楽天モバイルのポケットWiFiを買うべきか悩んでる人の、
- 通信速度はどれくらい?遅い?
- 買っても損しないかな?
- 実際の使い勝手を知りたい…。
こういう不安や疑問にお答えします。
この記事で分かること
- 楽天モバイルのポケットWiFiを買って使ってみた筆者の結論
- 実際に使って感じた良いところ・気になるところ
- 楽天モバイルのポケットWiFiを買うべき人・買うべきじゃない人
私はRakuten WiFi Pocket 2Cを2023年12月に購入して、パソコン・スマホを接続して3ヶ月テストしました。この記事も楽天のポケットWiFiで書いてます。
いきなり結論を書くようですが、想像していた使い勝手の何倍も使えるルーターでした。
もちろん、気になる点はいくつもありますが、これが1円で買えるのは凄いと思います。(定価の7,980円でもコスパ充分です)
目次
【結論】固定回線の替りになるポケットWiFiだと思う
思ってた以上に通信品質が良く、速度の数値以上に快適に使えるので、一人暮らしなら充分固定回線の替りになると感じました。SNSも動画もサクサクです。
今は端末1円だし、初期費用も違約金もないので試す価値あります。
ちなみに我が家は、家の中でもアンテナがMAX4本立ってくれてます(下画像)。
繋がっている回線は楽天回線です(下画像)。
1日の通信量は3~10GBくらいでした(上画像 「直近のご利用内訳」参照)。接続した端末は、デスクトップPC・スマホ2台・iPad・Fire stick TV の5台です。
PCの用途は、このブログの管理のために色々調べたり、記事書いたり、画像や動画をアップしたり、YouTubeやSNSを見たりです。オンラインゲームはしません。
朝から晩までほぼ1日中使ってますが、普通にサクサク使えます。
Fire stick TVでプライムビデオ観ていても、停まったり画質が低下することはありませんでした。
WEBページやSNSのタイムライン、YouTubeのトップページをスクロールした時に、光回線と比べて画像の表示がワンテンポ遅いのは確かですが、全然許容範囲です。
1日使ってても、接続が途切れることはありません。稀に途切れるのは電子レンジを使ってる時です。WiFiの周波数が2.4GHzしかないので、これは仕方ないです。
ここから、レビュー・感想を細かく書きますが、総合評価は「かなり高い」と先に言わせて下さい。
この通信品質で、通信量無制限 月額3,278円で、端末代が1円は本当に凄いと思います。自宅や、よくWiFiを使う場所が楽天回線に繋がれば、楽天モバイルのポケットWiFiは無敵の端末だと思います。
楽天モバイルのポケットWiFiを買うべきか悩んでるは、以下のレビューを参考にして下さい。
【実測】楽天モバイル ポケットWiFiの通信速度
ここでは、私が実際に楽天モバイルのポケットWiFi(Rakuten WiFi Pocket 2C)を使って測定した通信速度を紹介します。
測定条件
・Rakuten WiFi Pocket 2Cで4G回線を使用(5G回線は使用できない)
・Wi-Fiの周波数は2.4GHz(5GHzのWiFiは使用できない)
・パソコンはFRONTIERのデスクトップPC、スマホはiPhone12 Pro
・使用ツールはGoogle検索のインターネット速度テスト
・自宅は楽天回線のエリア内
日時 | 下り(Mbps) | 上り(Mbps) | レイテンシ(ms) | 場所・デバイス |
---|---|---|---|---|
2/20 19:17 | 37.7 | 10.3 | 4 | 自宅・PC |
2/24 11:28 | 32.9 | 23.7 | 3 | 自宅・PC |
2/29 9:19 | 17.4 | 27.6 | 4 | 自宅・PC |
2/29 13:39 | 48.9 | 25.6 | 3 | 自宅・PC |
2/29 18:46 | 16.1 | 24 | 3 | 自宅・PC |
平均 | 33.90 | 21.44 | 4.4 | - |
下画像が、2024年2月29日 13時39分に自宅でスピードテストした結果のスクリーンショットです。
下り・上りの数値は速くないですが、レイテンシ(応答速度)が速いからか、数値以上に快適に使えています。パソコンでYoutTube見ていても画質が落ちたり止まることはほぼないです。
長く使ってると偶に「詰まってるな」と感じる瞬間がありますが、端末の再起動とかしなくてもスグ解消するし、概ね快適に使えています。文句はありません。
