
携帯代を安くしたいと考えてる方の、
- 何から始めたらいいか分からない…。
- 自分にあった節約法はどれなんだろう…。
- 実際にどれくらい安くなるのか知りたい。
こういう疑問にお答えします。
この記事で分かること
- 携帯代を安くするために必要な準備
- 携帯代を安くする4つの方法
- 節約できる金額とおすすめできる人
携帯代も含めた家庭の電話通信料は年々増えていて、令和元年版 情報通信白書によると、携帯代は年間103,343円で1ヶ月あたり約8,612円にもなります。
2010年は年間79,918円でしたので、2018年までの8年で約30%も増えています。
この8年でスマホを使う時間も増えましたが、このまま高い携帯代を払い続けるのはキツイですよね。この記事の内容を実践すれば携帯代は必ず安くなります!ぜひ参考にしてください。
ちなみに私の携帯代はというと、通信量3GB+1時間の通話で月々2,500円前後です。
この記事を書いている私は「安くて安心して使えるネット回線」を紹介することをポリシーに、10年以上WEBで情報発信しているライターです。
目次
- 携帯代を安くするのに必要な準備
- 【その1】プラン・オプションを見直す
- 【その2】光回線をキャリアと合せて割引を受ける
- 【その3】格安SIMに乗り換える
- 【その4】無制限のポケットWiFiを使う
- まとめ
携帯代を安くするのに必要な準備
携帯代の明細をチェックして理解する
まずやってほしいのが、「携帯代の明細をチェックして内容を理解する」ことです。
携帯代は主に以下の4つの料金で構成されていますが、クレジットカードの請求額だけ見ていても「なににいくら払っているか」は分かりません。
- 基本料金(かけ放題プラン・パケットプランなど)
- オプション料金(端末保証・サポート・コンテンツサービスなど)
- 端末代
- 割引き
契約や機種変更の時には理解していても半年もすれば忘れるし、長くなると使い方も変わって今の自分に合ってなくて↓こんなことになりがちです。
- 通話時間少ないのに完全かけ放題になってる
- パケットプランが無駄に大きい
- 端末が古いのに保証に入ったまま
- ほとんど使ったことのないオプション料金を払ってる
「携帯代を安くする第一歩」が明細を理解することなので、面倒でも今すぐ確認してください。
明細は携帯ショップに行かなくても、契約してるキャリアのマイページで詳しく確認できます。
各携帯キャリアの明細確認方法
各携帯キャリアの料金明細の確認方法を紹介します。
スクリーンショットはパソコンのものですが、スマホからでも同じ手順で確認できます。
ドコモ
- My docomoにアクセス
- 【料金タブ】をクリック
- 【ログインして表示】をクリックし、dアカウントでログイン
- 下へスクロールして【ご利用料金の確認】をクリック
ログインできない場合は、ドコモ携帯・スマホから(局番なし)151で問い合わせできます。
au
- My auにアクセス
- au IDでログイン
- 【料金内訳を確認する】をクリック
- 契約時に設定した4桁の暗証番号を入力して【次へ】をクリック
ログインできない場合は、au携帯・スマホから(局番なし)157で問い合わせできます。
ソフトバンク
- Myソフトバンクにアクセスし、モバイルの【ログイン】をクリック
- 携帯電話番号またはSoftBank IDでログイン
- 【○月ご請求合計】をクリック
- 【請求書をみる】をクリック
ログインできない場合は、ソフトバンク携帯・スマホから(局番なし)157で問い合わせできます。
ポイントは端末代の残債・割引プラン・オプション
明細でチェックしてほしいポイントは「端末代の残債」「割引プラン」「オプション」の3点です。
「端末代の残債」があると「割引プラン」が適用されていることが多くて、プランを変更したり他社に乗り換えたりすると、割引きプランが外れて残債を「割引なし」で支払わなきゃいけなくなります。
各キャリアの割引プランが↓こちらです。
- ドコモ:月々サポート・端末購入サポート
- au:毎月割・au購入サポート
- ソフトバンク:月月割・機種購入サポート
割引きがなくなるのはもったいないので、残債が何か月分残っていて、そのうち割引プランでいくら安くなるのかを把握しましょう。
「オプション」は使っていない不要なオプションがないかのチェックです。
特にコンテンツサービス(dヒッツ・ビデオパス・アニメ放題)や、便利サービス(いちおしパック・auスマートパス・App Pass)、サポート系のオプションで利用していないものを洗い出しましょう。
携帯代の明細を理解したところで「携帯代を安くする」準備は完了です。これから紹介する4つの方法を参考に実践してください!
