
どこのホームルーターにしようか悩んでる人の、
- 無制限に使えるサービスが良いな…。
- WiMAXかソフトバンクエアーのどっちかかな…。
- ネット上の意見がバラバラでよくわからない。
こういう疑問にお答えします。
この記事で分かること
- 実は制限があるWiMAXとソフトバンクエアー
- 1つしかない無制限で使えるホームルーター ※2020年3月20日無制限プラン終了
- 4つの注意点と失敗しない申し込みの手順
他のサイトで「無制限です」と紹介されているWiMAXとソフトバンクエアーは、実際には制限があります。騙されてはいけません!
本当に無制限で使えるのはネクストモバイルのHT100LNだけです。
ネクストモバイル(NEXTmobile)は、ソフトバンクのLTE回線を使うサービスで無制限プランがあります。LTE回線なのでエリアが広くてつながりやすく、端末代0円で月額3,100円です。
無制限に使えるホームルーターを探している方は、ぜひ参考にしてください。
注意 ネクストモバイルの無制限プランは、2020年3月20日に受付終了しました。その為、当記事で紹介している内容は過去の情報になります。「こんなプランがあったんだ」という参考程度にご覧ください。
目次
無制限のホームルーターはNEXTmobileだけ
ホームルーターが使えるサービスは3つ
無線インターネットサービスでホームルーターが使えるのは以下の3つだけです。
- WiMAX
- ソフトバンクエアー
- NEXTmobile
ややこしいですが、WiMAXとauのホームルーターは同じ、ソフトバンクエアーとモバレコAirも同じです。「申し込み先とサービス名が違うだけで中身は同じ」という意味です。
そして冒頭にも書きましたが、この中で無制限なのはNEXTmobileだけです。
まずは他のサイトで「無制限だ」と紹介されていることが多いWiMAXとソフトバンクエアーに、どんな制限があるかを紹介します。
WiMAXは3日10GBで速度制限を受ける
WiMAXは「3日間の通信量が10GBを超える」と翌日の夜(18時頃~翌2時頃)に速度制限されます。無制限ではありません。
公式ページにも以下の通りハッキリと制限について書かれています。
制限速度は1Mbpsなので、Youtubeの360p・480pなら止まることなく観られるし、WEBページやSNSのチェックも「少し遅いな」と感じるくらいで使えます。
それに、直近3日の通信量が10GBを下回れば解除されますから、スマホのギガ死状態(月末まで終日128kbps)と比べれば、かなり緩い制限です。
それでも制限があるのは確かですから無制限とは言えません。
ソフトバンクエアーは条件が分かりにくいけど制限がある
ソフトバンクエアーは制限についてWiMAXのように条件をハッキリ明示していません。
でもSoftBank Air(ソフトバンクエアー) の速度制限などについてで「サービス安定提供に伴う速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。」と書いています。
要約すると↓こういうことです。すごく大事なところなので、絶対に読んでください。
- 混雑する時間帯は速度制限する場合がある
- エリア単位でもネットワークに負荷がかかると速度制限する場合がある
- 動画ファイル・画像ファイルは最適化する(データ量が削減される)場合がある
- データ通信を使った音声通話・テレビ電話は速度制限する場合がある
- 過去3ヶ月の利用状況から「使い過ぎ」と判断した個人を速度制限する場合がある
具体的な通信量や制限速度の数値が一切書かれていないので、いつどんな速度制限されても「文句を言えない条件」だと私は思います。ですから無制限とは言えません。
NEXTmobileってどんなサービス?