楽天ポケットWiFiのレビュー・感想
初期設定・操作はとても簡単
楽天のポケットWiFi(Rakuten WiFi Pocket 2C)は、届いたらSIMカードを挿して電源をオンにするだけで使えます。
強いて注意が必要と言えば、SIMカードのサイズです。
SIMカードのサイズを間違えないように
端末と一緒に届くSIMカードは、下画像のようにカード状になっていて、自分で適したサイズに切り離して使います。
切り離し線は標準・micro・nanoの3種類付いていますが、楽天のポケットWiFiはmicroサイズで使います。間違えないように注意しましょう。
端末にはSIMカードに関する注意書きのステッカー(下画像)が貼ってあります。よく確認してカットして下さい。(該当する切り離し線を指で押すだけです。)
操作は電源オンのみ
端末の操作は、電源ボタンを長押ししてオンにするだけです。そして電源が入ったら、スマホ・タブレット・PCなどでWiFi接続するだけです。
SSID・パスワードは、説明書に同封されているシール(下画像)に書かれています。
また、電源ボタン横のWPSボタン(下画像)を押すと、本体ディスプレイにも表示されます。
この端末は、WiFiの周波数やモード切り替えなど、設定できる項目がないので、これ以上端末を操作することはありません。
応答速度が光回線より断然速い
楽天のポケットWiFiは、応答速度(レイテンシ・Ping)が、我が家の光回線より断然速いです。
実際の数値は、楽天のポケットWiFiが2~4ミリ秒のところ、光回線(GMO光アクセス 1ギガ 戸建てタイプ)は25~35ミリ秒くらいです。
数値が小さい方が反応が反応速度が速いので、楽天モバイルの方が反応が断然速いわけです。
これまで色んなネット回線のスピードテストをしてきましたが、今の楽天モバイルが一番応答速度が速いです。これは想像してなかったので驚きました。
次の項目にも繋がりますが、応答速度が速いので下り・上りの数値が低くても、サクサク快適に使えます。
速度は速くないけど普通に使える
楽天のポケットWiFiは、下り・上りの通信速度は全然速くないですが、数値以上に快適に使えます。
両者何度もスピードテストした結果から、通信速度をまとめた結果がこちら。
楽天モバイル(4G回線) | 光回線(GMO光アクセス) | |
---|---|---|
下り | 25~40Mbps | 300~500Mbps |
上り | 25~35Mbps | 70~350Mbps |
↑ご覧の通り、圧倒的に光回線の方が数値的には速いです。楽天モバイルの10倍近い数値が出ることもあります。
使用感は数値ほどかけ離れてない
数値は圧倒的な差がありますが、普通に使っているとそういえば「光の方が少し速いかな」程度の差しか感じません。
差を感じる点を強いて挙げれば、YouTubeのトップページや、SNSのタイムラインを早めにスクロールした時、サムネイルや画像が表示されるのが少し遅いと感じるくらいです。
でも、YouTubeのサムネをタップして再生した時の反応は速くて、ほぼラグはないし画質も落ちません。
しばらく楽天モバイルだけ使ってると、ポケットWiFiで接続してることを忘れるくらいですw
電子レンジを使うと途切れる
楽天のポケットWiFi(Rakuten WiFi Pocket 2C)は、Wi-Fiの周波数が2.4GHz固定なので、電子レンジを使うと途切れます。
今のところ電子レンジだけで、他の電化製品の影響は感じたことありません。
電子レンジと同じ周波数で干渉してしまう
電子レンジは電磁波(マイクロ波)を利用して食べ物を温めるんですが、これがWi-Fiで利用している2.4GHz帯なんです。
ですから、電子レンジを動かした途端、Wi-Fiが途切れてしまうんです。
対策は「ポケットWiFiを電子レンジから離す」「通信してる時は電子レンジを使わない」くらいでしょう。一人暮らしなら問題なさそうですね。
スマホにSIMを挿しても使える
楽天モバイルをポケットWiFiで契約しても、SIMカードをスマホに挿せばスマホでも使えます。電話番号も付与されているので音声通話もできるし、5G対応スマホなら5G通信もできます。
下画像は、自分のiPhone12 ProにポケットWiFiのSIMカードを挿して、スピードテスト結果です。
iPhone12 Proは5G対応なので、5G通信できています(画像右上)。めちゃくちゃ通信速度が速くて驚きました。
