギガ放題プラン」を選びましょう。
ギガ放題プランでも端末発送月+2ヶ月間は通常プランと同じ料金で利用できるので契約時はギガ放題を選択しましょう。
最長3ヶ月思いっきり使ってみて、7GBで足りるなら通常プランに変更すればいいです。
手順5.クレードルの有無を選ぶ
WX06は補助アンテナ付のクレードルを同時購入することができます。キャッシュバックが少し減るだけで実費負担はありません。
WX06単体で使うよりも、電波受信レベルが良くなって通信速度も20~30%速くなるので、WX06を家のネット回線としても使いたい方は、クレードルの同時購入をおすすめします。
手順6.オプションサービスを選ぶ
最後にオプションサービスを選びます。
「端末補償サービス」「Wi-Fiスポットサービス」の2つは加入必須なので、必要なくても加入しなきゃいけません。最大2ヶ月無料なので端末発送月の翌月に解約すれば費用は発生しません。
必要なければ端末発送月の翌月に解約するのを忘れないようにしましょう。
(オプションには「1ヶ月の最低利用期間」が設定されていて端末発送月内は解約できません。)
スマホ安心パック(980円/月)は必須じゃないので、サービス内容を確認して必要なければ「不要」を選びましょう。スマホ向けのオプションなので、WiMAXで加入する内容じゃないと私は思います。
あとは、「個人情報・支払い情報などを入力」「入力内容を確認」で申し込み完了です。
注意点.申し込み完了ページを保存しておく
申し込みが完了すると、完了ページに会員情報(ID・パスワード・メールアドレス・接続情報)が表示されます。
ここに表示されている情報で、会員ページ・WEBメールにログインすることができます。
通信量の確認・オプションの解約や毎月100ポイントもらえるGMOポイントを月々の支払いに使うなど、会員ページのBBnaviは、すぐにログインできる状態にしておくべきです。
スマホだとかなり長いページになりますが、スクショで記録して分かるようにしておきましょう。
後日、会員情報が記載された書類が郵送で届きますが、スマホに保存されていた方が見返しやすいです。
まとめ
ここまで、すごく長くなってしまいましたが「WiMAXをどこで契約するのがベストか」分かっていただけましたか?
要点をまとめると以下の通りです。
- 料金が安いからネットから申し込めるプロバイダ(販売店)と契約するのがベスト
- プロがおすすめするWiMAXプロバイダはGMOとくとくBBのキャッシュバックキャンペーン
同じサービスなのに契約先が違うだけで実質費用が約3万円も違います。どこで契約しても、通信速度やプラン・条件は同じなので契約先は慎重に選びましょう。