NEXTmobileの運営会社について
「NEXTmobile」を運営しているのは株式会社グッド・ラックという会社です。
一般的には知名度のない会社ですが、インターネット回線を幅広く提供している株式会社オールコネクトという福井県に本社がある会社のグループ企業です。
そして以下のサービスもグッド・ラックや系列企業が運営するサービスです。
Broad WiMAXは「WiMAXのMVNOとして人気」だし、どんなときもWi-FiはクラウドSIM型の「無制限に使えるポケットWi-Fiサービス」の草分けです。↓このCMは見たことありますよね。
NEXTmobileの知名度はイマイチですが、運営会社の実績は充分と言えるでしょう。
NEXTmobileの使い放題プランについて
NEXTmobileの使い放題プランは2019年11月18日にスタートした新しいプランで、なんといっても「使い放題なのに安い」のが魅力。
料金や端末代などの条件を表にまとめたのでご覧ください。
月額料金 | ・利用開始月 3,100円の日割り ・1~24ヶ月 3,100円 ・25ヶ月目以降 3,600円 |
---|---|
事務手数料 | 3,000円 |
端末代 | ・FS030W(モバイルルーター) 0円 ・HT100LN(ホームルーター) 0円 |
契約年数 | 2年(自動更新) |
解約違約金 | ・0~12ヶ月 19,000円 ・13~24ヶ月 14,000円 ・25ヶ月目 0円 ・26ヶ月目以降 9,500円 |
2年縛りはありますが、月額3,100円で端末代もなしで余計な初期費用もありません。
使い放題でこの料金設定は、他社と比べてかなり魅力的です。使い放題のポケットWiFiサービスと比較すると分かります。
使い放題のポケットWi-Fiサービスと比較
NEXTmobile | どんなときもWi-Fi | よくばりWiFi | Mugen Wi-Fi | Fuji WiFi | |
---|---|---|---|---|---|
プラン | 使い放題プラン | データ放題プラン | ずっと定額プラン | 格安プラン | クラウドプラン |
月額料金 | 3,100円 | 3,480円 | 3,450円 | 3,280円 | 3,980円 |
そんなに大きな差ではありませんが、NEXTmobileが一番安いことが分かります。
- 『CMは本当か!?』どんなときもWiFiの評判・デメリットを徹底解説
- よくばりWiFi 徹底解説 他のサービスと違う点&口コミの評判
- 【契約前に必見】Mugen WiFiの注意点と他社と違う4つの特徴
ホームルーター(HT100LN)について
NEXTmobileで使うホームルーターは、NECプラットフォームズ製のHT100LNです。
ホームルーターというと背の高い製品が多いですが、これは13cm四方で高さが3.7cmしかありません。ホームルーターらしからぬ、薄っぺらい独特の形をしています。
私が使っているWiMAXのホームルーター Speed Wi-Fi HOME L02(上写真)は直径9.3cmで高さが17.8cmもあります。(感想はSpeed Wi-Fi HOME L02 レビューに詳しく書いています。)
HT100LNの最大通信速度は下り150Mbps・上り50Mbpsで、同時接続台数は10台です。
有線LANポートも1つ付いているのでLANケーブルで接続できて、WPS機能でプリンターなどのWi-Fi機器の接続も簡単です。
ちなみにAmazonだと12,749円で販売されているルーターです。(2020年1月5日時点)
AC電源駆動で有線LAN接続できるホームルーターとしての基本性能を備えた端末です。
【注意】対応周波数が少ないからエリアが狭い
要確認!ネクストモバイルのホームルーター(HT100LN)の注意点で詳しく解説していますが、HT100LNはソフトバンクのLTE回線の一部の周波数しか対応していません。
ですから、ソフトバンクのスマホエリアとは使えるエリアが違って、スマホエリアよりかなり狭いです。
「家はソフバンはいるから大丈夫」と思って契約すると圏外だった、、、なんてこともあり得ますから注意してください。
詳しくは【注意点】使えるエリアが狭いを確認してください。
申し込む前に知っておきたい4つの注意点
NEXTmobileの使い放題プランは安くて使い放題ですが、申し込む前に知っておいた方がいい注意点が4つあります。すべて納得した上で申し込みましょう。
【注意点1】光回線ほど通信速度は速くない
NEXTmobileの通信速度に光回線並みの速さを期待してはいけません。ネット上の通信速度に関する利用者の口コミを集めました。集計すると↓これくらいの速度だと分かりました。
- 下り:8~40Mbpsくらい
- 上り:1~30Mbpsくらい
某駅周辺にて #NEXTmobile pic.twitter.com/MjOBdCknjx
— Ame@ガジェライブ! (@GadgeLive) November 22, 2019
