【国税庁】重要なお知らせという書き出しのSMSが届きましたね?
詐欺メールなので、リンクをクリックせず、すぐに削除してください。
国税庁を騙る詐欺SMS・ショートメッセージが増えています。国税庁も注意喚起していて「SMSでは連絡しない」と断言していますから削除して大丈夫です。
当記事では、実際に自分に届いた国税庁を騙る詐欺SMSをもとに、注意点や対処法を詳しく解説しています。リンクをクリックした先のページも調査したので、気になる方はご覧ください。
目次
【結論】国税庁からのSMSは詐欺メールです!
国税庁を騙るSMSメッセージ(下写真)は詐欺なので注意してください。
私には2022年8月24日 17:55に届きました。一瞬ドキッとしましたが、思い当たる節はないので、検索したら国税庁が注意喚起の文章を出していました。
現在、国税庁をかたるショートメッセージ及びメールから国税庁ホームページになりすました偽のホームページへ誘導する事例が見つかっています。
国税庁(国税局、税務署を含む)では、ショートメッセージによる案内を送信しておりません。
また、国税の納付を求める旨や、差押えの執行を予告する旨のショートメッセージやメールも送信しておりません。(以下省略)
というわけで、完全に無視して大丈夫です。URLをクリックせず、SMS自体を削除しましょう。
ここからは、私に実際に届いたSMS(ショートメッセージ)の内容や、URLをクリックした時のページ内容などについて詳しく解説しています。気になる方はご覧ください。
国税庁からの不審なSMSの内容
下画像が、私に実際に届いた国税庁を騙る不審なSMSの内容です。(リスク回避のためURLの一部を加工しています。)
【国税庁】重要なお知らせ、必ずお読みください。https://cutt.ly/…
送信元の電話番号は080-6755-0774でした。
見覚えのない業者名や、わかりやすい架空請求のSMSと違い、身に覚えがなくても国税庁と言われるとドキッとしてしまいますよね。こんなブログを運営してる私も、恥ずかしながらハッとしました。
しかも、請求とか滞納という言葉を使わず、お知らせというのが紛らわしいです。税金の滞納・未納も想像しますが、逆に「還付があったり」なんてあらぬ想像してしまいます。
国税庁からの不審なSMSのリンクをクリックすると
詐欺メールと分かった上で、SMSのリンクをクリックしてみました。どんなリスクが潜んでいるかわからないので、皆さんは真似しないでください。
まずこちら(下画像)の差押最終通知と書かれたポップアップページが出ました。
バックは国税庁の公式ページと同じ作りですが、URLがcgtiuzvssq.duckdns.orgです。本家の国税庁のページはnta.go.jpですから、明らかに別のページです。
文面をよく見ると、日本の常用漢字ではない漢字が多数書かれています。私が見た限り、少なくとも5個はあります。意味不明な単語もあります。書いたのは日本人じゃないかもしれません。
【お支払いへ】ボタンをクリックすると、入力画面(下画像)が現れました。
メールアドレス・電話番号・名前の入力欄と、支払い方法の選択欄です。支払い方法はなぜか電子マネーしか選択できません。
クレジットカード・コンビニ払い・Pay-easyが、3つ揃ってメンテナンス中なんて、あり得ませんよね。そもそも、税金を電子マネーのvプリカで払うなんて聞いたことありません。
調査はここまでで、何も入力せずにページを閉じました。偽のメアドや電話番号、偽名を入力してもよかったんですが、迷惑メールが増えても嫌なのでやめました。
ここからは想像ですが、コンビニでプリカを買わせて、なんらかの方法で送金させるんでしょうね。
国税庁からの不審なSMSの対処法
国税庁からの不審なSMS・ショートメッセージが届いたら、リンクをクリックせず、無視して削除するのがベストな対処法です。
気になるようなら、リンクをクリックする前にGoogleで「国税庁」と検索して公式ページを確認し、不審なSMS・メールに関する注意が掲載されていないか確認しましょう。
この記事を書いている2022年8月26日現在は、8月18日付けのお知らせが掲載されていました(上画像)。
お知らせには、「国税庁(国税局、税務署を含む)では、ショートメッセージによる案内を送信しておりません。」とはっきり書いてありますので、届いたSMSが偽物だとわかります。
というわけで、繰り返しになりますがリンクをクリックせず、無視して削除しましょう。
リンクをクリックするリスク
クリックしてみて分かりましたが、SMS上のリンクは、実際に表示されるURLとは違います。何回か転送されて、別のドメインのページが表示されました。
ここからは想像ですが、この転送処理の中で、送信者に対して通知を送っている可能性もあります。要は「この電話番号はリンクをクリックしたよ」という開封通知のようなものです。
もし通知されていたとすると、「リンクをクリックする電話番号」として詐欺業者内で売買されて、迷惑メールが激増する可能性があります。
または、ウィルスを仕込まれる可能性もあります。ウィルスだと何が起こるか想像もできません。
ですから、詐欺メール内のリンクはクリックするべきじゃありません。
まとめ
当記事では、【国税庁】重要なお知らせ、必ずお読みください。という詐欺SMS・ショートメッセージの、対処法や危険性を詳しく解説しました。
国税庁はSMSでの連絡は行っていないので、リンクをクリックせず、無視してすぐに削除するのがベストな対処法です。
試しにリンクをクリックしたら、国税庁のホームページとそっくりな体裁で、電子マネーで送金させようとするページが表示されました。
間違っても、個人情報を入力したり、送金したりしてはいけません。注意してください。