【その1】プラン・オプションを見直す
これが一番簡単な方法で、携帯会社を乗り換えたり、新たに何かを契約する必要はありません。
ただ、安くできる額は少なめで300~3,000円程度です。
【残債がある人】かけ放題・パケットプランを変更する
端末代の残債がある人は、基本プランを変更してしまうと端末代の割引が消えてしまいます。ですから、基本プランは変えずかけ放題・パケットプランだけを変更するようにしましょう。
例えば2018年9月発売のiPhoneXSをドコモで購入している場合、以下の料金体系になっています。
iPhoneXS | 64GB | 256GB | 512GB |
---|---|---|---|
端末代 | 5,373円×24回 (128,952円) |
6,129円×24回 (147,096円) |
7,155円×24回 (171,720円) |
月々サポート | ▲2,457円×24回(58,968円) | ||
実質価格 | 2,916円×24回 (69,984円) |
3,672円×24回 (88,128円) |
4,698円×24回 (112,752円) |
※価格は消費税(8%)込み |
本来払うべき端末代から月々サポートで2,457円が引かれて、実質価格が2,916~4,698円に抑えられています。でも新料金プラン(ギガホ・ギガライト)に変えると、月々サポートが消えて端末代が5,373~7,155円になってしまいます。
これでは、基本プランを新料金プランに変更した差額よりも、なくなる月々サポートの額の方が大きいので携帯代は下がりません。
ですから、かけ放題を「無制限(2,700円) ⇒ 5分(1,700円)」にしたり、毎月パケットが余っているならパケットプランを下げる変更をしましょう。
ドコモ | au | ソフトバンク |
---|---|---|
・~20GB 7,000円 ・~5GB 5,000円 ・~3GB 4,000円 ・~1GB 2,900円 |
・データ定額5(5GB)5,000円 ・データ定額3(3GB)4,200円 ・データ定額2(2GB)3,500円 ・データ定額1(1GB)2,900円 |
・データ定額 20GB 6,000円 ・データ定額 5GB 5,000円 ・データ定額ミニ 2GB 3,500円 ・データ定額ミニ 1GB 2,900円 |
5GBから3、2GBに下げると800~1,500円安くなります。
【残債がない人】新料金プランに変更する
端末代の残債がない人は、新料金プランに変更した方が安くなります。同じ条件で新料金プランに変更すると1,000~1,500円くらい安くなります。
(※端末代を一括で支払っていて、月々サポート・毎月割・月月割で月額料金が安くなっている人や、購入サポートを利用して端末を購入して1年以内の人は除く)
旧プラン | 新料金プラン(ギガライト) |
---|---|
・カケホーダイライト 1,700円 ・ベーシックパック~3GB 4,000円 ・spモード 300円 |
・ギガライト(定期契約あり)~3GB 3,980円 ・5分通話無料オプション 700円 |
6,000円 | 4,680円 |
これはドコモの場合ですが、新料金プランはau・ソフトバンクでも端末代の割引をしないので旧プランより安い設定になっていますので、新料金プランに変更しましょう。
不要なオプションを解除する
意外と「使ってないオプション料」を無駄に払ってるケースは多いです。
ショップで機種変更したり新規契約した時に「○ヶ月無料なんで」「●●を付けてもらうと割引できます」なんて言われた覚えないですか?
ショップは契約者にオプションを付けてもらうことで、インセンティブがもらえるので言葉巧みに強制的に加入させようとします。
そこで必要ないのに付けたオプションを、解約し忘れてそのままになってることが多いんです。各キャリアの「入ったまま」になりがちなオプションが↓こちら。
- ドコモ
- dTV(500円/月)
- いちおしパック(500円/月)
- からだの時計(300円/月)
- からだのキモチ(300円/月)
- au
- auスマートパス(372円/月)
- アップグレードプログラム(300円/月)
- 電話きほんパック(300円/月)
- ソフトバンク
- iPhone基本パック(500円/月)
- スマートフォン基本パック(500円/月)
- App Pass(370円/月)
- 機種変更先取りプログラム(300円/月)
要らないオプションがあれば、容赦なく解約しましょう。3個くらいあれば1,000円近く安くなります。
【その2】光回線をキャリアと合せて割引を受ける
家の光回線と携帯キャリアを合わせて割引を受けると、1台あたり1,000円安くなるので契約してるスマホの台数が多いほど安くなります。
ただこれは、今後も家族で同じ携帯キャリアを使い続ける方向けです。次項で詳しく解説しています。
今後も同じキャリアを使い続ける方向け
光回線にもスマホと同じように契約期間があって、多くは2年または3年契約になっています。そして契約期間内に解約すると、解除料・違約金が発生します。
ですから、基本的に「これから2、3年間は同じ光回線+スマホキャリアを使う」というのが前提になります。今後「格安SIMや他のキャリアに乗り換えるかも」という方にはおすすめしません。
2019年10月1日の電気通信事業法の改正で、スマホの解約違約金は上限1,000円になりましたが、光回線はまだ高いまま(8,000~15,000円程度)ですから途中解約しない方がいいです。
スマホの回線数は3台以上が目安
割引額は各キャリア横並びで、スマホ1台あたり1,000円です。1、2台では「割高なキャリアの携帯代を払い続ける対価」として物足りませんよね。
