
WiMAXをどこで契約するのが良いのか調べていますね?
当記事では、WiMAXを契約できる5つの場所の特徴・メリット・デメリットを詳しく解説し、「どこで契約すれば良いか」を具体的に紹介しています。
この記事で分かること
- パターン別 WiMAXのベストな申し込み先3選
- WiMAXを申し込める5つの場所の特徴・メリット・デメリット
- WiMAXのわかりにくい契約条件の解説とよくある質問
WiMAXって契約できる場所が多すぎて、どこから契約したら良いか分かりにくいですよね。申し込んでから後悔しないように、当記事を参考にしてください。
目次
- 【結論】WiMAXプロバイダが安くておすすめ
- WiMAXを契約できる場所とそれぞれの特徴
- パターン別 WiMAXのベストな申し込み先3選
- わかりにくいWiMAXの契約条件 徹底解説
- WiMAXの契約に関するよくある質問
- まとめ
【結論】WiMAXプロバイダが安くておすすめ
WiMAXは色んな場所で契約できますが、インターネット上から申し込めるWiMAXプロバイダが安くておすすめです。特に以下の2社がおすすめです。
- 3年契約で端末代・オプション料金無料で業界最安のGMOとくとくBB
- 1年契約で長期契約のリスクがないBIGLOBE WiMAX
他の契約先は、料金が高かったり、契約条件が複雑なのでおすすめしません
ここからは、上記の結論を出した理由を、ひとつずつ詳しく解説しています。
WiMAXを契約できる場所とそれぞれの特徴
WiMAXを契約できる場所は、以下の5つに分類できます。
- UQ WiMAXオンラインショップ(WEB)
- WiMAXプロバイダ(WEB)
- UQスポット(店舗)
- 家電量販店(店舗)
- auショップ(店舗)
ここでは、それぞれの契約場所の特徴を解説しています。
【前提】契約場所で何が違うの?
契約場所が違っても、サービスの根本は変わりません。根本というのは端末・回線・通信速度・通信量・速度制限の条件 などです。
逆に違うのは契約年数・端末代・月額料金・オプション料金 などの契約条件です。(詳しくはこちらで解説しています。)
同じ端末・回線を、同じ条件で使うのに、契約場所で払う料金が違うのって嫌ですよね?ですから、自分の使い方にあった「契約条件で申し込む」のが重要です。
前章の結論にも書きましたが、ベストなのは「2.WiMAXプロバイダ(WEB)」です。
1.UQ WiMAXオンラインショップ(WEB)
UQ WiMAXオンラインショップは、WiMAXサービスの運営元 UQコミュニケーションズの公式オンラインショップです。サービス運営元のショップですから、ここの契約条件が基準になります。
不定期にキャッシュバックなどのキャンペーンを行うこともありますが、基本的に「割引なし」の定価販売です。
知名度で有利な本家が一番安かったら、誰も代理店や他の窓口で契約しませんから、UQ WiMAXオンラインショップは安くありません。
UQ WiMAXオンラインショップで契約するメリット・デメリット
メリットの1つめは「WiMAXサービス本家のサポートが受けられる」という点です。
UQ WiMAXの電話サポートは、フリーダイヤルで9時~20時 年中無休で対応してくれます。
他社は、通話料が有料の電話番号やナビダイヤルだったり、受付時間が短いことが多いです。
また、「事務的な問い合わせ」と、故障や設定など「技術的な問い合わせ」で窓口が違って二度手間になることもあります。その点、UQ WiMAXは契約者向けの窓口ひとつなので安心です。
(ただ、混雑していてオペレーターにつながるのに時間がかかります。私が利用した時は20分ほど待ちました。)
メリットの2つめは「口座振替でも手数料がない」という点です。
UQ WiMAXは利用料を口座振替にしても手数料がありません。そもそも、口座振替に対応していないプロバイダがほとんどですし、対応していても毎月口座振替手数料が加算されます。
手数料は220円なので高くはありませんが、利用料プラスαで手数料なんて払いたくありません。
