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【写真多数】ZenFone5のバッテリー交換の手順&必要な物を徹底解説

【写真多数】ZenFone5のバッテリー交換の手順&必要な物を徹底解説

ZenFone5(ZE620KL)のバッテリー交換をしたので、手順や必要な道具を写真付きで詳しく解説します。

自分でバッテリー交換をしたい方は、ぜひ参考にしてください。そんなに難しくないですよ。

(ここで紹介しているZenFone5は2018年5月発売のZE620KLです。2014年発売のA500KLではありません。)

スマホのバッテリー交換は自己責任で行ってください。当ページに記載されている手順・方法で作業を行って発生したトラブルについて、当サイトは一切責任を負いかねます。ご了承ください。

私はスマホの分解修理は初めてで緊張しましたが、終わったら「こんなもんか~」という感想です。難しい技術は必要ないし、手順どおり慎重に作業すれば大丈夫です。

私は2,830円のバッテリー購入実費だけで済みました。自分でやるとメーカーや専門店に頼むより圧倒的に安くバッテリー交換できるのでおすすめです。

目次

  1. 【準備】必要な道具と交換作業の準備
  2. 【手順1】背面パネルを外す
  3. 【手順2】上下の基盤カバーを外す
  4. 【手順3】バッテリーを交換する
  5. 【手順4】元通りに戻す
  6. 【最後に】要注意点・あると便利な物
  7. まとめ




【準備】必要な道具と交換作業の準備

バッテリー交換に必要なのは、部品とちょっとした工具だけで、特別なものを揃える必要はありません。ここでは必要な道具と準備について解説します。

必要な道具のリストとかかった金額

まず、私が購入した交換用バッテリーを紹介します。交換に使う道具も付いて2,830円(2,590円+送料240円)でした。ヤフオクで買ったんですが、一応【純正品/新品】という記述がありました。

ZenFone5 交換用バッテリー

写真右がバッテリーで、純正らしくASUSマークが付いています。左が付属していた工具です。

  • 精密ドライバー4本
  • 先が曲がったプラスチックの道具 2本
  • 端部が薄くなっている三角形の道具 2個
  • 吸盤

ドライバーはサイズが合った1本しか使いませんでしたが、他3つの道具は使いました。

これ以外に使った道具が以下の3つです。

  • ドライヤー
  • ラミネートされたカード
  • 先が曲がったピンセット

バッテリー交換で用意した道具

ピンセットは「強力に貼りついたバッテリーをはがす」のに使いました。ですから必ずしもピンセットじゃなくても「細くてテコが効く形のもの」ならなんでも良いです。

カードも「粘着テープをはがす」のに使いました。私は使っていない診察券を使いました。

【追記】ROWA JAPANのバッテリーに再交換しました

バッテリー交換後 約10日後(2020年7月20日)の追記です。

ヤフオクで買った【純正品/新品】と書かれたバッテリーは、どうやら外れだったようで「交換前よりバッテリーの持ちが悪い」という残念すぎる結果でした。

具体的には、75%くらいまでは普通な減り具合なんですが、70%を下回ると急激に残量が減り始めました。1度は45%から約10分で残量0%になって、強制シャットダウンしたことがありました。

100%から24時間持たない状態でした。バッテリー交換して↑これはショックです。

とても使っていられないので、以下のROWA JAPANの互換バッテリーに再交換しました。

ZenFone5 ROWAジャパンバッテリー

これは交換直後に満充電して、普通に使いながら約1日半持ちました。50%を下回っても急激な減り方はしなかったし、安心して使えます。ですからこちらがおすすめです。

AmazonでZenFone5 バッテリーと検索して探してください。

追記 8ヶ月後(2021年3月)

ROWAジャパンのバッテリーに交換して8ヶ月経ちましたが、普通に使えています。冬で外は寒くなってきましたが、外で使っても急激な容量低下などもありません。

ZenFone5からiPhone8Plus

実は、2020年8月にiPhone8 Plusの中古を買って、今はZenFone5をメインには使っていません。

でも、音楽プレーヤー、ジョギングのログ取り、インターバルタイマー、アラームなどで常に電源ONの状態にしています。

 

後日談はこの辺にして、ここからは、実際の交換作業の準備・手順を詳しく紹介します。

ネジ・部品を失くさない作業スペースの準備

小さいネジや、取り外した部品を失くさないための準備が、作業効率アップに欠かせません。経験上、雑々としたスペースで細かいことやると、ロクなことになりません。

私は机に、大きい白い紙(Amazonの段ボールに入っていた緩衝材)をマスキングテープで貼って、黒いパーツを見失わないようにしました。

さらに、紙の上に15cmくらいマスキングテープの粘着面を上にして貼って、外したネジを貼りつけておきました。外した場所ごとに張り付けて、場所と個数を書いておけば絶対間違えません。

作業スペース

これで道具・作業スペースの準備完了です。交換作業をはじめましょう!

