iPhone用の広角レンズを探している方にtokyo grapher Wide Lensがおすすめです。
ちょっと高いですが、「買って間違いない広角レンズ」と、自信を持っておすすめできます。
この記事で分かること
- 管理人おすすめのiPhone用広角レンズのメリット・デメリット
- iPhone11以降の超広角レンズと画角を比較した結果
- tokyo grapher Wide Lensの作例
百均でも買えるiPhone用広角レンズですが、「まともなレンズが欲しい方」はtokyo grapher Wide Lensがおすすめです。
この「tokyo grapher」というブランドは、東京 板橋区の株式会社コゾフィルタースという会社が運営しています。創業70年以上の光学メーカーで、一眼のレンズフィルターを製造している会社です。
安価なレンズには真似できない、日本の高い技術が詰まった広角レンズで、iPhoneのカメラをグレードアップさせましょう!
目次
- iPhoneのおすすめ広角レンズ【tokyo grapher Wide Lens】
- おすすめ広角レンズ 4つのメリット
- 広々した広角写真が撮れる
- 歪みが少なく画質がいい
- 正確に取り付けられる
- コンパクトで軽い
- おすすめ広角レンズ 3つのデメリット
- 値段が高い
- レンズマウントでiPhoneが傷つく可能性がある
- 付け外しが少し面倒
- iPhone11 超広角レンズとの比較
- tokyo grapher Wide Lensの作例
- 【まとめ】自信を持っておすすめできる
iPhoneのおすすめ広角レンズ【tokyo grapher Wide Lens】
iPhoneにおすすめの広角レンズが、下写真のtokyo grapher Wide Lensです。
クリップ式ではなく、iPhoneのカメラ部分に専用アダプターを付けて、ねじ込み式で取り付ける広角レンズです。iPhoneの標準カメラの画角は75°か80°ですが、それが101°まで広がります。
35mm換算だと、標準カメラは28mm・26mm相当ですが、18mmまで広がります。
と言われてもわからないと思うので、実際に撮影した写真をご覧ください。
↑上が広角レンズを付けて撮った写真で、↓下がiPhoneXS 標準レンズで撮った写真です。
明らかに上の写真の方が広角に撮れていますよね。わかりやすいように、同じ白樺の木に緑の矢印を付けたので見比べてください。
上の写真の方が、白樺の木が奥にあるように見えませんか?写真左側のミズナラの茶色い葉が、上の写真の方が沢山写ってるし、右上に太陽も写り込んでます。
しかも、画像の粗さや歪みがほとんど気にならないのが凄いです。
値段は定価で13,200円(税込)なので、かなり高いですが、Amazonだと少し安いです。
高いですが費用対効果はあると私は思います。次章からメリット・デメリットや比較例を詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
おすすめ広角レンズ 4つのメリット
iPhoneにおすすめの広角レンズ tokyo grapher Wide Lensのメリットを4つ紹介します。
【メリット1】広々した広角写真が撮れる
広角レンズを付けると、iPhoneの標準レンズよりも広々した広角写真が撮れます。
↑上が広角レンズを付けて撮った写真で、↓下がiPhoneXS 標準レンズで撮った写真です。
もちろん同じ立ち位置で撮ってます。明らかに広角レンズを付けて撮った写真の方が、広い景色を切り取っていますよね?空の広さ、奥の山の大きさ、左側の看板と建物を見るとよく分かります。
これが、iPhoneXSの標準レンズ(80° 35mm換算 26mm)と、広角レンズ(103° 35mm換算 18mm)の違いです。
狭いスペースで広角レンズを使うと、さらにわかりやすいです。試しに車の中で撮ってみました。
これも↑上が広角レンズ、↓下が標準レンズで撮った写真です。
広角レンズの方はハンドルがほぼ全部写っていて、ガラス越しに外の景色まで見えますが、標準レンズだと運転席・助手席の一部しか写っていません。