デメリットは「料金が高い(安くない)」という点です。
2022年6月現在、UQ WiMAXオンラインショップは、実質月額※第8位です。1位のGMOとくとくBBより1ヶ月あたり744円高いです。
6月現在、特典の「15,000円のキャッシュバック」を加味してこの順位ですから、特典がない時はもっと順位が低くなります。
※実質月額とは、月額料金・端末代・事務手数料・解約金・残債など使用期間中にかかる全ての費用の合計から、キャンペーンの還元額を引いた実質費用を使用月数で割って算出した金額です。
UQ WiMAXオンラインショップは、サポートも含めて「本家の安心感」はありますが、UQだから「速い」とか「通信量が多い」ということはありません。口座振替で支払いたい方は例外ですが、料金が高いのでおすすめしません。
2.WiMAXプロバイダ(WEB)

出典:GMOとくとくBB
WiMAXプロバイダは、WiMAXサービスの販売代理店のことです。代表的なWiMAXプロバイダが、GMOとくとくBB・カシモWiMAX・Broad WiMAX・BIGLOBE WiMAXなどです。
どれもサービスの中身は本家 UQ WiMAXと同じで、契約条件やキャンペーン特典が違うだけです。
各社、ユーザー獲得のため差別化で価格競争が熾烈です。ですから料金が安いです。条件が分かりにくいプロバイダもあるので、契約前にしっかりチェックしましょう。
WiMAXプロバイダで契約するメリット・デメリット
メリットは「料金が安い」という点です。
WiMAXプロバイダは、キャンペーン特典で実質費用を下げて差別化を図っています。特典は端末代無料・キャッシュバック・月額料金割引・オプション料金無料などです。
ですから、基準になる本家 UQ WiMAXオンラインショップより安いです。
デメリットは「選択肢が多くて迷う」「条件が分かりにくい」という点です。
WiMAXプロパイダは中小を合わせるととても数が多くて、それぞれが「自社の特典が一番だ」とアピールしているので、「本当にどこがお得なのか」が分かりにくい状態です。
初めてWiMAXについて調べる人は、特に注意が必要です。
更に、契約年数や違約金など、見落としてしまいがちな細かい条件がポイントだったりします。ですから、目立つ特典額だけでなく、全体をよく調べて他社と比較した上で申し込みましょう。
WiMAXプロバイダが一番お得なのは間違いありませんが、選択肢が多くて「どれが自分に合っているか」を見極めるのが難しいです。こちらで、パターン別におすすめの申込先をを紹介しているので、参考にしてください。
3.UQスポット(店舗)

UQスポット三宮
UQスポットは、WiMAXと格安スマホのUQ mobileを販売するUQ専売ショップです。
都心部は独立した店舗もありますが、イオンなど大型ショッピングモールに出店している場合が多いです。以下のページで近くの店舗を探してみてください。来店予約もできます。
条件は先に紹介した、UQ WiMAXオンラインショップと同じですから、安くないです。ただ、店員さんに分からない点を直接聞けるのはメリットです。
UQスポットで契約するメリット・デメリット
メリットは「店員さんに話が聞ける」「WiMAXを即日使える」という点です。
UQスポットなら、不明な点を直接店員さんに聞けるので、オンラインでの契約が不安な方には安心です。
実際にUQスポットへ行ってみるとわかりますが、格安スマホのUQ mobileがメインで、WiMAXは片隅にちょこっと置いてあるだけです。そんな状況なので、あまりWiMAXの知識がない店員さんもいます。詳しい人に聞くようにしましょう。
端末の在庫があれば、契約した日からWiMAXが使えるようになります。WEB申込みだと最短で翌日なので、すぐ使い始めたい方にはメリットです。
デメリットは「料金が高い(安くない)」という点です。
UQスポットも、UQオンラインショップと同じで基本的に「割引なし」の定価販売です。ですから、料金が高いです。
2022年6月現在、オンラインショップは「15,000円キャッシュバック」がありますが、これはオンラインショップ限定特典なので、UQスポットでは適用されません。