【手順1】背面パネルを外す

これが一番大変でした。背面パネルは強力な粘着テープで貼りついていて、少し温めるくらいではビクともしません。無理矢理やると、パネルの端が傷つくので要注意。

ドライヤーで周囲を熱する

背面パネルは、縦横4辺が2mmくらいの細い強力な両面テープで接着されています。テープが付いているのは端部だけなので中央部を熱しても意味がありません。

また、基盤が集中してる上下も避けた方がいいでしょう。

背面パネルを外す

ですから、上写真の赤線の部分をドライヤーで熱するようにしましょう。(どちらか一方でいい)

吸盤で引っ張ってカードを差し込む

少し熱したら吸盤を張って引っ張って隙間ができるか確認して、ダメならまた温めてを繰り返します。

これがなかなか手強くて「本当に剥がれるのかな?」と不安に思ったくらいです。

何度か繰り返すと、ほんのわずかなすき間が開くので、そこへまずカードを差し込みます。

カードを左右にスライドさせてすき間の幅を広げると、もう少し持ち上がるのでそこへ青い三角形の道具を差し込みます。

すき間に道具を差し込む

ここまで来れば、あとはグリグリとこじりながら4辺をグルッと1周すれば、背面パネルが外れます。

指紋センサーの配線

ただ、上写真の様に指紋センサーの配線が繋がっているので、嬉しくても勢いよく外してはいけません。繋がった状態で次の手順へ進みます。

「まずカードを」と解説しましたが、私はすき間が開いていない状態や、狭い時に無理矢理に青い道具を差し込もうとして、背面パネルの端に傷が付きました。ですから、まずは薄いカードを差し込むのがポイントです。

【手順2】上下の基盤カバーを外す

スマホの心臓部の基盤の近くを触るので、慎重に作業しましょう。冬場は静電気も要注意です。基盤を触ってる時にバチっと通電してるとスマホが壊れます。

静電気でバチっとなりやすい方は、作業前に壁や地面しばらく触ったり、静電気除去グッズを準備しておくといいでしょう。

上の基盤カバーは粘着テープが付いているので注意

まず上の基盤カバーを外します。ネジは8本で1本だけ「seal」と書いたシールが貼ってありますが、簡単にはがせます。

上の基盤カバー

4本の付属ドライバーのうち、3本がプラスでそれぞれ微妙にサイズが違います。サイズが合うドライバーを使いましょう。ネジに当ててみればすぐわかります。

ネジを外しても簡単にカバーは外れません。下写真の点線の部分がテープでくっ付いているので、カバーを少し持ち上げて中を覗き込みながら、カードを差し込んでテープをはがします。

カバーがテープでくっ付いてる場所

カバーは強い材質じゃないので、強引に外そうとすると、曲がったり割れたりすると思います。注意しましょう。

指紋センサーのコネクタを外す

上の基盤カバーが外れたら、指紋センサーのコネクタを外します。

指紋センサーのコネクターを外す

先の曲がった青い道具で、下からまくればすぐ外れます。これで背面カバーが完全に外れて、作業しやすくなります。

下の基盤カバーは簡単に外れる

続いて下の基盤カバーを外します。こちらはテープが付いていないので、ネジを6本外すだけで簡単に外れます。

下側の基盤カバー

次はいよいよバッテリーを交換する手順です。ここまで外したネジや部品を失くさないように注意しましょう。

【手順3】バッテリーを交換する

いよいよ今回の作業の本丸です。バッテリーもテープで強力に付いているので外すのが大変です。

バッテリーの粘着テープが強力で手強い

まずはバッテリーの右側に上下に渡る黒いコードを外します。それぞれ上下の基盤と繋がっているので、コネクタを外してからコードを取り外します。続いて、バッテリーのコネクタも外します。

