
エディオンの実店舗に行って、最新のWiMAXキャンペーンの内容をチェックした上で、おすすめしない理由を解説しています。
- エディオンのWiMAX+5G契約はどうなの?
- エディオン独自の特典とかあるの?
- 他社と比べて料金や条件的に良いの?悪いの?
↑こういう不安や疑問にお答えします。
当記事では、ネットには掲載されていない実店舗のキャンペーンの内容や条件を元に詳しく解説しています。公式サイトの条件だけで評価・比較してるページよりも絶対に有益です。
公式サイト:WiMAX+5G|エディオンネット
目次
エディオンのWiMAX(KuaLnet)について
エディオンで契約できるWiMAXは、エディオンネットが運営するKuaLnet(クオルネット)というサービスです。エディオングループの100満ボルトで契約できるWiMAXも同様です。
WiMAXを契約できるエディオングループの店舗は、全国に400店舗以上あります。通信回線やデジタル機器に詳しくない人にとって、「店員さんの話を直接聞ける」というのはメリットです。
訪問したのは2021年9月です。時期や店舗によって割引内容・条件が異なる場合があります。予めご了承ください。(再訪して最新情報に随時更新します。)
エディオンWiMAXのキャンペーン【2021年9月版】
エディオンWiMAXは、2021年9月時点「5Gスタートキャンペーン 最大33,000円分還元」を実施しています。要点は以下の5点です。
- 対象プランは「3年」のみ
- 端末代の支払い方法は「36回の分割払い」
- 還元は同時購入する家電製品の値引き
- ホームルーター(L11)は最大額の33,000円
- モバイルルーター(SCR01)だと還元額は22,000円になる
還元額の33,000円という数字だけ見ると、「すごいお得かも!?」と感じますが、実際には色々条件が付いています。特に「家電製品の値引き」というのが痛いです。
エディオンWiMAXをおすすめしない3つの理由
エディオンWiMAXをおすすめしない理由は、以下の3点です。
- 還元を受けるには家電製品を買わなきゃいけない
- 3年契約なのに端末代(21,780円)がかかる
- 3年以内に解約すると違約金+端末代がかかる
ひとつずつ詳しく解説します。
【理由1】還元を受けるには家電製品を買わなきゃいけない
エディオンWiMAXの特典は、「WiMAXの契約と同時に購入する家電製品の値引き」ですから、家電製品を買わないと特典を受け取れません。
欲しい家電を33,000円若しくは、22,000安く買えるわけですから「すごくお得」ですが、WiMAXの料金が安くなるわけではありません。
私の行った店の店員さんに聞くと、「コンセントに挿す電化製品ならなんでもいい」と言ってましたので、パソコンなどのデジタル家電だけでなく、電子レンジや掃除機など白物家電もOKです。
例えば、45,000円の「ダイソンのコードレス掃除機」をWiMAXと同時購入するとしたら、33,000円引きの12,000円で買えるわけです。
でも、WiMAXの月額料金や端末代は、100%実費負担になります。そして、少なからずWiMAXの費用以外の実費負担が発生します。
新生活を初める人や、必要な家電がある人ならいいですが、私はお得だとは思えません。
(購入した家電を新品の状態で転売できれば現金化できますが、面倒ですよね。)
【理由2】3年契約なのに端末代(21,780円)がかかる
エディオンWiMAXは「2年契約・期間条件なし」でも契約できますが、キャンペーン特典を受け取るには「3年契約」が条件です。
そして、他の3年契約のプロバイダは「端末代0円が当たり前」ですが、エディオンだと端末代21,780円を全額実費負担しなきゃいけません。
事実、ネットで申し込める3年契約の以下のプロバイダは、端末代が0円です。
(詳しい条件等はWiMAXキャンペーン 比較をご覧ください。)
- GMOとくとくBB
- カシモWiMAX
- Vision WiMAX
- Broad WiMAX など
この中で一番条件が良いのがGMOとくとくBBで、10,000円の現金キャッシュバックがついています。さらに、端末代21,780円が無料ですから、特典総額は実質31,780円になります。