(各店舗で独自の特典がある場合もあります。気になる方は、最寄りの店舗を確認してください。)
UQスポットは、対面契約・即日受取がメリットですが、料金が高いのでおすすめしません。話だけ聞かせてもらって、WEBプロバイダから申し込むのもありです。
4.家電量販店(店舗)

エディオン 店頭POP(2021年9月)
家電量販店の店頭でもWiMAXを契約できます。取り扱っているのは、以下の9つの量販店です。
- ヤマダ電機
- ベスト電器
- ビックカメラ
- ソフマップ
- コジマ
- ヨドバシカメラ
- エディオン
- ノジマ
- ケーズデンキ
上写真にあるように、高額な特典を打ち出してPRしていますが、実は条件が細かくて、あまりお得じゃありません。注意しましょう。
家電量販店で契約するメリット・デメリット
メリットは「店員さんに話が聞ける」「WiMAXを即日使える」という点です。
ただ、家電量販店のスマホ・モバイル通信のコーナーには、色んなメーカーの販売員がいて、それぞれが「自分が担当する回線を売りたい」と考えています。
ですから、中立な立場の量販店の店員さんか、WiMAX担当の販売員に話を聞きましょう。ソフトバンクやY!mobile・ドコモの販売員では中立な話しは聞けません。
デメリットは「特典の適用条件が厳しい」という点です。
先に紹介したPOPの写真には「33,000円分還元」と、他社にはない高額な特典額が書いてありますが、よく見ると小さい字で「当社指定プランご契約+指定家電商品ご購入で」と書いてあります。
まず特典が「家電製品の購入代金からの割引」で、現金キャッシュバックや月額料金の割引ではないという点を理解しましょう。WiMAXの契約と一緒に、なにか家電を買わなきゃいけないわけです。
そして、満額の還元を受けるには、3年契約が条件でした。WEBプロバイダで3年契約すると、端末代無料が当たり前ですが、量販店だと実費(21,780円)負担です。
というように、特典額だけでなく契約条件を総合的に見ると、全然お得じゃありません。
ここではエディオンを例に紹介しましたが、他の家電量販店も似たりよったりです。必要な家電がある人は検討の余地がありますが、そうでない方はおすすめしません。
5.auショップ(店舗)
auショップでもWiMAXの契約ができます。厳密にはauでWiMAXを契約するのではなく、auで契約するWi-FiルーターがWiMAXなんです。分かりにくいですね。
auショップでの契約は、割引プランが複数あって難しい上に「安いわけじゃない」という状態です。条件的には選ぶメリットがほぼないので、注意してください。
auショップで契約するメリット・デメリット
メリットは「近くの店舗で契約できる」という点です。
auショップは、先に紹介したUQ 専売ショップのUQスポットより、店舗数が遥かに多いので、近くの店舗で契約できて、サポートが受けられるのがメリットです。
何度かauショップに行ったり、電話でWiMAXについて問い合わせましたが、WiMAXのプランや技術的な事を知らないスタッフが多い印象です。話が二転三転したり、的を得ないことが多いです。注意しましょう。
デメリットは、「契約条件が複雑な上、安くない」という点です。
モバイルルーターとホームルーターでプランが違い、適用される割引も少し違います。
ホームルーターの場合、毎月割で端末代が実質無料になりますが、ベースの端末代が異常に高いのも意味がわかりません。
UQやWiMAXプロバイダは21,780円なのに、同じ機種が39,600円もします。なお且つ、各種割引を適用しても安くないのが現状です。
auショップでの契約は、5つの契約場所の中で一番おすすめしません。「近くにauショップがあるから」という理由で申し込まないようにしましょう。
パターン別 WiMAXのベストな申し込み先3選
【おすすめ】端末代・オプション無料のGMOとくとくBB
一番条件が良いWiMAXの申し込み先は、WiMAXプロバイダのGMOとくとくBBです。端末代・オプション料金無料で、月額料金も安いです。注意点は契約年数の長さだけです。