バッテリー交換1

ここからバッテリーを外す作業に入るんですが、まずはバッテリーがどこで接着されているかを理解するために、バッテリーを外した後の写真からご覧ください。

バッテリ交換2

緑の線の部分に両面テープが貼られています。写真奥側のテープは基盤の下に入り込んでいて、手前側のテープはバッテリーの上側に回り込んでいます。

バッテリー交換3

ですから、まずバッテリーの上側に回り込んでいるテープをはがします。

そして、この角にすき間があるので、ピンセットをテープとバッテリーの間に突っ込んで、テコの原理で少しずつはがしました。

バッテリー交換4

私が強引だったのかバッテリーが柔いのか、取り外す作業で上写真の様に変形してしまいました。もっとスマートな外し方があるのかもしれませんが、私はこの手順で外しました。

コネクターを付けてからバッテリーをはめる

いよいよ新しいバッテリーを取り付けるんですが、意外と位置がシビアで少しずれるとコネクタがはまりません。コネクターは上下には動きますが、左右には全く動きませんので微調整ができません。

ですから、先にコネクタをはめてからバッテリーを貼りつけましょう。

バッテリー交換5

私は、適当な位置にバッテリーを貼ってからコネクターをはめようとしましたが、位置が微妙にズレていてコネクターがはまらず、結局外す羽目になりました。

バッテリー下のテープが再利用だったので変形せずに外せましたが、結構焦りました。




【手順4】元通りに戻す

ここまでくれば、あとは元通りに戻すだけです。ここまでの手順を逆順に戻していきましょう。私が感じた注意点を2つ紹介します。

コネクターは慎重に!力づくはNG

元に戻す過程で、4つのコネクターをはめることになりますが、オス・メスどっちも小さいので私は苦労しました。普段こんなに小さいパーツ触りませんからね。

絶対にダメなのは、力づくではめようとすることです。

なかなかはまらないので、イライラしてつい指先に力が入ってしまいますが、力ずくではまるものではありません。位置があっていればパコっと気持ちよくはまります。

バッテリー交換6

私が一番苦労したのが、上写真のバッテリーのコネクターです。

なぜはまらないのか穴が開くほど見ましたが、小さすぎて理由がわかりません。位置を微妙に変えて、はまる位置を探す以外ありません。

ネジの余りがないように確実に

バッテリー交換で外したネジは、上側の基盤カバー 8本、下側が6本の計14本です。

全部同じサイズだったので混同することはないですが、付け忘れて余すことがないように注意しましょう。
それと、上側の基盤カバーをはめる前に、背面カバーに付いている「指紋センサーのコネクタを付ける」のを忘れないようにしましょう。基盤カバーに粘着テープが付いているし、また外すのは面倒です。

起動確認

最後に正常に起動することを確認して終了です。

【最後に】要注意点・あると便利な物

私が思う一番注意してほしい点は、背面パネルを外す作業です。粘着テープが強力で、かなり熱くしないとピクリとも動きません。

かと言って、1回で熱くし過ぎるのもよくないと思うので、何度も吸盤で引っ張って試しながら作業しましょう。いつか必ずすき間が開くので、信じて作業してください。

 

あると便利な物は、背面パネルとバッテリーについていた両面テープです。

私はどちらも交換せず再利用しましたが、本当は交換するべきなんだと思います。以下の商品が適していると思います。

私は、いろいろ調べた上で「テープを替えると、手間が増える」と思って省きましたが、気になる方は事前に準備して臨みましょう。




まとめ

当記事では、ZenFone5(ZE620KL)のバッテリー交換の手順を詳しく紹介してきました。

かかった費用はバッテリー代の2,830円だけで、時間は1時間半くらいです。(写真を撮らなければ1時間で済んでいたと思います。)

恐らく、カスタマーサービスや専門店に頼んだら、工賃だけで5,000円くらいすると思います。部品代を考えると安くても7,000~8,000円はするでしょうね。

やる前は壊さないか不安でしたが、上手くいったので我ながらいい仕事したと思うし、ZenFone5に一層愛着が湧きました。

2年間大事に使ってきたので、バッテリー以外は見た目も中身も一切問題もありませんでした。これでまたしばらくZenFone5が使えそうです。良かったです。

ZenFone5のバッテリー交換を考えてる方は、ぜひ参考にしてください。

スマホのバッテリー交換は自己責任で行ってください。当ページに記載されている手順・方法で作業を行って発生したトラブルについて、当サイトは一切責任を負いかねます。ご了承ください。