まあこんなもの。。#NEXTmobile pic.twitter.com/NMoLZp1Z1k
— Ame@ガジェライブ! (@GadgeLive) November 21, 2019
固定回線の代わりにモバイルルーター(ネクストモバイル)を使い始めて11日目。現在の使用量は17.0GBです。まあアニメとか見てたらこのぐらい消費するわな。
ちなみに速度に関しては問題なし。ソフトバンク回線なので、普通に快適ですよー。夜8時でも下り20Mbpsぐらいでてる。 pic.twitter.com/jprOomaCDG
— あにまんど速報 (@anime_VOD) April 17, 2019
先週金曜日にエディオンネットのWiMAX2+を初期解約制度で解約、
その直前に申し込んでおいたネクストモバイルの端末がようやく今日届いた
オンラインでの評価よりは到着が遅く感じたけど、回線は評判通り早かった#ネクストモバイル
下り速度が40Mbs超えって初めての経験 pic.twitter.com/SIIESNGc8n— 六上由 (@mukami_yuu) February 19, 2019
ネクストモバイル契約してみたけど、20時でこの速度はどうなんでしょう。アップロード1Mbpsでない。あとは東京メトロ地下鉄内でどれだけ利便性があるか。#ネクストモバイル #nextmobile pic.twitter.com/DBRsphVgb5
— photographed (@photographed) July 29, 2018
#nextmobile
この前、ネクストモバイルのwifiで都内の地下鉄ホーム内で速度チェックしてみた。MVNOなのに大手キャリアと変わらない結果に驚き契約して良かったと実感した。 pic.twitter.com/C9naS5vBqg— Tomick (@tomick_1958) October 9, 2017
光回線も設備状況で大きく変化しますが、上り・下りどちらも100Mbps前後出ることが多いですので、比較するとNEXTmobileの通信速度は遅いです。
ただ、光回線と比べれば遅いですが、普段使いで不便することはない速度です。Youtubeは普通に観られるし、サブスク音楽やWEBページ・SNSのチェック・投稿も普通に使える通信速度です。(爆速は期待してはいけません。)
【注意点2】2年以内の解約だと解約手数料が必要
NEXTmobileは2年契約なので、契約期間内の解約には手数料が必要です。金額は以下の通りです。
解約違約金 | ・0~12ヶ月 19,000円 ・13~24ヶ月 14,000円 ・25ヶ月目 0円 ・26ヶ月目以降 9,500円 |
---|
ですから基本的に「2年使う」のを前提に契約しましょう。
契約してすぐなら、事務手数料の3,000円の負担だけで解約できる「初期契約解除」が利用できます。
初期契約解除の期間内で判断しよう!
初期契約解除はネット回線のクーリングオフ制度のようなもので、端末が届いた日から8日以内なら契約を解除できる制度です。
解約理由に条件はありませんから、この間にサービスを使って「通信速度が遅い」「圏外で使えない」「期待していたものと違った」などで解約したくなったら解約できます。
契約者が負担するのは事務手数料 3,000円と返送送料のみです。
ですから、端末が届いたらすぐに開封して「自分の環境で使えるかどうか」を確認しましょう。後回しにしていると8日間なんてあっという間に過ぎてしまいます。
この時注意しなきゃいけないのが、開封した時に端末の箱や同梱品を失くさないことです。返送品に欠品があると機器損害金(15,000円)を請求されます。
8日を過ぎたら「いつでも解約サポート」
初期契約解除の期限 8日を過ぎてしまっても、NEXTmobileなら「いつでも解約サポート」で違約金なしで他のネット回線に乗り換えられます。
ただ、この制度にも注意点はあります。
- ただの解約ではなく、新たなネット回線の契約が必要
- 乗り換え先は、NEXTmobileが紹介するサービスに限られる
注意点はありますが、できれば解約違約金なんて払いたくないですし、解約してもWi-Fi環境は必要ですから万が一の時に有難い制度です。
引っ越しや転勤、転職など予期せぬ生活スタイルの変化にも対応でできますよ。
【注意点3】口座振替では契約できない
NEXTmobileの使い放題プランは、クレジットカード払い限定で口座振替では契約できません。
(下位プランのフラット20GBプラン・フラット30GBプランなら口座振替で契約できます。)
【注意点4】キャンペーン特典はない
NEXTmobileは、大幅な月額料金割引やキャッシュバックなどのキャンペーン特典はありません。今行っている割引は以下の2点です。
- 端末代0円
- 月額料金500円引き
元々の料金設定(使い放題 3,100円/月)が安いので、これ以上の特典を期待するのが欲張りかもしれません。
ここまで、NEXTmobileの注意点を4つ解説しましたがいかがでしたか?