契約年数 | 端末代 | 月額料金 | オプション料金 |
---|---|---|---|
3年 | 無料 | ・0~2ヶ月目:2,079円 ・3~36ヶ月目:4,389円 ・37ヶ月目以降:4,444円 |
無料 |
GMOとくとくBBのWiMAX+5Gは、実質月額が業界最安の3,690円です。端末代・オプション料金が無料なので、月々の支払額は、上表の月額料金の金額のみです。
(端末代実費の申し込み先だと、月額料金に600~900円の端末代がプラスされます。)
平日15時30分・土日・祝日14時までに申し込めば、即日発送してくれるので、最短翌日に使い始められます。
注意点は「契約期間の長さ」
注意点は「契約年数の長さ」と、それに伴う「違約金の額」(以下参照)です。
- 12ヶ月以内:20,900円
- 13~24ヶ月以内:15,400円
- 25ヶ月目以降:10,450円
- 更新月以降:10,450円
最大で20,900円にもなりますが、これは「端末を無料にする代わりに長く使ってよね」という意味ですから、端末代実費のサービスより高くて当然です。
24ヶ月以内だと高いですが、25ヶ月目以降なら10,450円まで安くなります。実際に25ヶ月目で解約しても、実質月額 3,767円でそこそこ安いです。
実は25ヶ月目から月額料金が550円上がるので、違約金はかかりますが、解約するにはいいタイミングなんです。
実際に実質月額が3,767円は、実質月額3位のBIGLOBE WiMAXを2年使い続けるより安いです。
GMOとくとくBBのポイント
同じように1年後のキャッシュバックを受け取ったタイミング解約するという選択肢もありです。「3年は長いけど2年なら」「端末代を払いたくない」「プラスエリアモードも使いたい」という方にイチオシです。
【短期なら】1年契約・キャッシュバックのBIGLOBE
2年より短い短期で使いたいなら、1年契約できて1万5千円キャッシュバックがもらえるBIGLOBE WiMAXがおすすめです。たとえ1年未満で解約しても、違約金は1,100円なので安心です。
契約年数 | 端末代 | 月額料金 | オプション料金 |
---|---|---|---|
1年 | 21,912円 (913円×24回) |
・0ヶ月目:0円 ・1~24ヶ月目:4,191円 ・25ヶ月目以降:4,928円 |
1,100円/月 |
BIGLOBEのWiMAX+5Gは、1年契約・自動更新なしという珍しいWiMAXプロバイダです。
端末代は総額21,912円かかりますが、15,000円のキャッシュバックがあるので実際の負担は抑えられます。
注意点は「端末代の支払期間」
注意点は「端末代の支払期間」です。端末代は913円の24回払いなので、1年契約が終了した段階で解約すると、1年分の残債(913円×12回 10,956円)を払うことになります。
端末代を払い終える月まで使うと、実質月額は4,432円ですが、1年で解約すると4,654円まで高くなります。
実質月額4,654円と聞くと「高いな」と思うかもしれませんが、利用期間が短くなると割高になるのは当然です。これでも、他の申し込み先から契約して1年で解約するより安いです。
BIGLOBE WiMAXのポイント
ただ、端末代が実費(913円×24回)なので、支払期間中に解約すると「端末代の残債が発生する」という点を覚えておいてください。短期利用はどうしても割高になります。
【例外】必要な家電製品があるなら家電量販店
例外として、「必要な家電製品がある方」は家電量販店がおすすめです。ただ家電製品の割引還元を受ける場合、3年契約が条件になり、違約金が10,450円かかるので注意しましょう。
契約年数 | 端末代 | 月額料金 | オプション料金 |
---|---|---|---|
3年 | 21,780円 (605円×36回) |
・0~24ヶ月目:4,268円 ・25ヶ月目以降:4,818円 |
無料 |
上記の条件でWiMAXを契約すると、同時購入する家電製品を割引してくれるというのが特典です。