iPhoneの標準レンズも画角は広めですが、広角レンズを付けると更に広くなります。同じ場所から撮っても、全く別の写真になってとてもおもしろいです。
【メリット2】歪みが少なく画質がいい
この広角レンズは、広角レンズによくある歪みがないし、レンズなしで撮った時と画質の違いも感じません。私は使ったことがないですが、百均の広角レンズはすごく歪むようです。
百均で買ったiPhone用の広角レンズはプラだけにかなり歪むので、どっちか言うと自撮り向けかな。 pic.twitter.com/VISxkFpPlk
— Takeo Tsuchida (@takeo_t) June 1, 2016
百均広角レンズで遊ぶ助手席。#iPhone6s #イマソラ pic.twitter.com/Dixd9oDrVW
— イエスタデイキョウコ (@kyon_pw) February 12, 2017
広角レンズでは周辺部分に歪みが発生しやすいですが、↓下写真では両サイドの氷の柱が歪みなく真っ直ぐに写っていますし、画質も申し分ないです。
公式ページ:然別湖コタン
【メリット3】正確に取り付けられる
tokyo grapher Wide Lensは、マウントにねじ込んで取り付けるので、レンズを正確な位置に取り付けられます。マウントは、iPhoneの背面カメラの出っ張りにピッタリはまるサイズです。
私のマウントはiPhoneXS用で、もちろんガタつきゼロです。各モデルで出っ張りの形が違うので、個別のマウントが用意されています。
レンズの中心がずれるとピントが合わない
iPhoneのカメラと、外付けレンズの中心がずれると、下写真のようにピントが合わない滲んだ写真になります。
↑このサイズで見ると気にならないかもしれませんが、中央部を等倍で切り出す(下画像)とよく分かります。
ピントが合ってなくて滲んでいるのがはっきり分かります。なんか油絵みたいですねwww
【メリット4】コンパクトで軽い
tokyo grapher Wide Lensは、巾着袋が付属しています。レンズを収納すると、↑このようなコンパクトな状態で持ち歩けます。大きさは幅 7cm×高さ 6cm×厚さ 2.5cmくらいです。
重さは袋に収納した状態で実測 37gでした。
収納した状態のサイズ・重さを色んなモノと比較しましたが、iPhone純正イヤホンが一番近かったです。小さいバッグに入れても気にならない大きさです。
iPhoneに取り付けた状態は、下写真の状態です。
iPhone本体を合わせた厚さは、約3cmです。
流石に広角レンズを付けたままバッグに入れるのは邪魔くさいです。でも、写真を撮る時にレンズの重さでバランスが悪くなるようなことはありません。
おすすめ広角レンズ 3つのデメリット
iPhoneにおすすめの広角レンズ tokyo grapher Wide Lensのデメリットを3つ紹介します。
【デメリット1】値段が高い
値段が高いのが一番のデメリットです。公式ページの販売価格は、レンズが13,200円・マウントが2,200円なので合計15,400円です。
デジタル一眼や、ミラーレスの交換レンズと比べれば安いですが、スマホ用のレンズだと高く感じますよね。
百均は論外ですが、AmazonでiPhone 広角レンズで検索すると、2,500~3,000円が相場だと分かります。tokyo grapherのレンズの1/5~1/6の価格です。
以下に人気の商品を2つピックアップします。
Luxsure クリップ式 広角レンズ マクロレンズ
私が見た時の価格は2,880円でした。8%OFFクーポンが使えたので、230円安くなって2,650円です。広角レンズとマクロレンズがセットでこの価格はすごいですね。
レビューを見ると、歪み・ケラレもなさそうですし、コスパが良いと概ね好評です。
Kenko スマートフォン用交換レンズ スーパーワイド 0.4x
日本の光学メーカー Kenkoのスマホ用レンズ REAL PROシリーズの超広角レンズです。
私が見た時の価格は2,545円でした。超広角なので画角が165°もあります。この記事で紹介している tokyo grapher Wide Lens の画角が101°なので、こちらのレンズの方がかなり広いです。