こちらは、家置き用のAndroidスマホ OPPO Reno5Aでスピードテストした結果です。
どちらもすごく速い数値を叩き出しました。5G回線の威力はすごいですね。
SIMカードのサイズに注意
最近のスマートフォンはSIMカードが「nanoサイズ」なので、ポケットWiFiのmicroサイズより一回り小さいです。
ですから、ポケットWiFiから取り出したままのサイズでは使えず、ひとつ小さい切り離し線でカットしてnanoサイズにする必要があります。
逆にポケットWiFiに戻す時は、↓このようなSIMカードアダプターを使えば、枠から外れる心配なく使えます。
スマホでデュアルSIMで使うことも可能
最近のスマートフォンは、2枚のSIMカードが使える(デュアルSIM対応)ものが多いので、今スマホで使っているSIMカードにプラスして使うこともできます。
物理的なSIMカードが1枚しか挿せないスマホの場合、メインの電話番号をeSIMにして、楽天モバイルのSIMカードを挿せば両方使えます。
iPhoneの場合、iPhoneXR・XS以降は1枚の物理SIMと1つのeSIMをデュアル運用することができます。
楽天ポイントが5倍になって嬉しい
楽天モバイルを契約すると、楽天市場で買い物した時のポイントが5倍(+4倍)になります。
私はちょうど、クリスマスプレゼントでニンテンドースイッチを楽天ブックスで買ったので、5.5倍で約1,600ポイントもらえました。通常だと約450ポイントです。
楽天ポイントは1ポイント=1円で楽天市場の買い物に使えるし、楽天モバイルの支払いにも使えます。
ネット以外でも使える店は山ほどあります。コンビニならファミリーマート、ドラッグストアだとツルハドラッグ・サンドラッグなどでも使えます。
詳しくは楽天ポイントカード: 使えるお店をご覧ください。
バッテリーがすぐに減る
楽天のポケットWiFiは、バッテリーがすぐに減ります。
私の使い方(デスクトップPC・スマホ 終日接続)だと、朝から夜までは持ちません。昼過ぎからは充電しながら使う感じです。
ポケットWiFiを持ち歩く人だと、モバイルバッテリーは必須です。
5G回線は使えない
私が使っている楽天のポケットWiFi(Rakuten WiFi Pocket 2C)は、5G回線は対応していません。
ただ、まだまだ楽天の5Gエリアは狭いので実質問題ないです。それより4Gに安定して繋がってくれたほうがありがたいです。
5Gエリアが気になる方は楽天モバイルのエリアアップを確認して下さい。
車で走り回っても意外に途切れない
スマホを楽天のポケットWiFiに接続した状態で、Spotifyで音楽を流しながら車で走り回りましたが、音楽が途切れることはなかったです。
街中だけでなく郊外も含めて2、3時間ドライブしました。
常時ポケットWiFiのディスプレイを見てたわけじゃないですが、楽天の自社回線エリア外ではauのサポート回線に切り替わってたんだと思います。
建物内は圏外になることがある
屋外のドライブは意外に電波状況が良かったんですが、建物内だと圏外になることがありました。
小さめなコンビニ・スーパーは良かったですが、郊外の大きな体育館がダメでした。(LINEMOは普通にアンテナ全部立ってました。)
まだ使いはじめて半月くらいなので、これからもどんどんテストして内容をブラッシュアップしていきます。
まとめ
当記事では、楽天のポケットWiFi(Rakuten WiFi Pocket 2C)の感想・レビューを紹介しました。
「バッテリーが持たない」「電子レンジと干渉する」「5G回線が使えない」など気になる点も書きましたが、そこを踏まえても、1円で端末が買えて、月額3,278円で使い放題はすごいと思います。
通信速度の数値は高くないですが、応答速度が速くて使用感がとても良いです。
今、ポケットWiFiを契約しようと思っている方は、とりあえず楽天モバイルを試すのがおすすめです。
事務手数料はないし、契約期間の縛りも違約金もありません。数ヶ月使ってみてダメなら金銭的な負担なしで解約できますからね。
テストして普通に使えたら、これほどコスパの良いポケットWiFiはありません。
私自身、ネットやXで色んな口コミ読んで買うべきか悩みましたが、実際に自分の使う場所でテストして「想像していたより全然使える」と感じました。百聞は一見にしかずです。
家族がいるので、Wi-Fiを使う端末も多いし、私が不在の時もネットを使うのでポケットWiFiだけにはできませんが、一人暮らしだったら、確実に光回線解約してますw