私が確認した2021年9月時点では、エディオンの33,000円還元が一番高額でした。
量販店によって額が違うし、割引してくれる家電のジャンルに制限がある場合もあるので、面倒ですが「自分が欲しい家電を一番割引してくれる店」を探しましょう。
注意点は「店員に条件確認すること」
量販店では、必ず店員に条件を詳しく確認しましょう。
店舗によって、端末で還元額に差があったり、オプションの加入が条件だったり、違約金の金額が違うこともあります。
店頭のポスターには良いことしか書いていませんので要注意です。何を確認しなきゃいけないか、忘れないようにメモして行きましょう。
量販店での確認次項
- 割引してくれる家電のジャンル
- 端末による割引額の違い
- 契約年数・違約金
- オプション加入条件
- 月額料金
- 端末代
家電量販店のポイント
還元額が大きいので複雑な条件が設定されている場合があります。要注意です。
家電が必要ないなら、シンプルに安いGMOとくとくBBがおすすめです。
わかりにくいWiMAXの契約条件 徹底解説
ここでは、WiMAXの契約条件について、以下の4つの項目を深堀り解説します。
- サービスの種類
- 契約年数
- 端末代
- オプション料金
「WiMAXを契約する前にもっと理解したい」という方は、ぜひご覧ください。
【種類】WiMAX2+・WiMAX+5G
WiMAXには、WiMAX2+(ワイマックス ツープラス)と、WiMAX+5G(ワイマックス プラスファイブジー)の2種類あって、条件が大きく違うので注意しましょう。
結論から言うと、今後契約するなら絶対WiMAX+5Gです。
料金は500~600円ほどWiMAX2+の方が安いですが、使える電波の種類・エリア・通信量の面でWiMAX+5Gの方が優れています。
使える電波の種類
WiMAX+5Gは、WiMAX2+よりも標準モードで使える電波が増えました。
WiMAX+5G (スタンダードモード) |
WiMAX2+ (ハイスピードモード) |
|
---|---|---|
バンド41(WiMAX) | ○ | ○ |
バンド1(au 4G LTE) | ○ | ☓ |
バンド3(au 4G LTE) | ○ | ☓ |
N78(au 5G) | ○ | ☓ |
WiMAX+5Gでは、WiMAXの電波の他にau 4G LTEの2つの周波数帯とau 5Gの電波が標準モードで使えます。
これが凄い変化です。5Gのエリアは限られていますが、バンド1はauが主力にしている周波数帯のひとつですから、従来のWiMAX2+よりつながりやすくなりました。
エリア
WiMAXの電波(バンド41)は周波数が高く、障害物に弱い特性があります。ですから、地下・屋内や、アンテナの影になる場所だと電波が弱くなったり圏外になりやすいです。
また、人口の多い都市部・市街地を優先的にカバーしているので、郊外・山間部は圏外の場所も多いです。
WiMAX2+は、標準モードでこの電波しか使えないので、もろに影響を受けていました。
それがWiMAX+5Gなら、auのスマホ回線(au 4G LTE)のバンド1・3が標準モードで使えるので、WiMAX単体よりもエリアが広がりました。
【注意】auのスマホエリア全域で使えるわけではない
5Gプランで使える場所が増えたとは言え、auのスマホエリア全域で使えるわけではありません。
auの主要周波数帯は、バンド1の他にバンド18もあって、こちらは標準モードでは使えません。ですから、バンド18だけでカバーされている地域・場所ではWiMAX+5Gの標準モードでは使えません。
auは周波数帯別の対応エリアを公表していませんので、はっきりしたエリアは不明ですが、バンド18はauのプラチナバンドなので、地方・山間部・離島や地下街など、電波状況がシビアな場所は要注意です。
バンド18は、プラスエリアモードというオプションモードにすれば使えるようになります。オプション料金は1,100円/月で、プラスエリアモードを使った月だけ課金されます。通信量は15GBまでです。
これで、auのスマホエリアと同等のエリアで使えるようになります。
通信量