- 【注意点1】光回線ほど通信速度は速くない
- 【注意点2】2年以内の解約だと解約手数料が必要
- 【注意点3】口座振替では契約できない
- 【注意点4】キャンペーン特典はない
特に1つ目の通信速度が重要です。ソフトバンク回線を使っているので、エリアは広いしつながりやすいですが、NEXTmobileに爆速を期待してはいけません。
キャリア契約でスマホを使うよりも1ステップ下がるくらいの通信速度です。
失敗しないNEXTmobileの申し込み手順
ここからはネクストモバイルを契約するときに「失敗しない申し込みの手順」を紹介します。
間違えると余計なオプションが付いたり、費用面で損をする可能性もあるので注意してください。
手順1.エリアをチェックする
まずソフトバンクの2.1GHz サービスエリアでエリアを確認しましょう。
自宅の場所をチェックして、ピンク色に色が付いていたら大丈夫です。
NEXTmobileのホームルーターが対応しているのは、ソフトバンクのLTE回線のうちBAND1(2.1GHz帯)だけなので、スマホエリアよりかなり狭いです。確実にエリアチェックを行いましょう。
手順2.公式ページから申し込む
申し込みは公式サイトから申し込みましょう。他のサイト経由だったりすると条件が異なる場合もあるので注意してください。
公式サイト:ネクストモバイル
手順3.プラン・端末を選ぶ
続いてプラン・端末を選びます。プランは使い放題プラン、端末はHT100LNを選びましょう。
枠内のチェックマークの部分ではない部分をタップ(クリック)しましょう。私はチェックマークをピンポイントにクリックして反応しなくて慌てました。
手順4.オプションを選ぶ
オプションは初期状態では選択された状態になっているので、必要ないなら解除しましょう。
端末にはメーカー保証が1年付いているので、自然故障による内部故障は無償で対応してもらえます。それが安心サポートに入ると「2年目以降も自然故障の修理が無償」になります。
ただ、今回の場合ホームルーターを選ぶので持ち歩いて使うわけではありません。持ち歩いて使うモバイルルーターより壊す可能性は低いです。それに1年目はメーカー保証が付いています。
↑ここを踏まえて、0~24ヶ月+更新月の26ヶ月間で費用が7,800円もしますから私なら加入しません。あとから追加はできないのでよく考えてください。
もうひとつのオプション「My NEXTサポート(907円/月)」は、パソコン全般の電話サポート・メール・セキュリティソフトがセットになったオプションですが、高いし必要ないので解除しましょう。
あとは個人情報やクレジットカード情報を入力すれば申し込み完了です。
平日の13時までに受付されれば、当日発送してもらえます。関東からの宅配便が翌日に1日で届くエリアなら申し込み翌日に使い始められます。
端末が届いた後のこと
初期設定はSIMカードを入れるだけ
初期設定は簡単で、端末のSIMカードスロットに、同封されているSIMカードを挿して、ACアダプターをつないで電源を入れるだけです。
スマホ・パソコンでSSIDを探してパスワードを入力すれば接続完了です。
解約手続きは25ヶ月目の20日まで
先の話しになりますが、解約の手続きは解約したい月の20日までに手続きしましょう。更新月以外に解約すると解約手数料がかかるので注意してください。
更新月は利用開始月の翌月を1ヶ月目として25ヶ月目なので、2020年3月に契約したとしたら2022年の5月です。5月1日~20日までに解約手続きをすれば手数料はかかりません。
以上がNEXTmobileの失敗しない申込み手順です。ぜひ参考にしてください。
公式サイト:ネクストモバイル
まとめ
ここまで無制限で使えるホームルーターは「NEXTmobileだけ」と解説してきました。
他のサイトでは、WiMAXやソフトバンクエアーを「無制限」と紹介しているところもあるので注意してください。この2つは制限があるサービスです。
ただNEXTmobileも「著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信、違法性があると判断した場合のみ速度制限、ご利用の停止を行う場合がございます。」という注意書きがあります。
違法レベルの使い方をすれば制限されることがあります。常識的な使い方をしましょう。
無制限のホームルーターを探している方は、ぜひ参考にしてください。
注意 ネクストモバイルの無制限プランは、2020年3月20日に受付終了しました。その為、当記事で紹介している内容は過去の情報になります。「こんなプランがあったんだ」という参考程度にご覧ください。