エディオンWiMAXの特典は「最大33,000円」ですが、GMOとくとくBBとの差は実質1,220円です。
お得なキャンペーンを選ぶには、特典額だけでなく端末代も確認しないといけません。
【理由3】3年以内に解約すると違約金+端末代がかかる
エディオンWiMAXで特典を受け取るには「端末代の分割払い」が条件です。
金額は605円の36回払いなので、3年以内に解約すると残債を一括で払うことになります。プラス違約金が10,450円かかります。
例えば2年(24ヶ月)で解約すると、残債605円×12回+違約金10,450円=17,710円になります。
解約しなければ払うことはないですが、「3年使い続けるかわからない」方にはリスクになります。
【まとめ】WiMAXの料金が安くならないし条件が細かい
エディオンWiMAXをおすすめしない理由
還元額は高額でも家電の同時購入が必須で「WiMAXの料金が安くならない」のと、3年契約・端末代の分割払いなど「条件が細かい」からです。
今「どうしても必要な家電製品がある方」に限れば、33,000円安く買えるのでお得ですが、そうでない方はエディオンWiMAXよりおすすめのWiMAXプロバイダで紹介している2社がおすすめです。
ないワケじゃないエディオン WiMAX 3つのメリット
エディオンでWiMAXを契約するメリットはこの3つです。
- 即日受取・即日開通
- エディオンカード支払いで220円/月割引
- Wi-Fiサービスが無料
それではメリットもひとつずつ詳しく解説していきます。
1.即日受取・即日開通
WiMAXをネットから申し込むと、どんなに条件が揃っていても早くて翌日です。
それがエディオンなら即日受取・即日開通が可能です。
これはエディオンをはじめ家電量販店の店頭でWiMAXを契約するメリットです。
2.エディオンカード支払いで220円/月割引
これはエディオンならではの特典で、他の家電量販店にはないメリットです。
加入月の月額料金は割引き対象外なので、3年契約で220円×36回=7,920円お得にWiMAXが使えます。
ただ、最安のGMOとくとくBBとの差が約3万円ですから、約8千円差し引いても22,000円も高いです。
3.Wi-Fiサービスが無料
KuaLnet Free Wi-Fiプレミアムは、公衆無線LANサービスでWiMAX端末がなくても以下のマークの付いているWi2エリアとUQ Wi-Fiエリアでインターネットに接続できます。
(それぞれのエリアチェックはこちら UQ Wi-Fi|Wi2 300※)
※Wi2 300のエリアマップを開きます。ベーシックエリアのうちBBモバイルポイントのアクセスポイント(mobilepoint)のみ本サービスではご利用いただけませんのでご注意ください。
オプションエリアのアクセスポイント(Wi2premium,Wi2premium_club)については全てご利用いただけます。
飲食店、カフェ、コンビニ、スーパー、ドラッグストア、GS、駅、空港、新幹線など街のいたるところで利用できます。
IDとパスワードさえあれば、WiMAX端末がなくても使えるのが一番のメリットで、通信量・速度制限はありません。
UQ WiMAXのUQ Wi-Fi プレミアムと同じ
KuaLnet Free Wi-Fiプレミアムは、名前が違うだけでUQ WiMAXのUQ Wi-Fiプレミアムと同じサービスです。エディオンと同じようにUQ Wi-Fiプレミアムを名前を変えて提供しているプロバイダーは以下の通りです。
プロバイダー | Wi-Fiサービス名 |
---|---|
YAMADA Air Mobile WiMAX | YAMADA Wi-Fiプレミアム |
BIC WiMAX | Wi-Fi+プラス プレミアム |
DIS mobile WiMAX | DiS Wi-Fi プレミアム |
nojima WiMAX | nojima Wi-Fiプレミアム |
KT-WiMAX | KT Wi-Fi プレミアム |