WiMAX+5Gは、3日間の通信量制限値が15GBです。従来のWiMAX2+は10GBだったので、実に1.5倍です。
WiMAX+5G | WiMAX2+ | |
---|---|---|
混雑回避のための速度制限条件 | 3日間15GB | 3日間10GB |
この短期の通信量制限も、従来のWiMAX2+で評判が悪かった点なので、1.5倍に増えたのは5Gプランの大きなメリットです。
オプションモードの通信量も、1ヶ月7GBから15GBに増えて、速度制限の条件も緩和されました。
WiMAX+5G (プラスエリアモード) |
WiMAX2+ (ハイスピードプラスエリアモード) |
|
---|---|---|
月間データ量 | 15GB | 7GB |
超過時に制限されるモード | プラスエリアモード | ハイスピードモード ハイスピードプラスエリアモード |
月間データ量が7GBから15GBに増えた上に、使い切った時に制限されるモードが標準モードだけになりました。
上記のように「使える電波の種類」「エリア」「通信量」の条件が、WiMAX+5Gの方が優れているので、今後WiMAXを契約するなら、WiMAX+5Gにしましょう。
【契約年数】条件なし・1年・2年・3年
WiMAXは、契約先によって以下の4つの契約期間のパターンがあります。
条件なし | 1年 | 2年 | 3年 | |
---|---|---|---|---|
違約金 | なし | 安い (1,100円) |
安い (1,100円) |
高い |
端末代 | 実費 | 実費 | 実費 | 無料 (家電量販店を除く) |
オプション料金 | 有料 | 有料 | 有料 | 無料 |
サービス | UQ WiMAX 家電量販店 |
BIGLOBE | UQ WiMAX 家電量販店 |
GMOとくとくBB カシモWiMAX Broad WiMAX 家電量販店 他 |
契約期間の「条件なし」だと、1,100円の違約金がなくなりますが、月額料金が187円高くなります。即ち、6ヶ月以上使うなら、「契約期間の縛りがあったほうが安い」と言えます。
ですから、「条件なし」は、ほぼメリットはないと断言できます。
次に1年・2年契約ですが、どちらも違約金は1,100円で安いですが、プラスエリアモードを使うとオプション料金1,100円がかかります。端末代も実費負担です。
3年契約の場合、更新月以外の解約だと10,450~28,050円の違約金がかかりますが、プラスエリアモードが無料で使えて、家電量販店以外のプロバイダは端末代が無料です。
ですから、長期で利用する場合、端末代・オプション料金が無料の「3年契約がお得」です。短期の場合、1年と2年で条件は変わりませんので「契約期間が短い1年契約」がおすすめです。
【端末代】無料・実費負担
WiMAX+5Gの端末代は21,780円です。これが契約先によって「無料」と「実費負担」があります。
無料 | 実費負担 |
---|---|
・GMOとくとくBB ・カシモWiMAX ・Vision WiMAX |
・UQ WiMAX ・BIGLOBE ・Broad WiMAX ・家電量販店 |
端末代は、契約期間・違約金の額とリンクしていて、端末代無料のサービスは「3年契約で違約金が高い」、端末代実費のサービスは「1・2年契約で違約金が安い」です。
自分がWiMAXをいつまで使うかをよく考えて、近い方を選びましょう。
【オプション料金】無料・1,100円/月
WiMAX+5Gは、プラチナバンドが使えるプラスエリアモードを月に1度でも使うと、1,100円のオプション料金がかかります。これが3年契約すると、無料になります。
モバイルルーターで契約して、持ち歩いてWiMAXを使う方は、プラスエリアモードを無料で使えると便利です。標準モードで電波状況が悪い時に、サッとモード変更するとすぐ使えるようになります。
ここまでの条件を踏まえて、今一度パターン別 WiMAXのベストな申し込み先3選をご覧ください。読む前より納得できるかと思います。
WiMAXの契約に関するよくある質問
端末はどれを選べば良いですか?