新たに光回線を契約したり、今の光回線の業者を変える手間もありますからね。
ですから目安は3台以上で、できれば4台で4,000円割引きになれば、光回線の料金がマンションタイプだと割引額でペイできます。
というわけでこの方法は「今後も同じ携帯キャリアを使い続ける」「割引されるスマホが3台以上ある」方におすすめの方法です。
【その3】格安SIMに乗り換える
根本的に携帯代を安くしたいなら格安SIMに乗り換えるのが一番です。キャリアの料金は高すぎます。
特に月々の通信量が10GB以下の方は、携帯代が3,000円台まで安くなります。
携帯代が3,000円台になる
まず主要な格安SIMの音声通話SIMの料金プランをご覧ください。
UQ mobile | 楽天モバイル (スーパーホーダイ) |
mineo (Aプラン) |
BIGLOBE | LINEモバイル | |
---|---|---|---|---|---|
2GB | - | 1,480 | - | - | - |
3GB | 1,980 | - | 1,510 | 1,600 | 1,690 |
5GB | - | - | - | - | 2,220 |
6GB | - | 2,480 | 2,190 | 2,150 | - |
9GB | 2,980 | - | - | - | - |
10GB | - | - | 3,130 | - | 3,220 |
12GB | - | - | - | 3,400 | - |
14GB | 3,980 | 4,480 | - | - | - |
※楽天モバイル(スーパーホーダイ)には10分かけ放題が付いています。 |
10~12GBクラスが3,000円台前半で、一番利用者が多い3GBプランは1,500~1,600円程度です。私はBIGLOBEモバイルの3ギガプランを使っています。
キャリアの以前より安くなった新料金プランでも3GBで3,980円しますから、格安SIMの2倍以上です。10GB以上になるとキャリアの場合 6,000~7,000円以上になります。
ですから「根本的に携帯代を安くしたいなら格安SIMに乗り換えるのが一番」と書いたんです。
端末代支払い中でも安くなる可能性大
格安SIMに乗り換えると基本料が半額以下になるので、端末代の分割払い中でも総額で安くなります。
(※大手キャリアは、解約しても端末代は分割で払い続けられるので一括請求される心配はありません。)
簡単にいうと、端末代の割引(月々サポート・毎月割・月月割)より基本料の差額が大きければ、合計の携帯代が安くなります。
auの旧プランと、私が使っているBIGLOBEモバイルで比較してみました。
au(旧プラン) | BIGLOBEモバイル |
---|---|
・スーパーカケホ(5分かけ放題)1,700円 ・データ定額3(3GB)4,200円 ・LTE NET 300円 |
・3ギガプラン 音声通話SIM 1,600円 ・3分かけ放題 600円 |
6,200円 | 2,200円 |
差額が4,000円です。毎月割がこの額より少なければ、合計の携帯代が安くなるわけです。例えばiPhoneXSの場合、毎月割が2,710円(機種変更の場合)なので1,290円安くなります
端末代の割引が大きいので安くなる額が小さいですが、1年で考えると15,000円以上になりますよ。
【その4】無制限のポケットWiFiを使う
キャリアで大容量プランを使っている方は、前項の格安SIM+無制限のポケットWiFiが最強です。
通信量無制限で月額3,480円ですから、格安SIMの最低プランと合わせて月額5,000円以下で使い放題になります。
キャリアのLTE回線を使うからエリアが広い&無制限
無制限のポケットWiFiは、2019年3月にどんなときもWiFiがスタートして、「通信量無制限」「料金が安い」「つながりやすい」3拍子揃ったサービスで評判になり一気に利用者が増えました。
オンラインのクラウド上でSIMカードを管理する新技術を用いているので、大手3キャリアのLTE回線が全て使えます。そして1枚のSIMカードに依らないので通信量の制限もありません。
私も実際に使いましたが、地下や建物内でも問題なくつながるし、1日100GB使っても速度制限されませんでした。本当に革新的なサービスです。
格安SIMとの合わせ技が有効
スマホを常に↑無制限のポケットWiFiに接続していれば、スマホのパケットは使いませんから最低の通信量のプランに変更できますが、キャリアだと1GBでも2,980円(ドコモ ギガライト<ステップ1>)もします。
それが格安SIMだと、例えばBIGLOBE WiMAXなら、1GBの音声通話スタートプランが1,400円/月で使えます。実に1,500円以上安いです。
というわけで、無制限のポケットWiFiを持つなら、スマホも格安SIMで運用した方がお得です。
キャリアの大容量プラン(ウルトラギガモンスター+など)を使っている方は、無制限のポケットWi-Fi+格安SIMの組み合わせがおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ここでは、以下の4つの携帯代を安くする方法を紹介しました。
- 【その1】プラン・オプションを見直す
- 【その2】光回線をキャリアと合せて割引を受ける
- 【その3】格安SIMに乗り換える
- 【その4】無制限のポケットWiFiを使う
根本的に携帯代を安くするなら、「格安SIMに乗り換える」「無制限のポケットWiFiを使う」のがおすすめです。
今すぐできなくても、近い将来「脱キャリア」する方向で考えてみてください。キャリアの料金は高すぎます。
近々の携帯代を安くするのは、プランの変更やオプションの解除が分かりやすいです。今すぐ明細を確認して実践してください!