家電量販店で集客してるプロバイダーが無料でUQ Wi-Fiプレミアムが利用できるようにしていることが分かります。
一方、インターネットをメインに集客してるプロバイダーは、公衆無線LANのオプションが無いところが多く、あっても有料オプションにしています。
プロバイダー | Wi-Fiサービス名 | 料金 |
---|---|---|
GMOとくとくBB | Wi-Fi(公衆無線LAN) | 398円/月 |
So-netモバイルWiMAX | なし | ― |
BIGLOBE WiMAX | BIGLOBE Wi-Fi | 275円/月 |
@nifty WiMAX | なし | ― |
hi-ho WiMAX | hi-ho Wi-Fi by エコネクト | 398円/月 |
Broad WiMAX | Broad Wi-fi by エコネクト | 399円/月 |
カシモWiMAX | なし | ― |
DTI WiMAX | なし | ― |
UQ Wi-Fiは新幹線の車内やコンコース、待合室で利用できるので、移動中もネットに繋いで仕事しなきゃいけない人は、このサービスが無料なのはお得です。
【結論】エディオンにもメリットはあるけど料金の高さを補えない
エディオンの3つのメリットを詳しく知っていかがでしたか?
- 即日受取・即日開通
- エディオンカード支払いで220円/月割引
- Wi-Fiサービスが無料
料金面でのメリットは、エディオンカード払いの月々220円の割引と、有料だと398円/月必要なWi-Fiサービスが無料という点で、1ヶ月あたり618円、3年分で22,248円です。
即日受取・即日開通に関しても、ネットから申し込んで当日発送・最短翌日開通の販売店も多いので、「なにがなんでも今すぐ必要!」というケースじゃない限りメリットとは言えません。
というわけで、エディオンのWiMAX(KuaLnet)はおすすめできないという結論になりました。
ここからは、エディオンより安くWiMAXが使える販売店・キャンペーンを紹介します。
エディオンWiMAXよりおすすめのWiMAXプロバイダ
2022年6月現在「WiMAX+5Gを最安で使える」キャンペーンは、GMOとくとくBBです。
下表の通り実質月額※で比較すると、GMOとくとくBBが3,649円で業界最安です。
順位 | サービス名 | キャッシュバック | 実質月額 | 端末代 | 実質費用 | オプション | 利用期間 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | GMOとくとくBB | ▲23,000 | 3,649 | 21,780 | 131,374 | 1,100 | 3年 |
2位 | カシモWiMAX | ▲5,000 | 4,248 | 0 | 152,938 | 1,100 | 3年 |
3位 | DTI | ▲21,780 | 4,328 | 21,780 | 112,530 | 1,100 | 2年 |
4位 | BIGLOBE | ▲5,000 | 4,549 | 0 | 113,723 | 1,100 | 2年 |
5位 | Vision WiMAX | ▲5,000 | 4,631 | 18,480 | 111,149 | 1,100 | 2年 |
6位 | UQ WiMAX | 4,638 | 5,940 | 115,940 | 1,100 | 2年 | |
※実質月額とは、月額料金・端末代・事務手数料・解約金・残債など使用期間中にかかる全ての費用の合計から、キャンペーンの還元額を引いた実質費用を使用月数で割って算出した金額です。 |
GMOとくとくBB+5Gプランのメリット・デメリット
GMOとくとくBBの5Gプランは、実質月額が安いのが最大のメリットですが、他にも申し込む前に知っておくべきメリット・デメリットがあります。以下ご覧ください。
メリット
- 実質月額が最安の3,649円/月
- 1年後に23,000円のキャッシュバックが受け取れる
- 7月から高額な違約金がなくなった
- 1年・2年の利用でも実質月額が安い
デメリット
- キャッシュバックを受け取れるのが1年後