持ち歩いて使うなら、モバイルルーター(Galaxy 5G Mobile Wi-Fi)しか選択肢はありません。
逆に「家用のWi-Fiメインで、たまに持ち出すかも…」という方は、モバイルルーターよりホームルーター(Speed Wi-Fi HOME 5G L11)がおすすめです。
というのも、アンテナの感度・Wi-Fiの強度など、ルーターとしての性能は圧倒的にホームルーターの方が良いからです。
極端な例ですが、モバイルルーターでは電波が弱くて使えない場所でも、ホームルーターなら普通に使えるということがあり得ます。
ですから、「持ち出すかも」くらいなら、ホームルーターを選びましょう。
契約先で通信速度は変わりますか?
契約先で通信速度が変わることはありません。WiMAX2+の頃ですが、本家のUQ WiMAXとGMOとくとくBBを比較しましたが、速度は変わりませんでした。
3年契約って長いですよね?
3年契約は長いですね。2022年6月に契約したら、更新月は2025年7月になります。そして、この3年で新しいサービスがいくつも登場することでしょう。
逆に3年前というと2019年6月ですから、まだ5Gは実用化されていませんし、クラウドSIM型のサービスもありませんでした。eSIMも2020年3月からですから、まだ約2年です。
そう考えると、3年後のデータ通信サービスの状況を想像することは不可能です。
ただ、WiMAX+5Gに関しては、今後5Gエリアが飛躍的に広がるはずなので、年々使いやすくなるはずですから、早々に時代遅れになることはないと思います。
3年契約が不安なら、1年契約のBIGLOBE WiMAXがおすすめです。
プラスエリアモードって使いますか?
プラスエリアモードは、持ち歩いて使うモバイルルーターなら使います。WiMAX2+より使えるエリアが広がって、繋がりやすくなったとは言え、標準モードではプラチナバンドが使えません。
ですから、auのスマホエリアと同等ではありません。特に建物の内部や地下の奥まった場所、人口が少ない山間部は不安が残ります。
それがプラスエリアモードにすれば、auのスマホと同じエリアで使えますので安心です。
通信量は15GBまでですが、移動して使うモバイルルーターなら、プラスエリアモードは一時的な利用ですから問題ありません。
これがホームルーターで、プラスエリアモードしか使えない場所で使うとすると、月間15GBまでしか使えないことになるので、基本的にプラスエリアモードは使いません。
スタンダードモードで使えるエリアなのか、WiMAX エリアマップで契約前に確認しましょう。
モバイルルーターで契約するなら、オプション料金が無料になる3年契約のGMOとくとくBBがおすすめです。
まとめ
WiMAXを契約するなら、料金が安くて選択肢が豊富なWiMAXプロバイダがおすすめです。
特に以下の2社がおすすめです。
- 3年契約で端末代・オプション料金無料で業界最安のGMOとくとくBB
- 1年契約で長期契約のリスクがないBIGLOBE WiMAX
解約時に違約金で約1万円払うことになりますが、GMOとくとくBBを2年使うのもアリです。端末代・オプション無料という3年契約の特徴を有効活用できます。
他の契約先は、料金が高かったり、契約条件が複雑なのでおすすめしません。WiMAXに関しては契約先で通信品質が変わることはありませんので安心してください。