レビューは「画質がいい」「いい感じ」という評価がある一方で、「フチの方はぼやける」「周辺は歪む」というレビューもありました。超広角なので、周辺部が歪むのはやむを得ないでしょう。
スマホ用交換レンズは、この2つのブランドが人気です。tokyo grapherのレンズが「高すぎる」と感じる方は、Luxsure・Kenkoの商品から選ぶのが良いでしょう。
現時点の人気ランキングは↓こちらで確認できます。
【デメリット2】レンズマウントでiPhoneが傷つく可能性がある
tokyo grapherのレンズマウントはアルミ製で、背面カメラの出っ張りに被さる形をしています。本体とケースでマウントを挟んで固定する感じです。
ですから、マウントがiPhone本体と接する部分(カメラ周辺部)が傷つく可能性があります。
あくまでも可能性があるだけで、広角レンズを使いはじめて1週間の現時点では、まだ傷はついていません。
薄いケースだとマウントが少し出っ張る
私は薄めのTPU素材のケースを使っているので、マウントがケースから少し出っ張ります。
ですから、iPhoneを背面を下に置く場合、出っ張ってるマウントが必ず下に当たります。iPhoneを雑に置くとマウントが押されて本体が傷つくかもしれません。
マウントが変形してレンズが付かなくなっても困りますよね。
厚めなマウント対応ケースならキレイに収まる
マウントの出っ張りが気になって購入したケースが↑こちらです。GRAMAS COLORS “Rib” Hybrid case という商品で、tokyo grapherのレンズマウント対応として紹介されているケースです。
ちょっと高かったですが、iPhoneの背面が傷ついたり、マウントが変形してからでは遅いので買いました。
↓下画像の通り、マウントはほとんど出っ張りません。ケースのエンボスと同じ高さになっています。
【デメリット3】付け外しが少し面倒
メリットでは「正確に取り付けられる」と書きましたが、くるくる回して付け外しするのは、正直言って少し面倒です。
デメリットとして書きましたが、仕方ないと諦めています。
これが嫌なら「超広角レンズが付いているiPhone11・12を買え」って話です。買えないから、広角レンズを買ったわけですから、文句言ってちゃいけませんね。
iPhone11 超広角レンズとの比較
tokyo grapher Wide Lens と、iPhone11の超広角レンズの画角を、実際に同じモノを撮って比較しました。
↑上がtokyo grapher Wide Lensを付けて撮った写真で、↓下がiPhone11 超広角レンズで撮った写真です。
明らかにiPhone11の超広角レンズの方が広く写っていますね。広角の方が勝ちってわけじゃないですが完敗ですwww
数値上もiPhone11の超広角レンズの方が広角でした。やる前から勝負はついていましたね。
- tokyo grapher Wide Lens:101°(35mm換算 18mm)
- iPhone11 超広角レンズ:114°(35mm換算 14mm)
画質は同等レベル
先程の写真の中央部分を拡大して比較しましたが、画質は同等レベルだと感じました。
撮った時間が違うので、日差しとホワイトバランスの関係で色味が違いますが、ほぼ差はないですよね。画角では負けましたが、画質は優秀でした。
tokyo grapher Wide Lensの作例
作例が少なくてすいません。随時追加していきますので、またチェックしに来てください。
【まとめ】自信を持っておすすめできる
当記事では、私が購入したiPhone用 広角レンズ tokyo grapher Wide Lens のレビューを紹介してきました。
このレンズは、歪みがなく、画質も申し分ありません。かなり高価ですが、自信を持っておすすめできるレンズです。
iPhone8・iPhoneX・iPhoneXS・iPhoneSE(第2世代)を使っていて、「広角は欲しいけど、iPhoneを買い換えるのはちょっと…」という方におすすめです。
定価の13,200円は無理~という方は、ヤフオクやメルカリをマメにチェックしてると、意外と安く買えるかもしれませんよ。