- 36ヶ月未満の解約だと端末代の残債の支払いがある
- 2つのオプションプランへの加入が必須※
2022年7月から最大20,900円だった違約金が一律1,100円になって使いやすくなりました。端末代が有料になりましたが、月々の負担額は変わりません。
※加入必須のオプションは、利用料が2ヶ月無料なのでサービス開始後に解約手続きすれば、課金されることはありません。
GMOとくとくBBは『1年・2年利用』でも意外と安い
GMOとくとくBBのWiMAX+5Gプランは、2022年7月にリニューアルして違約金が安くなりました。
リニューアル後(2年契約) | リニューアル前(3年契約) |
---|---|
・1,100円 | ・12ヶ月以内:20,900円 ・13~24ヶ月以内:15,400円 ・25ヶ月目以降:10,450円 ・更新月以降:10,450円 |
違約金が最大20,900円から1,100円に大きく減額されました。(自動更新もなくなったので3年目以降は違約金不要です。)
その影響で1年・2年で解約しても、以下の通り実質月額が安くなりました。
サービス名 | キャッシュバック | 実質月額 | 端末代 | 実質費用 | オプション | 利用期間 |
---|---|---|---|---|---|---|
GMOとくとくBB | ▲23,000 | 3,597 | 6,050 | 93,534 | 1,100 | 26ヶ月 |
GMOとくとくBB | ▲23,000 | 3,496 | 15,015 | 45,442 | 1,100 | 13ヶ月 |
26ヶ月目は解約違約金(1,100円)が不要になる月、13ヶ月目はキャッシュバックを最短で受け取った月 |
端末代は36回払いなので、解約時期に応じて残債を払うことになりますが、23,000円のキャッシュバックで相殺できるので、実質月額は上表の通り非常に安いです。
基本的には、端末代を払い終える36ヶ月まで使うのがスマートですが、1年・2年で解約しても「高くならない」と言うのは、大きなメリットです。
残債を払いたくないならBIGLOBE WiMAXがおすすめ
端末代の残債を払いたくない方は、SIMカードのみで契約できるBIGLOBE WiMAXがおすすめです。
端末はメルカリ・ヤフオクなどで、中古を自分で購入(8千~1.2万円くらい)することになります。
上画像には「5,000円キャッシュバック」とありますが、SIMのみ契約だとキャッシュバックはありません。月額料金は、初月0円・1ヶ月目1,166円・2ヶ月目以降4,015円です。
端末を1万円で買えたと仮定して、1年(12ヶ月)使うと実質月額は下表の通り4,551円になります。
サービス名 | キャッシュバック | 実質月額 | 端末代 | 実質費用 | オプション | 利用期間 |
---|---|---|---|---|---|---|
BIGLOBE (SIMのみ) |
なし | 4,551 | 10,000 | 54,616 | 1,100 | 12ヶ月 |
端末セットだと、5,000円のキャッシュバックはもらえますが、端末代で21,912円かかるので、端末代で約17,000円かかります。
端末を自分で買うのは手間ですが、「端末セットの1年利用」より確実に負担額が減ります。それに、SIMカードのみの契約の方が、月額料金が少し安いです。
まとめ
エディオンのWiMAX(KuaLnet)は、特典額が最大33,000円と高額ですが、家電製品の同時購入が条件で、他のプロバイダーなら0円の端末に21,780円もかかるので話になりません。
ここでおすすめしてるGMOとくとくBBなら、現金キャッシュバックがあって実質月額が安いです。BIGLOBE WiMAXならSIMのみの契約もできます。
即日開通やエディオンカード支払いでの割引、無料の公衆無線LANなどメリットはあるものの、デメリットを覆すほどではありませんでした。
WiMAXはどの販売店で契約しても、回線はUQコミュニケーションズの通信網なので、通信品質やサービスの基本条件は同じなので、特典が多い・料金が安い販売店で契約するのが鉄則です。